教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

学校選択の変化 (9) 桜蔭

2006-08-04 06:48:14 | Weblog
◇超優秀性が桜蔭に集結することの意味は?慶應中等部が昨年2月3日に試験日をシフトしたことで、超優秀性がいろいろな学校に分散しなくなった。これは何を意味するのだろうか。

◆2003年データ 桜蔭の併願志望多い順(6番まで抽出)
女子学院・浦和明の星①・豊島岡女子③・渋谷幕張①・豊島岡女子②・慶応中等部

◆2004年データ 桜蔭の併願志望多い順(6番まで抽出)
豊島岡女子①・浦和明の星①・渋谷幕張①・慶応中等部・豊島岡女子③

◆2005年データ 桜蔭の併願志望多い順(6番まで抽出)
浦和明の星①・豊島岡女子①・渋谷幕張①・豊島岡女子③・豊島岡女子②

◆2006年データ 桜蔭の併願志望多い順(6番まで抽出)
豊島岡女子①・浦和明の星①・豊島岡女子③・渋谷幕張①・豊島岡女子②

◇各エリアでいわゆるトップ校が併願校として選択されている。桜蔭志望者の選択嗜好性はこれ以上でも以下でもない。当然と言えば当然。2003年のサンデーショック時に女子学院が、これまた当然ながら併願校として選択された。桜蔭志望者にとって、東京エリアでは、御三家に対抗できるエクセレント女子校は豊島岡女子以外にがないということか。

◇他の女子校がもう少し頑張らないと、21世紀をリードする女子の考え方に偏りが生じるのではないか。あるいは超個人主義がベースになり、タレントをリーダーとして生かさないケースがでてきたらもったいない。

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