教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

堀江社長と政治?

2005-08-17 07:42:36 | グローバリゼーション
堀江社長の社長日記
には、まだ昨日までの選挙出馬に関する
記事がアップされていない。(17日朝7時の段階では)

ほぼ毎日書いているのに珍しい。
悩んでいるというパフォーマンスか
書けない高度な政治上の問題が
あるのか。

自民と民主の争奪戦は
例によって堀江社長のマスメディアを
逆利用した大PRという見方もあるだろう。

金融関連や通信関連、税金関連、商法関連の法律の
障壁を突破して、自社に有利な展開を
促すには絶好のチャンスという見方もあるだろう。

しかし、堀江社長がやるまでもなく、
ファンド資本主義は進化する。
政治で費やす時間コストを考えると
堀江社長には政治は無用ではないか。

商業資本主義→植民地化→第1次原始的蓄積→産業革命→
農地独占vs.過剰労働→第2次原始的蓄積→製造業→
化石燃料争奪戦争→産業資本主義→第3次原始的蓄積→
サービス業→知識(ファンド)資本主義→第4次原始的蓄積→
→平和維持→クリエイティブ・クラス→第1次協働的蓄積→・・・

上記のように資本主義が戦争を生み出してきたのは
資本主義のプロセスであって、
最終的には経済という紛争解決手段が平和を創りだす。

アダム・スミス、ヘーゲル、アインシュタイン。
徹底的に自立/自律した個人の経済活動が、
大きな平和のベクトルを生み出すという
ブラウン運動市場時空の保障が21世紀の政治だ。

このような市場時空の保障には、対話的な経済交渉
が持続可能でなければならない。この保障形成に向けた
政治については堀江社長は
誰かに任せ、その間に自分は大いに儲けるというのが
資本主義家の真骨頂ではないだろうか。

21世紀の政治はNPO的にならざるを得ない。
政治はあくまでも平和的な紛争解決手段としての
経済が機能するように保障するだけだ。
それが「小さな政府」であり、ニュートン金融
からアインシュタイン金融に徹底的にシフト
するのである。

もっともNPO的政治家を選択するか
真の資本主義家でい続けることを選択するかは
堀江社長の
意志決定の問題である。


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