教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

クオリティ教師のタイプ

2005-07-25 11:05:07 | 教師
教師音楽会で感じたことは、
質の高い教師(クオリティ教師と呼ぶことにしたい)
には2種類いるなということである。

司会を演じていた2人の先生と
ポップスを演じていた2人の先生は
実にコラボレイトが得意であった。

自分の世界に巻き込むタイプ。

クラッシクを演奏する先生方に共通しているのは
深さ、孤独、自己への沈潜などなどの言葉が浮かんだ。

自分の世界に入りながら、自分の世界を拓いていくタイプ。

巻き込むタイプは、巻き込まれながら生徒は影響を受ける。
多くの生徒が影響を受けるだろう。

自己沈潜タイプは、多くの生徒に影響を与えないかもしれないが、
少数の生徒には影響を与えるのではないだろうか。
そしてその影響は人生を変えるほどの力を持っている場合が多いのでは
ないだろうか。

いくつかの学校は、複数の先生が参加していたが、
この2つのタイプの先生方が存在していた。

クオリティースクールとかエクセレントスクールとか
呼んでいる私学には、このような多くのタイプの
クオリティ教師が教育活動をしているのだろう。

教師音楽会

2005-07-25 06:10:55 | 教師
第2回教師音楽会が
昨日(7月24日)東京女学館で行われた。

桜丘、東横学園、洗足学園、横浜山手女子、
早稲田、栄光、関東学院、帝京大学中学校
といった学校の先生方が、

プロ顔負けの演奏を披露。

また、大妻とトキワ松から司会役の先生が登場。

関東学院のオーケストラ部の有志の生徒たちがステージ
の構成を手伝った。

富士見丘(横浜)のボランティア委員会の生徒たちは
チャリティー募金の協力をした。

演奏する先生方は、それぞれの世界を持っていて、
なるほどこういう先生方がいる学校というのは
芸術的感覚の影響を生徒たちに強烈に与えるだろう。

数学の先生がピアノを弾いたり、
物理の先生が弦楽器を奏でたりと
授業の奥行きが見えた。

また司会役の先生方のコメント力もまた
何かを納得させられた。

ステージを構成する生徒たちを指導する先生、
生徒のボランティア活動を支援する先生には
クリエイティブな活力を感じた。

会場の東京女学館のホールもまた
教育空間の大切さを思い知った。

教師音楽会は、創造的な才能を持った教師が
どういう学校にいるのかを知るよい機会
なのではないだろうか。