みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

GMがデット・エクイティ・スワップ(債務の株式化)を要請か - VIX恐怖指数も急降下、市場心理改善

2008-11-30 | 注目投資対象・株価の推移
日本経済新聞がWSJ電子版の報道を伝えています。
これは100%間違いなく好材料です。

金融市場のルールの範囲内で自力の財務改善ができますし、
債権者側にとってもメリットが大きいです。
渋る有権者の意向を気にする議会よりも
遥かに機動的に事態を動かせるでしょう。

(注:危機から脱する訳ではありません)

直近1年の豪ドルの推移
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=audjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m

 → 久々に穏やかな動きでした。
   61~63円の狭いレンジでの値動き。
   為替の動きがばらついてきて、
   それぞれの通貨の新しい実力が見えてきそうです。

▽ infoseek にドル円20年チャートあり。
http://finance.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1001

先週は持ちこたえたばかりか、
(戸惑いながら?)上伸すらしました。
一旦ショートを買い戻す動きが出そうです。

土曜日に面白い報道が出ていました。

GM、債権者に債務株式化を要請 米紙報道(日本経済新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081129AT2M2901J29112008.html

”米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は28日、政府支援要請中
 の米ゼネラル・モーターズ(GM)が債権者に対し、債務を新株と交換す
 る「債務の株式化」を要請していると報じた。負債軽減で財務体質を改善
 し、政府に自助努力を訴える狙いもあるとみられている。
 同紙によると、債務の株式化などによる負債削減策を12月2日までに米議
 会へ提出する再建計画に盛り込むことを検討している。GMが米連邦破産
 法11条(日本の民事再生法に相当)適用を申請した場合、債権者は大幅な
 債権カットを求められる可能性が高い。GMは、債務の株式化の方が債権
 者にとって有利であると説明しやすいと判断しているもようだ。”

 → これは「おおっ!!」という感じでした。
   冒頭で書いたように、期待できる動きです。

   それにしても今世紀初頭の日本企業の苦境を
   しみじみと思い出しますよ。
   立場は変われば変わるものだ。。

投資家の不安心理映すVIX指数、4日間の低下幅が過去最大に(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200811270035.html

”投資家の不安心理を映すシカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティ
 リティー(VIX)指数は26日、5.98ポイント(9.82%)低下
 して54.92となった。
 今週は感謝祭の休日で営業日が1日少ないが、リスク認識の後退を反映し、
 同指数のここ4営業日の低下幅は過去最大となった。
 過去4営業日に同指数は合わせて25.94ポイント低下している。先週
 20日には過去最高水準の80.86に上昇していた。
 26日のS&P総合500種指数は30.29ポイント(3.53%)高
 の887.68で引けた。
 ニューヨークのオンライン情報サイト、ワッツトレーディング・ドット・
 コムのオプションストラテジスト、フレデリック・ラフィー氏は「VIX
 指数の急低下は、特に金融セクターについてのリスク認識の劇的な変化を
 反映している」と指摘した。”

 → 理由はよく分かりませんが、
   小康状態に入りつつあります。
   悪材料でも売り切れなくなった、というところでしょうか。

第4四半期の米銀評価損、約440億ドルの見通し=オッペンハイマー(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200811260127.html

”オッペンハイマーのアナリスト、メレディス・ホイットニー氏は顧客向け
 リポートで、米主要銀行が第4・四半期におよそ440億ドルの評価損や
 損失引当金を計上するとの見通しを示した。
 また、米財務省の不良資産救済プログラム(TARP)からの資本注入に
 ついて、銀行セクターの成長を刺激することはなく、各行のバランスシー
 トの穴埋めに投じられるとしている。
 2009年末から適用される会計基準の変更により、1年間で250億ド
 ルの追加引当金が必要になると指摘。TARPによって調達した資本の多
 くはクレジットカード事業の損失引き当てに使われ、貸し出しに回る部分
 は少ないとの見方を示した。
 同氏は純評価損や信用悪化、TARPなどの資本調達に伴う優先株配当支
 払いを反映し、2008年と09年の主要金融機関の利益見通しを平均で
 17%引き下げた。”

 → 安心するのはまだ早い、という報道です。
   これがいつ出てくるのか、
   そして市場の予測を上回るか下回るか。
   前途多難であることは依然として変わっていません。

    ◇      ◇     ◇     ◇

注目銘柄です。
今週の市況はショートの買い戻しを予想します。

ショートポジションを決済するとともに、
短期的な底打ち感の出てきたホンダ・マツダ・昭和シェルの
ロングポジションを構築する戦略とします。
(これは長期のポジションではありません)

  【住友金属鉱山(東証一部 5713)の株価推移】 > ショート

 [9月29日] [11月28日]
 1,152円 → 908円 ▽ 244(+21.2%)

  【住友化学(東証一部 4005)の株価推移】 > ショート

 [10月11日] [11月28 日]
   375円 → 333円 ▽ 38(+10.1%)

  【新日本製鐵(東証一部 5401)の株価推移】 > ショート

 [9月29日] [11月7日]
   429円 → 297円 ▽ 132(+30.8%)

  【日立建機(東証一部 6305)の株価推移】 > ショート

 [10月3日]  [11月28日]
  1,973円 → 1069円 ▽ 904(+45.8%)

  【昭和シェル石油(東証一部 5002)の株価推移】

 [7月14日]  [11月28日]
  1,175円 → 790円 ▼ 385(-32.8%)

  【富士重工(東証一部 7270)の株価推移】

 [11月4日]  [11月28日]
   355円 → 287円 ▼ 66(-18.6%)

「鉄鋼・機械など重厚長大のシクリカル銘柄は
 そう簡単に回復することはできないでしょう」

見方は変わりませんが、
マーケットはかなりの悪材料を織り込みました。

短期的には上に戻しやすいでしょう。

富士重が急反落、債権取立て不能など発表を嫌気(サーチナ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081127-00000043-scn-biz

”富士重工業が4日ぶりに急反落。東証一部市場値下がり率ランキングで5位
 となっている。後場下げ幅を拡大し36円安の284円まで下げている。27日前
 引け後に、「取引先である米エクリプス社が11月25日付で米連邦破産法11
 条の適用申請を行ったことに伴い、債権の取り立て不能または取り立て遅
 延及び資産の毀損が発生する恐れが生じた」と発表したことが嫌気されて
 いる。
 エクリプス社は小型ジェット機の開発・製造・販売を手がける。富士重の
 エ社に対する債権及び資産は、売掛債権23億5500万円、出資金4億7500万
 円、棚卸し資産65億8400万円。富士重は「今後予定されるエ社の債権者説
 明会などの結果を踏まえ、対応を図るとしており、取り立て不能・遅延及
 び資産の毀損額は精査中だとし、業績予想値の修正が必要なら速やかに公
 表する」とコメントしている。”

 → これにはさすがに驚きました。
   株価は意外に下がりませんでしたが、
   いずれにせよ不透明感が強まりましたので、
   ポジションは縮小した方が良いでしょう。
   昭和シェルの方が安心して見ていられます。

富士重の10月世界生産は+0.1%、国内生産は+9.2%(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200811270041.html

”富士重工業が27日発表した10月の世界生産実績は、前年比0.1%増
 の5万3595台だった。国内生産は同9.2%増の4万5787台、輸
 出は同16.2%増の2万4797台だった。”

 → 数値は健闘しているとの観があります。
   ただ、特殊要因を調べていないので悪しからず。

    ◇      ◇     ◇     ◇

  【 いとすぎの為替ポジション 】

両建てを継続中で、暇です。。

必ず上か下に出てくるので、
その瞬間が好機です。

 2008/11/11 65.78 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
 2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×5

    現在 > 62.60 豪ドル/円 (損益78%)

  ▼ ポジション解消済み
 2008/11/06 65.33 AUD/JPY Lev ×4
 2008/10/29 61.08 AUD/JPY Lev ×5
 2008/10/24 58.49 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
 2008/10/17 70.33 AUD/JPY Lev ×6 (ショート)
 2008/10/10 63.58 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
 2008/10/06 77.21 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
 2008/09/30 83.32 AUD/JPY Lev ×4
 2008/10/01 83.65 AUD/JPY Lev ×3
 2008/10/02 82.58 AUD/JPY Lev ×3
 2008/09/19 87.10 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
 2008/09/18 84.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
 2008/09/20 89.04 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
 2008/09/12 88.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
 2008/09/11 87.58 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
 2008/09/10 85.29 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
 2008/09/01 92.84 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
 2008/08/28 94.43 AUD/JPY Lev ×10
 2008/08/11 94.12 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
 2008/08/05 99.18 AUD/JPY Lev ×5.0 (ショート)
 2008/08/04 99.98 AUD/JPY Lev ×5.0 (ショート)
 2008/07/16 101.87 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
 2008/07/15 104.40 CAD/JPY Lev ×5.0 (ショート)

 …以下省略…


「資源国通貨の時代は終わりました。
 豪ドルは今後、主としてショートの対象となるでしょう」

中長期的な見通しは変わりません。

「下方圧力がやや緩和、
 57~67円/豪ドルのボックス圏か」

短期的な見通しは以上のように変更します。
65円を超えてきたらショートの好機と考えます。

※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
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