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『週刊エコノミスト』6月16日号 - 日本だけが「年収が横ばい」、先進国で「一人負け」が鮮明

2020-06-12 | 『週刊エコノミスト』より
今週の週刊エコノミストは特集「コロナデフレ」。
愚昧なリフレ・カルトは金融政策でデフレ脱却できるなどと
散々トンデモを垂れ流していたが、いまだに謝罪の言葉がない。

厚顔無恥で無責任なリフレ・カルトを嘲笑うように
今夏の特集では日本経済が先進国で一人負けの状況にあり
日本だけ年収が碌に上がっていないという惨状は鮮明である。
(18頁参照のこと)

リフレ・カルトは漸く大人しくなりそうだが、
他方ではまた厄介で別の意味で無責任な「MMTカルト」が台頭、
こちらも流言飛語を撒き散らして愚民大衆を騙して売文に勤しんでいる。。
(遠からず経済史家に嘲笑されることになるだろう)


コロナ禍に関する数少ない朗報として紫外光LEDのレポートもある。
ウィルス不活性化の効果があると確認されて一躍時代の寵児に、
市場分析や成長性は不明確だが来たるべき第二波を受けて
市場からもメディアからもこれから大いに注目を浴びそうである。

『週刊エコノミスト』2020年 6/16号


興味深いのは68頁「先行者利益を得るのは一握り」。
SNSは典型的なウィナー・テイク・オール(勝者総取り)で
フォロワーの数は完全に寡占状態にあるとか。

……きっとAIやDXの世界も同様ではないだろうか。

    ◇     ◇     ◇

週刊ダイヤモンド「融資先危険度」特集は時宜を得ている。
ただ矢張り金融に偏り過ぎというきらいはあり、
(金融は打撃が鮮明になるまでもう暫くかかるだろう)
もう少しバランスをとった方が良かったのではないか。
その意味では次号に期待したい。

『週刊ダイヤモンド』2020年6/13号 (銀行vsコロナ倒産 融資先危険度ランキング)


田中泰輔氏は「今はまだ危機サイド」「中期ではリスクオフ」との見解。
秋以降にリスク容要因が目白押しという指摘で当ウェブログも同様の見方である。

    ◇     ◇     ◇     ◇

東洋経済の特集「コロナ経済入門」は焦点がボケている。
編集部も何が「入門」に相応しいか手探り状態なのであろう。

少し前には大慌てで悲観一色だったユニクロ会長が
株価が戻すと途端に元気を取り戻すのが興味深い。

『週刊東洋経済』2020年6/13号 (コロナ経済入門)


佐藤優氏のコラムは相変わらず、官邸の方を向いている不思議な内容だ。
既にレイムダックになっている安倍が北方領土交渉を打開できる訳がなく、
安倍もプーチンも支持率が低下して問題棚上げと言うのが関の山であろう。

    ◇     ◇     ◇     ◇

次週の注目もダイヤモンド、愈々最も厳しい分野に入ってきた。。

▽ 矢張り欧米と同じく、「ウーバーイーツ35%、出前館40%」という高額手数料の問題が浮上

『週刊ダイヤモンド』2020年6/20号 (コロナ倒産連鎖 「衣・食・泊」存亡ランキング)


▽ 比較すると東洋経済特集が暢気に思える

『週刊東洋経済』2020年6/20号 (電機の試練)


▽ エコノミストは定期的に出る地銀特集

『週刊エコノミスト』2020年 6/23号

マーケット関連としては、市岡繁男氏の「80年周期で来る超インフレ」が重要。
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