真山仁氏の『ハゲタカ』の登場人物は公共精神の強い「国士」ですが
現代日本にいるハゲタカは全く違う種類の生物で、
「社会正義を騙って身内集団に利益誘導し、
自らの偏向や不公正を平然と無視する」
というみっともない方々が殆どです。
財政審:医師会、社会保障費削減に反対(毎日新聞)
http://mainichi.jp/life/money/news/20090519k0000m020106000c.html
”財政制度等審議会(財務相の諮問機関)が18日開かれ、日本医師会の中川
俊男・常任理事が出席し、医療費削減に反対の立場で持論を展開した。社会
保障費削減を主張している財政審に、主張が対立する医師会の代表が出席し
たのは初めて。
中川常任理事は、「02年度以降の医療費抑制が、病院閉鎖や医師不足の原
因。社会保障費削減の計画を撤回し、診療報酬を引き上げるべきだ」と述べ
た。具体策として、高齢者を中心に患者の自己負担を引き下げ、医師不足解
消のため診療報酬の引き上げを提言。財源として必要な約9兆円は、消費税
を11.5%程度に引き上げることで穴埋め可能だと指摘した。
財政審の委員からは「開業医に偏っている報酬の配分見直しで対応すべきだ」
などの批判が続出。西室泰三会長は会見で「医療ユートピア論という印象を
受けた」と医師会の提言を酷評した。【斉藤望】
毎日新聞 2009年5月19日 0時23分”
→ 日本医師会が日本の医療を代表する組織だというのは
とんでもない大間違いです。
正確には「開業医のための圧力団体」に他なりません。
勤務医の苦境を責任転嫁するのみならず、
開業医と勤務医で診療報酬が驚くほど違うのも無視し、
消費税6%分が自分たちに流れるように画策するその態度は、
偽善的と言われても反論できるでしょうか。
開業医がどのような家に住み幾らの車に乗っているか
国民は皆知っている。
「我々に資産課税しても良いから、医療予算を増やしてくれ」
というのが正しい交渉の仕方であろう。
消費税上げ全額社会保障に=首相が強調-補正審議、衆院予算委でスタート(時事通信)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/government/jiji-090507X014.html
”衆院予算委員会は7日午前、麻生太郎首相と全閣僚が出席し、追加経済対策
の裏付けとなる2009年度補正予算案の実質審議に入った。首相は、消費
税率を引き上げた場合の使途について「社会保障関係(予算)の漸増は長期
的に間違いないという前提で考えなければならない」と述べ、全額社会保障
費に充てる必要性を重ねて強調した。
これに関連し、与謝野馨財務・金融・経済財政相は「一銭たりとも行政の肥
大化に使わせない。それなら国民に理解されるのではないか」との認識を示
した。自民党の園田博之政調会長代理への答弁。
また、首相は補正予算案に関し「景気の底割れ防止、安心・安全、活力の実
現、未来の成長力強化につながる施策を織り込んでいる。一刻も早い成立が
極めて重要だ」と述べ、野党に協力を要請。北朝鮮の拉致、核、ミサイル問
題については、「6カ国協議を通じた日朝、米朝会談もある。こうした枠組
みの上に立ち、粘り強く交渉し、北朝鮮の動きを引き出すべく努力したい」
と述べた。いずれも自民党の町村信孝前官房長官への答弁。”
→ やれやれ、ここでもハゲタカが争奪戦を始めそうです。
社会保障給付になど使われてしまったら
日本の内需衰退は決定的です。
できるだけ雇用創出に使って社会保障財源を支え、
貴重な税源を社会で循環させなければならないのを、
なぜ理解できないのでしょうか。
独法・公益法人向け、補正予算の2割支出 天下り先多く(日本経済新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090510AT3S0103P09052009.html
”2009年度補正予算案に盛り込まれた独立行政法人や公益法人への支出が全体
の約2割にあたる2兆8554億円に上ることが民主党の資料請求で明らかになっ
た。支出先の独立法人や公益法人への天下り在籍者は906人で、使い道が不
透明になりやすい基金への資金投入も目立つ。民主党は衆参の予算委員会で
無駄遣いを追及する方針だ。
政府提出資料を民主党が集計した。補正予算のうち独立行政法人には経済対
策費の11%にあたる1兆5610億円、公益法人には9%にあたる1兆2944億円そ
れぞれ支出した。基金を活用する事業も多く、新設も含め58基金に4兆6342
億円を投じる。”
ハゲタカと言うよりハイエナですね、これでは。
補正予算に群がるハイエナはこれから集中砲火を浴びるでしょう。
ひとつでも大きなスキャンダルが発見されたら
政権与党が大敗するのは必至。
寧ろ官僚機構の徹底的な改革のためには
必要なステップなのかもしれませんが。
現代日本にいるハゲタカは全く違う種類の生物で、
「社会正義を騙って身内集団に利益誘導し、
自らの偏向や不公正を平然と無視する」
というみっともない方々が殆どです。
財政審:医師会、社会保障費削減に反対(毎日新聞)
http://mainichi.jp/life/money/news/20090519k0000m020106000c.html
”財政制度等審議会(財務相の諮問機関)が18日開かれ、日本医師会の中川
俊男・常任理事が出席し、医療費削減に反対の立場で持論を展開した。社会
保障費削減を主張している財政審に、主張が対立する医師会の代表が出席し
たのは初めて。
中川常任理事は、「02年度以降の医療費抑制が、病院閉鎖や医師不足の原
因。社会保障費削減の計画を撤回し、診療報酬を引き上げるべきだ」と述べ
た。具体策として、高齢者を中心に患者の自己負担を引き下げ、医師不足解
消のため診療報酬の引き上げを提言。財源として必要な約9兆円は、消費税
を11.5%程度に引き上げることで穴埋め可能だと指摘した。
財政審の委員からは「開業医に偏っている報酬の配分見直しで対応すべきだ」
などの批判が続出。西室泰三会長は会見で「医療ユートピア論という印象を
受けた」と医師会の提言を酷評した。【斉藤望】
毎日新聞 2009年5月19日 0時23分”
→ 日本医師会が日本の医療を代表する組織だというのは
とんでもない大間違いです。
正確には「開業医のための圧力団体」に他なりません。
勤務医の苦境を責任転嫁するのみならず、
開業医と勤務医で診療報酬が驚くほど違うのも無視し、
消費税6%分が自分たちに流れるように画策するその態度は、
偽善的と言われても反論できるでしょうか。
開業医がどのような家に住み幾らの車に乗っているか
国民は皆知っている。
「我々に資産課税しても良いから、医療予算を増やしてくれ」
というのが正しい交渉の仕方であろう。
消費税上げ全額社会保障に=首相が強調-補正審議、衆院予算委でスタート(時事通信)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/government/jiji-090507X014.html
”衆院予算委員会は7日午前、麻生太郎首相と全閣僚が出席し、追加経済対策
の裏付けとなる2009年度補正予算案の実質審議に入った。首相は、消費
税率を引き上げた場合の使途について「社会保障関係(予算)の漸増は長期
的に間違いないという前提で考えなければならない」と述べ、全額社会保障
費に充てる必要性を重ねて強調した。
これに関連し、与謝野馨財務・金融・経済財政相は「一銭たりとも行政の肥
大化に使わせない。それなら国民に理解されるのではないか」との認識を示
した。自民党の園田博之政調会長代理への答弁。
また、首相は補正予算案に関し「景気の底割れ防止、安心・安全、活力の実
現、未来の成長力強化につながる施策を織り込んでいる。一刻も早い成立が
極めて重要だ」と述べ、野党に協力を要請。北朝鮮の拉致、核、ミサイル問
題については、「6カ国協議を通じた日朝、米朝会談もある。こうした枠組
みの上に立ち、粘り強く交渉し、北朝鮮の動きを引き出すべく努力したい」
と述べた。いずれも自民党の町村信孝前官房長官への答弁。”
→ やれやれ、ここでもハゲタカが争奪戦を始めそうです。
社会保障給付になど使われてしまったら
日本の内需衰退は決定的です。
できるだけ雇用創出に使って社会保障財源を支え、
貴重な税源を社会で循環させなければならないのを、
なぜ理解できないのでしょうか。
独法・公益法人向け、補正予算の2割支出 天下り先多く(日本経済新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090510AT3S0103P09052009.html
”2009年度補正予算案に盛り込まれた独立行政法人や公益法人への支出が全体
の約2割にあたる2兆8554億円に上ることが民主党の資料請求で明らかになっ
た。支出先の独立法人や公益法人への天下り在籍者は906人で、使い道が不
透明になりやすい基金への資金投入も目立つ。民主党は衆参の予算委員会で
無駄遣いを追及する方針だ。
政府提出資料を民主党が集計した。補正予算のうち独立行政法人には経済対
策費の11%にあたる1兆5610億円、公益法人には9%にあたる1兆2944億円そ
れぞれ支出した。基金を活用する事業も多く、新設も含め58基金に4兆6342
億円を投じる。”
ハゲタカと言うよりハイエナですね、これでは。
補正予算に群がるハイエナはこれから集中砲火を浴びるでしょう。
ひとつでも大きなスキャンダルが発見されたら
政権与党が大敗するのは必至。
寧ろ官僚機構の徹底的な改革のためには
必要なステップなのかもしれませんが。