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個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

ゴールドマンサックス証券、新日鐵を「売り判断」に転換 - ターニング・ポイントとなるか

2007-02-09 | 注目投資対象・株価の推移
いとすぎが今週、最も気になった報道はこちらです。

ゴールドマンサックス証券、新日鐵を「中立」から「売り推奨」に(フィスコ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070207-00000015-fis-biz

” GSでは投資判断を「中立」から「売り推奨」へ引き下げている。鉄鋼
 セクターに対する強気のスタンスは変わらないとしながらも、同社株は
 適正水準を超えて上昇したとしており、株価上昇は利食いの好機と。”

海運などと同様に、新日鐵はここまで急角度で上がってきました。
業績期待とM&A期待、或いは高配当であろうと同じことです。
これらの材料だけで株価がいつまでも上昇することはできません。

… ということは、いつかは転換点が訪れる訳です。
それがいつか分かりませんが、留意すべきところでしょう。

   ◇     ◇     ◇     ◇

市況関連の報道を見てみます。

日本の建機二社、ロシアでの現地生産を検討(日刊工業新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070206-00000003-nkn-ind

” 日本の建設機械大手2社が、ロシアの建機需要増を背景に08年度にも
 建機を現地生産する検討を始めた。現地で油圧ショベル販売台数シェア
 1位の日立建機は「07年度上期に結論を出す」(中浦泰彦副社長)と
 し、工場建設の方針をほぼ固めた模様。同社の主力販売代理店であるT
 SC(モスクワ)と合弁工場を設立する案が浮上している。”

 → ロシア経済は相変わらず好調のようで、
   そのため日立建機に恩恵が及んでいます。
   問題は、この資源活況がどこまで続くか、です。

ネット投資家の売買頻度、急低下(日本経済新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070129AT2C2700R27012007.html

” ネット証券大手5社について調べたところ、売買の頻度を示す「売買回転
 率」が1年前の半分近い水準に下がった。個人投資家は最近の株高で株式
 売買を再び増やし始めており、短期売買から長期保有に投資姿勢が変わっ
 てきたとの見方がある。”

 → 昨年が異常だったのではないでしょうか。
   本道に戻りつつある、というところでしょう。
   マーケットの動きも全般的にじり高ですから、
   短期売買が必ずしも合理的でないからかもしれません。

   ◇     ◇     ◇     ◇

注目銘柄です。
明らかに新興市場と小型株が弱く、困ったものです。。

  【日立建機(東証一部 6305)の株価推移】

 [9月4日]    [2月9日]
 2,715円 → 3,290円 △ 575(+21.18%)

  【トーセイ(東証二部 8923)の株価推移】

  [9月4日]   [2月9日]
 112,000円 → 142,000円 △ 30,000(+26.78%)

  【シーズクリエイト(東証一部 8921)の株価推移】 ※ 昨年から継続

 [11月22日]  [2月9日]
 74,500円 → 73,000円 ▼ 1,500(-2.01%)

  【オークマ(東証一部 6103)の株価推移】

 [6月7日]    [2月9日]
 1,202円 → 1,291円 △ 89(+7.40%)

  【丸紅(東証一部 8002)の株価推移】

 [6月7日] [2月9日]
  573円 → 675円 △ 102(+17.80%)

  【新日本建物(JASDAQ 8893)の株価推移】

 [1月12日] [2月9日]
  679円 → 810円 △ 131(+19.29%)

※ 投資判断は投資家各位で行って頂けますようお願い致します。

シーズクリエイトが第3四半期決算発表とともに、
今期売上の見通しを10%増額修正しています。
今後、経常益・当期益も上方修正してくる気配が濃厚ですね。


NY原油先物60ドルに高騰、寒波で投機資金が回帰(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/archive/news/2007/02/09/20070210k0000m020032000c.html

” 原油相場は先月18日には一時、49.90ドルと1年8カ月ぶりに50
 ドルを割る水準に急落していた。だが、その後はわずか3週間で約10ド
 ルも上昇した。激しい値動きの主役とみられるのは、ヘッジファンドなど
 の投機資金。米国での記録的な暖冬に伴い、市場から逃げ出していたが、
 一転した厳しい冷え込みで暖房油在庫が予想を上回るペースで減少し、相
 場が底を打ったと見ると、市場に戻り出し、上昇に拍車をかけた。”

 → わずか2ヵ月ほどで20%以上の上下動ですからねえ。
   原油価格の先読みは本当に難しいです。

   丸紅にとっては悪い話ではありませんが、
   日本の物価にもその内に影響が出てきそうです。


~~~~~~~~(2006年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【三菱商事(東証一部 8058)】 [6月7日]  [1月12日]
                 2,220円 → 2,140円 ▼ 80(-3.60%)

【新日本建物(JASDAQ 8893)】[2月7日]  [9月1日]
                1,200円 → 645円 ▼ 555(-46.25%)
               [4月14日] [9月1日]
                 985円 → 645円 ▼ 340(-34.52%)

~~~~~~~~(2005年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【クリード(東証一部 8888)】[12月15日] [9月1日]
                578,000円 → 408,000円 ▼ 170,000(-29.41%)

【東誠不動産(JASDAQ 8923)】[12月9日]  [2月6日]
                 105,000円 → 157,000円 △ 52,000(+49.52%)

【オークマ(東証一部 6103)】[11月2日]  [4月7日]
                 1,000円 → 1,631円 △ 631(+63.10%)

【丸紅(東証一部 8002)】  [10月24日] [4月14日]
                507円 → 631円 △ 124(+24.46%)

【三菱商事(東証一部 8058)】[10月24日] [4月14日]
                2,065円 → 2,740円 △ 675(+32.69%)


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