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流出雑記 

2014/2/16

2014年02月17日 | Weblog
本番2日目
午後に少し稽古。
新長田を血肉にしようとすじそばを買ってきた。すじこん入り焼きそば。よく焼きそばの入ってる透明のプラスチックに惜しみなくぎゅうぎゅうに、キャベツもたくさん入って330円。

本番までの時間、2時間前までに食事を済ませる。一度散歩に出て1時間前に戻る。今日はまたハーブティのお店に行き、オレンジピールとオレンジフラワーとどっちにするか迷った末に両方買った。チョコレートなど甘いものを少し食べる。化粧なおす。アップする。衣装に着替える。トイレに行っておく。今回の本番までの助走の仕方。

17時開演。今日は私にとっての要人、夫、予約をくれた友達が来てくれている。客席をしっかり見るので人々の表情はわりとよくわかる。

終わってからロビーで皆さんと顔を合わせる。久々に夫の顔を見る。散髪してさっぱりしていた。

今日はいなばのレッドカレーにした。甘みがやや強い。グリーンももう一度食べたい。

その後要人が近くのイタリアンレストランで飲んでいるところにお邪魔する。上演中客席を見ていた時点でわかっていたが、やはりこの作品は要人の琴線に触れるものではなかったらしい。
普通見ないような細かなことまで見て言ってくれる。為になる部分も大いにあるけど、全部鵜呑みにはしないくらいに私も歳をとったから、好物のトリッパやほろほろ鳥を包んだクリームソースのパスタなど味わいながら参考にする気持ちで耳を傾ける。
帰って銭湯に行く途中、前に会ったことのあるフリーさんという海外のキュレーターが道に迷っているのに出くわす。ホテルの場所を探していた。ロボットの近くというので、駅前の鉄人28号までの道を途中まで案内した。

銭湯は12時までで女子風呂最後の客だった。でも牛乳を飲んで帰った。
明日でこの日々も終わる。
ひとつのことが出口に差し掛かったところで、自分が誰と何をしていくのが最適なのかと問う素振りをしてみる。
それはなんとなくもうわかっている。

要人に言われて今日最も腑に落ちたのは、私が身に付けてきた身体技法は、本音を言う方法だ、ということ。
今回やっていることは、本音は言わずにその周囲の襞、レイヤーを重ねていくようなことだから、それに要する身体の技法としては、私が身に付けたものとは真逆と言えるようなものなのかも知れない。集中じゃなくて拡散。
自分が踊り出したはじめや触れてきた演劇のことを思えばそう言われることに納得はいく。
本音を言えることは大事だと思う。
けど、本音しか言えないのは詰まらない。



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