断食してみた。
年末年始で胃がかなり疲れていた為、思い立って始めた。
断食と言っても何も食べないのではなく、レモネードと黒砂糖は適度にとる。
1日目は普段の食事から急に切り替わるので空腹感がある。黒砂糖摂取量も1日目が一番多かった。そうは言っても砂糖の塊なのでそれほどたくさんは欲しくならない。
2日目の昼、強い空腹感はない。自転車で坂を上がる途中はいつもよりペダルが重く感じられた。料理に嗅覚を使ってないから、いつもより鼻が利くだろうかと調香してみる。いつもよりどうかはよくわからなかったが、イメージに近いものはそれほど迷わず組み立てられた。
ほかにはすぐに眠くなる、常から低体温な上に体温が下がるので朝起きられないなど。
3日目の朝、起きたらちょっとふらついた。
もう1日粘ろうと思っていたが、ダーリンが昼食に卵焼きを焼くにおいと、ごはんの湯気のいいにおいにやられて、もういいやと昼過ぎに回復食のお粥を焚いた。
白粥を少しづつ食べる。米がしみじみ有り難いものに感じる。祖母の塩昆布をかじると、塩分がおいしい。黒砂糖の甘みに飽き始めていた舌は塩気と再会を果たして喜ばしく、白粥もさらにおいしい。
それにしても料理をする時間、食べることのない日々はなんて彩りに欠けていたことか。
料理自体は大晦日実家に帰ってからほとんどしていなかったので殊更、早速何か作りたくなり、ダーリンが買ってきた卵で、正月に福井の叔父から教わった半熟煮卵を仕込み、午後から自転車で買い物へ。
久々にカゴを下げて足を踏み入れたスーパーの生鮮食品売り場はまるで楽園のように思われた。
年末折れた菜箸をシリコン製で先が赤いのに新調、丸大根、里芋、金時人参、鶏、牛乳、グレープフルーツジュース等買って帰る。
大根、里芋、人参、鶏を煮る。
夕飯は白味噌雑煮。
我が家ではいつも煮しめの具を雑煮の中に入れていたので、雑煮が食べたい場合、まずそれを作る必要がある。
皮を剥くのも切るのもアクを取るのも楽しい。
福井の家では雑煮は鰹出汁に薄切りの蕪が浮いており、餅が変わっていて、米の粒の入った草餅。これは福井で一般的というわけではなく、相模家が好んで食べているもの。その草餅を貰ってきたので白味噌雑煮に入れてみる。
白いとろんとした碗の中に金時人参の朱色掛かった濃い赤と草餅の緑。
あと母から貰った黒豆の小鉢。いろんな黒豆を食べたが、母の黒豆よりふっくら艶やかに炊けているものは無い。
世の中には意図的に殆ど食べないで生きている人もいるらしいが、私にはそんなの絶対無理だと思った。
年末年始で胃がかなり疲れていた為、思い立って始めた。
断食と言っても何も食べないのではなく、レモネードと黒砂糖は適度にとる。
1日目は普段の食事から急に切り替わるので空腹感がある。黒砂糖摂取量も1日目が一番多かった。そうは言っても砂糖の塊なのでそれほどたくさんは欲しくならない。
2日目の昼、強い空腹感はない。自転車で坂を上がる途中はいつもよりペダルが重く感じられた。料理に嗅覚を使ってないから、いつもより鼻が利くだろうかと調香してみる。いつもよりどうかはよくわからなかったが、イメージに近いものはそれほど迷わず組み立てられた。
ほかにはすぐに眠くなる、常から低体温な上に体温が下がるので朝起きられないなど。
3日目の朝、起きたらちょっとふらついた。
もう1日粘ろうと思っていたが、ダーリンが昼食に卵焼きを焼くにおいと、ごはんの湯気のいいにおいにやられて、もういいやと昼過ぎに回復食のお粥を焚いた。
白粥を少しづつ食べる。米がしみじみ有り難いものに感じる。祖母の塩昆布をかじると、塩分がおいしい。黒砂糖の甘みに飽き始めていた舌は塩気と再会を果たして喜ばしく、白粥もさらにおいしい。
それにしても料理をする時間、食べることのない日々はなんて彩りに欠けていたことか。
料理自体は大晦日実家に帰ってからほとんどしていなかったので殊更、早速何か作りたくなり、ダーリンが買ってきた卵で、正月に福井の叔父から教わった半熟煮卵を仕込み、午後から自転車で買い物へ。
久々にカゴを下げて足を踏み入れたスーパーの生鮮食品売り場はまるで楽園のように思われた。
年末折れた菜箸をシリコン製で先が赤いのに新調、丸大根、里芋、金時人参、鶏、牛乳、グレープフルーツジュース等買って帰る。
大根、里芋、人参、鶏を煮る。
夕飯は白味噌雑煮。
我が家ではいつも煮しめの具を雑煮の中に入れていたので、雑煮が食べたい場合、まずそれを作る必要がある。
皮を剥くのも切るのもアクを取るのも楽しい。
福井の家では雑煮は鰹出汁に薄切りの蕪が浮いており、餅が変わっていて、米の粒の入った草餅。これは福井で一般的というわけではなく、相模家が好んで食べているもの。その草餅を貰ってきたので白味噌雑煮に入れてみる。
白いとろんとした碗の中に金時人参の朱色掛かった濃い赤と草餅の緑。
あと母から貰った黒豆の小鉢。いろんな黒豆を食べたが、母の黒豆よりふっくら艶やかに炊けているものは無い。
世の中には意図的に殆ど食べないで生きている人もいるらしいが、私にはそんなの絶対無理だと思った。