灯籠の 穴の向こうも 初夏になり
中村 梅士 Baishi
唐津を訪れたのは、まだ桜が咲き始めた頃だった。
唐津くんちを主催する唐津神社の裏手に、大島邸とい
う近代の先覚者の旧邸宅がある。
客人をもてなすために作られたであろう、名士の和の
住宅建造物である。
見事なふすま絵が畳の部屋を格調高くしている。
移築されたものであろうから、原型ではないだろうが、
庭も部屋から望む借景の作りであったろう。
唐津が産業としても大いに隆盛を極めた時代があった
という記憶をとどめている。
朝鮮征伐に遠征した秀吉が建設した名護屋城は唐津か
ら少し離れたところにあるようだが、太閤能や茶会など、
華やかな桃山文化が一時の賑わいを生んだ土地柄である。
名護屋城の痕跡は今は荒廃してあまり残っていないよ
うだが、訪れてみたい場所である。
朝鮮征伐の軍事拠点として再び繁栄の都市作りをした
いものである。
松浦党を再興したいものである。
さて、今日は5月10日金曜日、気温15℃、晴れ。
明日の授業の仕込みが山積している。
論理学では構造分析力を養う。
解釈学では直感力を養う。
鳥の目を養うことが自分の修行課題であり、教育課題
である。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party