眠りては 書にもどりつつ 冬籠り
中村 梅士 Baishi
旧小正月の土曜日の日が暮れた。
今日も走らなかったが、運動不足感はない。
70代になってもサブ3を狙っている市民ランナーも
いるというが、自分にはそこまでの野心はない。
週に3,4回、8km程度をLSDで走れたら十分に
健康である。
今日は朝から映画『I feel pretty』を見た。
おデブで、外見に自信のない娘が頭を打ったときに、
自分が理想としたプリティーガールに変身したと錯覚し
て、自信と明るさにあふれ、高級化粧品メーカーのNY
5番街の本社の受付嬢にも異例の抜擢、出世を始める。
ところが、途中で元に戻ってしまったと錯覚して落ち
込むが、結局、それも錯覚で、外見は少しも変わってい
ないのに活躍していた自分に気づいて再び大衆化粧品開
発の仕事に復帰するというストーリーである。
自分をだめだと思っているからみじめなのだ。
錯覚であれば裸の大様にもなりかねないが、思いによ
って自分も周りの人も変わるというメッセージは、サク
セスストーリの神髄であろう。
読書は『貞観政要』を読み終えた。
帝王学の歴史書であるが、自分には全く素養として持
っていなかったものだったので、夢中になって読んだ。
帝王学はビジネスマンにも欠かせない素養である。
それにしても、唐の太宗がそれほどに卓越した統治者
であったとは、高校世界史程度では知り得なかったこと
である。
東北大地震と津波につづき、福島原発のメルトダウン
という大災害について、当時の民主党政権はその責任を
認めず、原発事故に至っては全て東電の責任だと擦り付
けた。
唐の太宗は、飢饉でさえも君子たる者の不徳の致すと
ころとして反省し、復興に努めたという。
日本の為政者は、何度天変地異が起ころうとも、不遇
なことであったとして、反省するところがない。
新型・コロナウィルスについても同様であろう。
同じチャイナであっても、習近平には反省どころか、
騒ぎに紛れて侵略を仕掛けようかと謀っている悪徳の支
配者である。
学ぶべきチャイナは、唐の昔に終わっているのである。
ナンチャイナも日本も、リーダーの愚かさによって自
滅する運命である。
日本の大企業も同じ原理で姿を消すことになる。
徳がない経営者では、一時の成功はあっても、ぽきり
と折れるものである。
そうなるであろうと言われている会社に、ソフトバン
クがあり、楽天がある。
天狗の鼻が折れるのは突然のことである。
しかし、折れるべくして折れるのだ。
一代で大企業に発展したユニクロも同様であろう。
貞観政要を学んで、つくづくと経営の難しさと世情の
断りが分かった思いである。
太閤秀吉でさえも、貞観政要から見れば、一代限りの
成功だったことが分かる。
救いはねね様の内助の功だったのだろう。
明日は、『徳のリーダーシップとは何か』という劉備
玄徳の霊言を再読してみたい。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
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