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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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視点を変えれば…北斗市

2007年11月23日 17時33分35秒 | Weblog
北海道の「なまこ」が中国で大ブームになっている事を、訪中して始めて知りました。
大連の小平島の大実業家、秦 安昌 薫事長のゲストラウンジを訪れた際、ご馳走になった料理に「なまこ」が入っており、通訳の潘 慧敏さんから説明を受けました。
今日の道内ニュースで「なまこ養殖事業」が大盛況であると報道していましたが、中国での体験が、この報道をとても身近なものにしているようです。

私達、日本人の多くは「酢和えなまこ」で、あの歯応えを楽しんでいたように思いますが、全くなまこを寄せ付けない日本人も多くおります。
ところが中華料理の「なまこ」は、酢和えなまこと全く別な食材のようにも感じ、あれなら誰でも食する事が出来るでしょう。この食材の「なまこ」だけではなく、我々は普段、目にするものを潜在観念として固定化しているようにも思います。

大連市小平島の新築分譲、高級マンションを見学しましたが、窓ガラスの全てがペアーでしかもLoW-E機能(ガラスに金属粒子をコーティングさせて断熱性能、遮熱性能を向上させる機能)付きであった事に驚かされました。日本ではようやくペアーガラスが採用され始めたばかりであり、中国のマンションに先進ぶりに驚愕したしだいです。
日本のデベロッパーは、中国から学ぶ事の方がはるかに多そうです。

今回の訪中は、北京市専門学校、建築学部の学生を研修生として日本の工務店に招く事が出来るかどうかの視察目的もありました。
北京の学生達も日本語を猛勉強し、日本で研修を受けたいと言う情熱が伝わります。
何とか彼らの願望を叶えてあげたい気持ちがいっぱいですが、ところが日本には、中学校を卒業して職能を学ぶ職業訓練所と言う公的機関があり、ここでも就職希望者が多くいるのだそうです。このような実態も初めて知る事になりますが、中国研修生の招請には、様々な課題をクリアーする必要がありそうです。

写真は北京市電子工業技工学校の対話集会の様子です。
向って左から女性の教頭先生でIT専攻の学さん、校長の陳さん、友好協会長の山口さん、そして通訳の劉さん(北京外国語大学・日本語科)です。
この学校は日本で言う専門短期大学のような機関で電子工学の学校ですが、建築学部などあらゆるジャンルの授業も行っていました。
学校の先生方も各分野のエキスパートであり、中国共産党の役職、企業コーディネーターなどを務め、日本の学校とはその仕組みが全く異なります。

観念を捨て、普段の視点を変えれば、見えなかったものが見えてきそうです。
さて、日本は今日の勤労感謝の日から三連休、天気も少し暖かいようですが…
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