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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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いぶし銀の魅力…北斗市~函館~東京浜松町~成田空港

2007年11月15日 20時54分33秒 | Weblog
昔の茅葺屋根の家屋は、いろりで焚いた薪の煙で燻され、さらに空雑巾で拭かれて真っ黒に黒光りしているのを目にする事があります。
茅葺屋根の萱も、柱や梁などの木材も煙に燻されると、除菌され、アリやネズミも追い出され、人の住むにはとても良好な状態となります。また、保存食のように燻製状態になる訳ですから、家の耐久性が抜群に伸びる事になります。

いぶし銀とは、銀が酸化して表面が変色し、その表面を磨く事で本来の銀の煌びやかな艶と異なる独特の風合いを見せるものです。ゴールド(金)は、ほとんど酸化しませんから変色もせず、磨けばまた元のゴールドの輝きを取り戻します。
しかし、磨いた「いぶし銀」に同じものが二つと出来る事は絶対にないのだそうです。

建材やトタン、塗料などにも艶消しのものが多く作られています。
ツルツル、ピカピカでなく、しっとりと落ち着いた風合いが好まれるのでしょう。
朴訥で派手さが無くとも、実直で真面目な人の事を「いぶし銀」のような人と称します。

今日、弊社の東京事務所に立ち寄ったら、まさに「いぶし銀」ような方々が来社しておりました。
写真は、左から北海道大空町の雅楽代建設社長の雅楽代憲男さん、兵庫県丹波市のタニミズ住建社長の谷水章浩さん、そしてハウジングアカデミーの田中道夫さんです。
まさに「いぶし銀」の形容詞がぴったりとした方々です。(田中さんの頭を除いて)

雅楽代建設さんはオホーツク海に面した極寒のエリアで工務店経営を行っており、年間数棟の新築物件を堅実に受注しており、まさに実直そのものの経営者です。
タニミズ住建さんは、丹波の内陸気候で夏は暑く、冬は寒い地域での工務店創業者です。
林業を営む社長のお父さんの影響を受け、高級和風の家づくりにこだわりを持っています。

やはり量より質を重視した堅実な工務店経営を行っており、二人とも「いぶし銀」そのものと言っていいでしょう。
二人とも、次世代工務店経営を勉強するためにハウジングアカデミー代表の田中道夫さんの指導を受けておりました。
渋い輝きを放つ、雅楽代さんと谷水さんとお逢いして今日のブログテーマとなりました。

今日は氷点下に近い北海道から、少し蒸し暑い東京、そして成田空港近くのホテルにやってきました。
明日の早朝便で中国北京へ…
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