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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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人の数ほど世界が存在する…北斗市

2007年07月28日 18時36分15秒 | Weblog
自分の痛みを自分以外の人が何処まで分かるのかと考えた時、自分が自分以外の人の痛みを何処まで分かっているかに置き換えれば理解できそうな気がします。
苦痛に喘ぐ自分以外の人の表情に接し、一緒にその苦痛を背負い込むとしても、極めて限界があります。
相手の痛みは、病や傷の痛みに加えて心の痛みが重なっているのです。

自分のいる世界は、自分の五感で感じた世界しか知りません。
五感とは、人が外部から感ずる事の出来る感覚で、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五種を言います。
テレビやネットなどから情報を得たり、自らが旅行などで見たり、聞いたり、肌で感じたり、人の話を聞いたり、嗅いだり、触ったり、飲んだり、食べたりして感じます。
自分以外の人の傷や心の痛みは、どんなに頑張っても、この五感では充分でありません。

夫婦であっても夫婦になるまでの生活環境や取り巻く状況が全く異なります。
感性や人生観の違いなど当然なのですが恋愛中は全てをポジティブに発想するのでしょう。
実際に生活をともにする段階となってから、人生観や感性の隔たりを埋める事ができずに離婚に至るケースがあります。

相手の感性や人生観を知るには相手の気持ちの中、心の中に入り込めるくらい、互いに心を開き切る事が必要なのでしょう。
理屈は判っていても中々、実現しきれていない自分も此処にいます。
元々他人だった夫婦はもとより、同じ親を持つ兄弟、姉妹でも人生観などの相違から大喧嘩をしたり、絶交するものも実際に多く存在します。

個人は自分ひとりだけで社会生活など絶対に成立しなのですが、その社会も一人ひとりの生活観、人生観、生活環境などの異なる個人個人の組み合わせで構成されています。
一人の個人には一人ひとりが異なる世界を持っていると言う事でしょう。
一人ひとりが大切にする対象と、大切にされる対象が異なり、夢もビジョンも、世界を見る視点も異なります。

つまり、世界の全人類60億人には60億もの世界が在ると言う事でしょう。
皆誰もが、争いの無い、穏やかな生活を望んでおり、それを実現するには人間相互が持っている夫々の世界を尊重し合う事なのでしょうか。

土曜日の今日の午後、買い物に出かけましたが、売り場にも大勢の人々がおります。
写真はその時のスナップですが、写真に写ったこの人々にも夫々異なる世界を持っているのでしょう。

今朝の北斗市は記録的な集中豪雨があり、あちこちの排水溝から水が溢れて大騒ぎでしたが3時間ほどで完全に晴れ上がり、この夕方の空は何もなかったように、つんと澄ましているようです。夕日を浴びた函館山が黄金色に輝いています。
明日の日曜日は参院選挙の投票日ですが人の痛みを少しでも判ろうと努力する人に投票したいもの…
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