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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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視点を変えれば真実が見えてくる…関西臨海タウン~関西空港~函館空港~北斗市

2007年07月25日 19時09分24秒 | Weblog
月は、私達が住む地球に一面しか見せていませんが地球と向き合った形で自転しているからです。
一頃地球人は、月の表面に見えるクレーターの陰がウサギの形に似ている事から、月にはウサギが住んでいるような童話が出来たくらいです。

月を回る人工衛星で月の裏側を撮影し、そのロマンも露として消え果てました。
人工衛星などと言う余計なものを打ち上げて人類の夢をつい果ててしまったようです。しかし、事実を追究するのは人間のしたたかな執念でもあり、誰も知らなかった部分の真実を知る事も自然科学には必須なのでしょう。

昨日は世界遺産で国宝に指定されている姫路城を一日かけて見てまわりました。
江戸時代に築城され、白鷺城と言われる美しい天守閣の姿を誰もがイメージします。
あのお城が、2本の桧の大黒柱に支えられて建造されている事はあまり知られておりません。
五重の塔は、真ん中に一本の大黒柱が貫いて、その中心柱から四方に登り梁を架け、その針を四隅の角は柱が支え、積み重なって塔が出来上がっています。
姫路城は2本の大柱を階ごとに大梁で繋ぎ、その大梁から幾本もの登り梁と支え柱で建造されています。
白鷺城・国宝世界遺産

内部の組み合った木材を細工部分をよく観察しますと、建築に携わった職人達の葛藤を垣間見る事が出来ます。
ホゾを大きく削り過ぎると木材の絡みが甘くなるため付けた墨の線の内側から慎重に切り込んだ形跡があります。
チョンナと言って、カンナの代わりに表面を魚の鱗(うろこ)状に削って仕上げた柱や梁が多く使用されています。
その一個一個の鱗(うろこ)状の削り跡に大工職人の内面を見る事が出来ます。

カンナは研ぎ澄まされた刃物と腰の入った引き技が、木肌の艶の異なる事で違いがでます。写真はその内部です。
チョンナは丸い刃物の跡の深さや大きさが微妙に異なり、大工さん気概だけでなく体調や生理状態までが伝わるような気が致します。外観の美しさもさる事ながら、内部に入って木の刻み具合に建造した人々の苦労と喜びを見る事が出来ます。
見た目と内面は反比例するともいいますが白鷺城は全てにおいて美しい城です。

今日の北斗市は気温23℃、湿度45%と北海道特有の過し易い天気でした。
夕暮れ間近、薄紫色の背景に濃い緑色の尾根の輪郭がクッキリ美しい函館山です。
函館山の内面が気なるところ…
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