風のたより

つれづれに

                  ~~~~~    ミラノ大聖堂     ~~~~~

2014-11-22 | クルーズ その1 (地中海クルーズ)



ミラノ観光の始めは、中世(15世紀)にミラノを支配したヴィスコンティ家が使い、のちにスフォルスコ家が使ったスフォルスコ城へ。

今は中は博物館になっています。
このお城は19年前にも主人との旅で一度訪れています。





城内はかなり広く、見上げるほどの高さの赤い城壁が印象的でした。
城壁の全面に等間隔で開けられている穴は窓でしょうか?それとも一体何だったんでしょう?
今回もガイドさんに聞くのを忘れましたが、、、、、





城内の前には焼き栗のお店が、、、

大きくてほっこりとしたヨーロッパの秋の風物詩の焼き栗、以前ローマのスペイン広場前で買ったことがありますが
とても美味しかったのを思い出しました。





スフォルスコ城見学後は、ミラノの観光で欠かせない有名なミラノのスカラ座へ。

イタリアオペラの殿堂として最高峰とされる歌劇場ですが、外観は意外に質素でちょっとびっくり。
以前にも訪れたはずでしたが、周りに隣接している建物の方が立派であまり印象に残っていませんでした。





ミラノの街には自転車シェアリングの置き場があちこちにありました。

市内にはこんな100以上のステーションがあり、どこで借りてもどこに返してもOKで、料金は最初の30分は
無料。以降は30分毎に0.50ユーロのレンタル料金がかかります
ミラノの街をこんな自転車で廻るのも楽しそうですね。





次に訪れたのは、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリア。

ミラノにある有名なアーケードで、ガラスのアーチと鉄製の屋根に覆われており、屋根までの高さは
見上げるほどで、この一方がミラノのスカラ座に通じています。
巨大なガラス張りのショッピングアーケードといったところです。





このガレリアの中央には、青いタイルで囲まれた牡牛のモザイクがあり、そのやや窪んでいる所に踵を合わせて
クルリと一回転すると幸せが訪れるとの言い伝えがあリ、旅行者はここで皆クルリクルリ!!!





このガレリアを抜けると正面に現れるのがドゥオーモ広場。
広い広い広場です。





そしてその正面にどーんと現れるのはミラノ大聖堂です。

以前来た時には修復中で布で覆われていたので、今回初めてのご対面でした。
その見事な世界最大のゴシック建築にはただただ圧倒されるほど、、、

今回ミラノに行ったら是非やってみたいことの一つに、この大聖堂の屋上まで登ってみることでした。
大聖堂の中の見学もそこそこに、さっそく娘と大聖堂の左側にある階段を登り始めました。






大聖堂の屋上まで登るには階段かエレベーターがありますが、ここはやっぱり細い石の階段を一段ずつ
踏みしめながら登ることにしました。

中ほどまで登ったところから下の広場が見えてきました。





やっと屋上に近い部分までやってきました。
大聖堂の屋上はこんなふうになっていたのですね。

ここからでもまだたくさんの尖頭が天に向かいそそり立っているのが見渡せます。





大聖堂の対面の建物に夕日が当りはじめました。
いつしかもうこんな時間になっていました。





写真右上の金色に輝くのは、大聖堂の一番高い尖塔の聖母マリア像。

この中央尖塔の建設には、ミラノの美術家たちに設計案を募り、その中にはレオナルド・ダ・ヴィンチも
応募したそうですが、残念ながら彼の案は落選だったとか。






大聖堂の尖塔は大小合わせて145本もあり、彫像は外部に2200体、内部に1300体もあるとのことです。
まるで彫刻群の林の中に紛れ混んだような贅沢な気分です。

林立する尖塔の向こうにミラノの街が広がっています。





更にここからもう数十段段上り、、、、、ついに大聖堂の一番高い屋根の部分まだやってきました。
ここからの眺めは格別で、やってみたかった目的を一つクリアできた喜びと風景の素晴らしさに感激でした。





屋上からの眺めを楽しんだ後は、集合時間までに急いで下りないと、、、、、

階段の窓からミラノの街に落ちていく夕日の美しさを横目に、帰りは運よく係のおじさんの計らいで無料で
エレベーターで下まで降りることが出来、やっと集合時間に間に合いました。(ヤレヤレ!!)


(続)