画像はマウスオンです。
川沿いの柳の木の横には常夜灯があり、ちょっと細い道沿いに並んだ町並
の奥には格子窓の家々が、、、
ここは映画のセットや映画村ではありません。
今でも家々には人が住み、この細い道も立派に現代に息づいています。
ここはわが街を通る中山道の一部で、江戸時代の宿場町の面影を伝える
「中山道鵜沼宿」の町並みです。
それもこの道は我が家から数分の所にある毎日通る生活道路なのです。
画像はマウスオンです。
かつて中山道は東海道ほど交通量が多くはありませんでしたが、江戸と京都、
大阪を結ぶ重要な道でした。
数箇所の険しい峠道はあったものの、東海道の長期に渡る川止めや厳しい関所
を避ける為の別ルートとして使われた道だったようです。
その中山道の一部が街の東西に通っています。
その町並の一角に最近古い家が修復されて「中山道鵜沼宿町屋館」と
してオープンしました。
画像はマウスオンです。
今回公開されたこの家は、かつての本陣の東隣にあり、江戸時代には「絹屋」
の屋号で旅籠屋を営んでいました。
明治維新を向え鉄道の普及で旅籠屋の必要が減ると、その後は郵便局
として昭和39年まで開局していたそうです。
この建物も明治24年の濃尾地震により倒壊し、その後立て直されたようです。
広い土間を入り初めに目に付くのは今では珍しい箱階段でしょう。
また窓側の細かい格子戸も珍しいもので一階は平格子、二階は親子格子
と荒格子と呼ばれる物。
奥座敷には鉄の飾り金具の付いた百年前の箪笥がありました。
庭の仕切りには古い屋根瓦が使われ、隅にはししおどしが、、、
そしてなんと言ってもこの家の見所は、今では殆ど見ることができない弓形
曲面の天井です。
今までにこんな天井を見たことはありません。
珍しいものですね。これは必見です。
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道筋には立派な能舞台を持った神社などがあり、かつて脇本陣の旅籠には
松尾芭蕉も数回宿泊していたようです。
近くに芭蕉が読んだ石碑が建っていて、歴史探訪などの一団が立ち止まって
いるのをよく目にします。
またこの道筋にはかつて旅籠だった所が後に酒造業に転じた黒塀の大きな
酒造工場や細い格子戸を持った家々が並んでいたり細い路地があったり、、、
かつて幕末には、京都から江戸の徳川家に降嫁されたあの皇女和宮もこの道
を通りました。この鵜沼宿には昼休憩の為本陣に立ち寄っています。
また大名や公家の婦人たちがこの道を利用したことから、いつしか「姫街道」
とも呼ばれるようになりました。
そのほかお茶壷行列などもこの道を通ったようです。
今でも江戸時代の雰囲気が漂うこの一角は歴史的にも重要な道だったんですね。
近くに住んでいても意外に知らないことが多く再発見の日々になりました。
「中山道鵜沼宿町屋館」
開館時間 午前9時~午後5時まで
休館日 月曜日 (祝日の場合は翌日) 12月28日~1月4日
入館料 無料
中仙道の宿場町映画のセットと思いました。
今もお住まいと聞き素晴らしい事と思いました。
江戸時代の雰囲気最近色んなドラマなどで拝見しますがそこでまだお住まいになってることに頭が下がりました。
中仙道鵜沼宿町屋館 管理が大変でしょうに入場無料なのですね、
風のたよりさん良い所にお住まいですね。
興味深く拝見しました、
有り難うございます。
素晴らしいことですね
実際に住んでいらっしゃる方には不便なことも多いと思いますが
こうして後世に残すために努力をしてくださるのは有難い話ですね
天気予報では降ると出ていましたが、朝から
うす曇から晴れになりました。そちらはいかがで
しょうか。
江戸時代の雰囲気が残る街を通る中山道鵜沼宿
は昔多くの人の往来があったようです。
皇女和宮も通ったと聞き改めてこの道の歴史を
感じました。
案外近くにいると地元の良さが見えないことも
ありますね。まだまた知らないことばかりです。
本当に江戸時代にタイムスリップしたような一角
ですが、私など毎日のように通る大切な生活道路
なんですよ。
かつてあの皇女和宮や多くの大名や奥方なども
通ったようで改めてこの道の歴史を感じています。
今回こんな会館が開かれ、ますますこの地の歴史
と江戸時代に生きた人々に思いをはせる機会が出来
たことはありがたいですね。
ありがとう。返信しなくてごめんね。
次のMSNで話そうと思っていたので、、、、
話は変わるけど、近くにこんな所が出来たのよ。
写真を見て大体場所は分かるでしょ。
本当に江戸時代にタイムスリップしたような所
でMr,Sにも日本の昔の家を見てもらうのにもいい
と思うので案内するね。
今から帰ってきた時行きたい所リストアップして
おいてね。楽しみにしています。
コメントありがとう!!
まるで。江戸時代に入り込んだような楽しさを味わいました。
今も生活をしてると聞いて、住んでる人の苦労は大変だろうと思ってしまいました。
いつまでも残しておきたいものですね。
まるでここだけ見ると江戸時代のようでしょ。
最近橋や常夜灯を初めこんな建物が再建されて
一般公開になりました。
今ではもうなかなか目にすることが出来ない
ような建築物でとって貴重です。
この辺りでは時代劇の撮影もそのままOKかも
知れませんね。(笑)
でもこの道ほぼ毎日使っているんですよ。
開館してからも前は通っていますが、まだ寄っていません!
とても良い所みたいですね!
黄色の蓮池も寄って見たいと思います。場所は見当が付きました。
この道は結構通ることが多いでしょ。
私も開館からすぐではなく出かけました。
いつも通っている道なのに、、、、
中はなかなか風情がありいいですよ。
中には再建されるまでのビデオが流されていたり
中山道の浮世絵があったりパンフレットが置いて
あったりで、いろいろ勉強になります。
黄色の睡蓮は公団前の汚池にあります。
先客がいるかもしれませんが、、、、