娘家族の旅立ちを見送ってからは、神宮前から名鉄本線に乗り換え丁度行われていた
有松絞り祭りに寄ってみました。
有松絞りは、江戸時代よりこの地に受け継がれてきた伝統の絞り染めです。
毎年この時期に行われる有松絞り祭りも今年で33回目だそうです。
旧東海道沿いに並ぶ絞りのお店前は、もうたくさんの見物客でごった返していました。
涼し気な絞りの浴衣姿の観光客も多く、手前のおばあちゃんの着ている服も持っている日傘も
きっと有松絞りでしょう。
さすがです。
街歩きをしていると、絞りの実演コーナーもあちこちに。
年季の入ったおばあちゃんの手さばきに見とれてしまいます。
店の前に置かれた籠の中には、絞りの端切れがいっぱい、、、、
ここでも浴衣姿に身を包んだ地元の方々の実演コーナーがありました。
1人づつ絞り方が違い、いつまで見ていても見飽きません。
そして皆さんお綺麗です。
歩行者天国になっている道の真ん中に並ぶ絞りの浴衣の数々が、強い風に翻っていました。
有松には3台の山車があり、これは「唐子車(からこしゃ)」
ほかに「布袋車(ほていしゃ)」と「神功皇后車(じんぐうこうごうしゃ)」という山車があるそうです。
街歩きの最後に立ち寄ったのは、有松絞りで有名な竹田邸。
毎年お庭も奥座敷も解放されているので、行くたびに立ち寄っています。
先ずはお店横の入り口の門をくぐり玄関へ~~~
お座敷横のこのホールにも所狭しと並ぶ絞りの品々。
高い天井と吊り下げられたレトロ調のライト、そして細い斜め格子の入った優雅な窓は
なぜか大正ロマンを感じます。
手入れされたお座敷前のお庭には、季節がらつつじの花が綺麗でした。
涼やかなすだれが、はや初夏の風情を感じさせてくれました。