風のたより

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                     上高地ウォーキング    その1 “ 大正池 ”

2015-06-05 | 上高地ウォーキング



「新緑のさわやか上高地」と銘打ったバスツアーにカメラ仲間のお友達と参加しました。

連日さわやかな日が続いていたのですが、参加当日は生憎朝からの雨となり、集合場所の駅に向かう
バスを待つ間もかなりの降り方で、先が思いやられました。

雨の日にも関わらず参加者は46名と満席となり、バスは一路東海北陸自動車道を北上し
ひるがの高原SAでトイレ休憩となりました。

SA横から見える大日岳も白山もすっぽり雲の中です。





ひるがの高原SAを出たバスは高山を通り、やがて上高地に入り大正池に近づきました。

バスはターミナルまで行きますが、希望者は手前のここで下車し大正池に向かいます。
木々の間に焼岳が見えてきました。





この焼岳の噴火によりせき止められて出来たのが大正池ということです。
山肌の中央には溶岩の流れ落ちたような筋が見えています。





そして焼岳から目を転づると正面に穂高連峰の峰々が眼前に広がっています。
この風景は何度見ても素晴しいですね。

その下に広がるのが大正池ですが、年々池の大きさは小さくなっている上に、
大正池のシンボルとも言える池の中からの灌木もすっかり姿を消し、以前来た時より雰囲気が
変わっていて、ちょっとがっかりでしたが周りの山々は以前と同じでした。





それでもこの大正池から眺められる穂高連峰の峰々の姿は、いつ見てもやっぱり素晴らしく、、、





上高地にはこれまで何度も来ていますが、峰々を流れる雲を見ながら同じ風景の写真を何枚も
撮ってしまいました。





大正池を見た後は、緑いっぱいの森の道を次の田代池へと歩きます。
心配した雨は、上高地に着いた頃は小雨に変わりほっとしました。





そして雨上がりの森は、一段と緑を増したように瑞々しく、池に映る木々も鮮やかです。





ブナの高い木々の奥からは、うぐいすやカッコーの声が絶え間なく聞こえてきました。

マイナスイオンをいっぱい吸い込んで、、、、足どりも軽やかに~~~





緑いっぱいの森の道を写真を取りながらゆっくりと散策です。





雨にぬれたエンレイソウ(延齢草)が咲いていました。

延齢草とは寿命が延びそうな縁起の良い花なのかと思っていたのですが、中国では古くから胃腸薬などの薬草
とされていたようですが、実際は有毒成分を含む有毒植物で、過量に服用すれば、嘔吐、下痢などの中毒症状を
起こすのだそうです。

知らないとは怖いことです。





森の緑と自然が作った枯れ木のオブジェ??
田代池までは、もうすぐです。