風のたより

つれづれに

                    ~~半田、、、運河と蔵の街めぐり ~~

2012-10-13 | Weblog



ここ数日爽やかな秋晴れが続いています。
先日そんな秋晴れの日に、「運河と蔵の街」として知られる半田に出かけてみました。

この日は丁度「はんだ山車まつり」が行われていて、駅前からたくさんの人出です。





今年は五年に一度、31輛の山車が勢ぞろいする年に当たり、いつもの年より
人出が多いようです。





こんな山車が31輛並んだら、それはもう豪華絢爛の時代絵巻を見るようなものですね。

会場までの数台づつの引き揃えを見ただけで会場へ入るのは断念し、今回の目的
の運河と蔵めぐりをしてきました。





駅前からまっすぐ、お祭りの道を進むとすぐに半田運河に出ます。
ここにも今日は祭り船が、、、、





橋の向こうには黒板囲いの蔵が並んでいます。
なんだか時代をタイムスリップしたような光景です。





運河沿いをぐるっと歩き、橋を渡って反対側に。
その昔ここから知多半島の産物の酒やお酢が江戸や大阪に運ばれたといいます。

この辺は、何処からともなく甘酸っぱい酢の香りが漂っています。





見覚えのあるこのマーク。
なんか雰囲気ありますね。

ミツカン酢の醸造元もここから始まったようです。
建物は今でも現役とか。





さっき橋の上から見た祭り船。
黒塀に赤やピンクの飾りが映えてました。





博物館「酢の里」では内部の見学ができます。
今は製造はここではないそうです。





運河沿いから戻って、この山車の道向こうにあるお食事処で知多で捕れた
という美味しい鮪丼をいただきました。

ランチを頂いた後は、半田の観光スポットめぐりです。





まづは小栗家住宅。
昔は豪商の邸宅でしたが、今は建物の一階部分は観光案内所になっています。





次は「酒の文化館」
江戸時代から300年も続いた酒造りの道具や資料が展示してあります。





運河沿いからの道から離れ、案内板に沿って細い道をたどるとやっと紺屋海道
へ出てきました。
昔の街道で道筋には染物屋が多かったとか。





そして今回ぜひ見たかった「半田赤レンガ建物」がやっと見えてきました。
旧カブトビールの工場跡で今では国登録有形文化財になっています。

どことなくドイツの木組みの家を連想する建物と思ったら、設計者はドイツに
留学しドイツの技術者から影響を受けたようです。





普段は中は一般公開されていませんが、この日はお祭りとあって中の見学が
できました。
この建物を見たら、やっぱり中を見たくなりますね。
年に数回の公開日に出会ったのはラッキーでした。





見学後、お食事やビールを楽しむ家族連れの姿も、、、、
いまでもカブトビールはほそぼそと造れているようです。





当時ビールを運んだ木箱がなんともレトロですね。





赤レンガというと最近新しくなった東京駅舎が話題になっていますが、
この半田赤レンガ建物は、横浜にある赤レンガ倉庫を建てた同じ設計者とか。
なんだか雰囲気が似ているなと思ったはずです。

今回はボランティアの方から丁寧な説明をしていただきました。
戦時中は飛行機の部品工場の倉庫となっていたため,機銃攻撃を受けたとか。
レンガの建物をよく見ると確かに無数の弾の跡が見てとれました。





たどって来た道を戻り、途中から知多半田駅方面へ、、、

知多半田駅までの帰り道には、最後の観光スポットの旧中埜家住宅が。
今はT,s CAFFとして紅茶の専門店になっていました。