風のたより

つれづれに

       カワセミ (翡翠)

2011-01-30 | 野鳥




        所用の帰りの午後、カワセミがいるという公園に立ち寄ってみました。
        去年違う場所で撮って以来です。

        どこにいるのかよく分からなかったのですが、遠くの池の辺りにカメラを
        構えた人がポツンポツンと二人ほど見えました。
        周りはしーんとしています。

        そーっとゆっくり近づいてみると、池の近くの枝にもうカワセミが止まっています。
        待ち時間なし、なんという幸運、ラッキー!!です。
       「渓流の宝石 」とか「翡翠」と言われるだけにやっぱり綺麗ですね。






        上を向いた瞬間くちばしの下の赤い色がはっきり見えました。
        どうやらこのカワセミちゃんは♀のようです。

        普通野鳥は♂の方が綺麗と聞きますが、カワセミは雄、雌とも同じような
        羽根の色で、このくちばしの下が黒いのが♂、赤いのが♀なのだそうです。






        どうやら池の下にいる小魚が気になるようで、しきりに下を見ています。
        普段はいけすに小魚を入れているようですが、、、






        こんどは向きを変えて狙いを定めているようです。
        じーっと下に目をやっていたかと思うと、、、、
        次の瞬間、、、、、






        池をめがけて飛びました!!

        背中の羽を広げ、長いくちばしを水中に向けてまっしぐらです。






        一瞬のことでよく分からなかったのですが、後でPCに入れて撮った写真をみると
        こんどは翼を閉じ直滑降で一直線に池へ、、、、






        残念ながら餌取りの瞬間はあっという間の出来事でうまく撮れず。
        しかも枝に戻った瞬間背中の綺麗な瑠璃色が見えこれが撮りたかったのですが、、、

        なぜかこの色になるとピント合わせが間に合わず、次の瞬間にはカワセミが
        くるっと向きを変えてしまうので綺麗な後ろ姿が撮れずじまいでした。
        カメラはピピット音がして緑の色がつくのですが???

        何枚か撮った写真はみなブレブレのボケボケでボツにしましたが、恥を覚悟で
        記録のために一枚だけ。(笑)
        三脚もなして撮っているのですから仕方ありませんが、、、おしかった!!






        小魚にありつけお食事を終えたカワセミがまた元の枝に戻りちょっと休憩のようですが
        目はもう次の餌を狙っているようです。

        カワセミはブッポウソウ目カワセミ科とか。
        ブッポウソウの仲間なんですね。

        嘴は長く鋭く頭は大きく、首、尾、足は短く決して姿が綺麗な鳥ではない
        様ですが、光によって七変化するような瑠璃色に輝く羽根の色が特徴ですね。

        カワセミは縄張り意識が強く繁殖期以外は一羽で行動するのだそうです。
        この雌のカワセミは、いつもこの池の辺にいるのだとか。
        けっこう孤独な鳥なのかもしれませんね。

        今度はちゃんと三脚持参で出直します。(笑)