坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

悲戦神社

2009年08月15日 | 坊主の家計簿
 娘と同居、初の夜。いや~、ママも大変やけど、パパも大変やな。喰いだめ(?)が出来ない娘は腹が減ると泣く。時間関係なしに泣く。その度にママはオッパイをあげる。パパ「明日も仕事や、っちゅうねん。。。」なんだが、文句言えないので泣き止んで静かになるのを待つ、を繰り返す。
 幸い、っちゅうか、うちは小さな寺なのでこの時期を過ぎると楽になるのだが、それでも今日はキツかったぞ。まあ、明日はもっとキツいんだろうが。
 でも、多くのパパはもっと大変やろな。特に車に乗る仕事とか「大丈夫か?」なんぞと本気で思う。っちゅうか、私も法事とかは要注意やな。
 兼業ママはもっと大変やろな。専業ママでもムッチャ大変やのに、兼業ママは「母は強し」としか言われへんのぉ。。。
 まあ、赤ちゃんも、ママも、パパも生きんとアカンし。

 っちゅう事で、娘が同じ部屋に居てるのでテレビもなんとなく見難い。遠慮してしまう。まあ、それでも見てるのだが。。。んが、仕事がバタバタしてたりしてて、さっきネットを立ち上げるまで全然知らなかったニュース。

 http://news.nifty.com/cs/headline/detail/sankei-m20090814045/1.htm

 何やら民主党が

【民主党は13日、次期衆院選後に政権を獲得した場合、靖国神社に代わる新たな国立戦没者追悼施設の建設を目指す方針を固めた。政権発足後、政府に有識者懇談会を設置し、答申を受けて建設に向けた動きを本格化させる。】(上記リンクより)

 っちゅう事らしい。
 そういや、そういう話が前からあったボヤけた記憶があるのだが、なんせ、ほぼどんな週刊誌をみても「民主党圧勝!」っちゅう、なんちゅうんですが?「祭りに弱い、流行に弱い人たち」っちゅうたらエエのかな?小泉バブルの次は民主党バブルなんだろうが、そういう御時世なので「おお!」である。

【民主党の岡田克也幹事長は同日、党本部で記者会見し、追悼施設建設について「国家・国民のために命を落とした方々をまつる場が不可欠だ」と述べ、建設推進の考えを強調した。】(上記リンクより)

 とあるが、

【「犠牲心のすぐれた発露者」とあるが、犠牲とはもといけにえのことで、牛や羊を神にささげて人の利益を祈願したものである。それがやがて人間をいけにえにする野蛮な行為になったのである。何百万という人々がこんどの大戦でむだないけにえにされたのである。これを「普通人のできそうもない犠牲心の発露者」と讃美するとは、なんという残酷な心であろう。人間の生命よりも国家を至上とする思想にほかならないのであって、むだに死んだと思いたくない、国のために死んだというてほしい遺族の心は同情に値するが、そのために政治上の神をつくるのは大きなあやまりである。過去の政治家のあやまちを二度とくりかえしてはいけないのである。】(蓬茨祖運『政治で神をつくるな』真宗1974年11月号P34より)

 と、当時の自民党が出した靖国神社国家護持の法案に対する『反対論』を書いた蓬茨祖運先生が見たらどう思われるんだろうか?なんぞと、ふと、思う。

 そういや、民主党には大看板で小沢氏がいる。鳩山氏は知らんが、小沢氏は国連主義だったと勝手に記憶しているのだが、どうせなら、その追悼施設の運営を国連に任せたらどうだ?
 つまり『靖国神社に代わる新たな国立戦没者追悼施設』ではなく、『日本が関与した全ての戦争犠牲者の追悼施設』を日本政府が国連に土地と運営資金を寄付する形ではあるが、あくまでも運営主体は国連にして、国連であるが故に『日本』という国家に対して敵味方関係なく、日本が関わった全ての戦争犠牲者の追悼施設を作ればエエのに、なんぞと思ってしまう。
 つまり日本ならば、戦争での犠牲者全て、つまり、『日本人』だけでなく、殺した兵士、民間人すべてを追悼する場。アジア諸国や、アメリカ等の人たちも含めての全て。
 平和外交ではなく、戦争という愚かな外交としてではあるが、関わりがあった諸国の人たちとの間での、戦争という行為での全ての犠牲者に対する追悼施設を国連に作って貰う。

 『民が主』の政党やったら、それぐらいやったらエエのに、なんぞと睡眠不足の酔っぱらい頭で思ったりする。国連でそういう事を世界的に広げて行ってくれたら、なんとなく民主党の株も世界的に上がりそうでんがな。

 しゃて、さっき娘が泣いて、ママがオッパイあげてたので、しばらくは静かだろう。このスキに寝よ。