坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

苦悩する夢

2008年06月03日 | 坊主の家計簿
 先に5月〆

 一般会計        132160円
 携帯電話          3786円
 ネット代          3360円
 通販           29980円
 アマゾン          3225円
 医療保険          4740円
 家賃           32430円
 電気代(4月分)      2035円
 国民健康保険       26400円
 ガス代(5月分)      3630円
 
 合計          241746円
 これに一括払いの年金の月割り14109円をプラスすると
 合計          255855円

 
 6月3日
 
 外食  ラーメン        409円
 食類  つけ麺         158円
     鮭           117円
 雑費  タバコ10      3000円
     散髪         2000円

 合計             5684円
 6月累計           7258円

 先月、月締めをやってなくて、今日まとめてやったわけだが。。。ああ。。。預金通帳見て鼻血出そうになったやんけ。。。
 
 少し前なのだが、『ウエット・ティッシュ』とかいうやつを買った。まあ、自転車のハンドルがどうしても手垢が付いてしまうので、以前なら濡れたタオルなんぞで拭いていたわけだが、ウエット・ティッシュって殺菌効果ありますやん。だから便利っちゅうたら便利なのだが。。。
 部屋掃除用の『コロコロ』も買った。これも部屋掃除をする時に便利っちゅうたら便利なのだが、掃除機あるしなぁ。。。
 両方とも価格でいうと大した金額ではないのだが、生活が贅沢になった証明やな。気が緩んどる証明の象徴的なもの。

 贅沢は傲慢なのだ。贅沢は間違いなく破滅への道でしかない。当たり前である。一度手にした生活環境を落とす事はなかなか難しい。んなもんは、大は地球温暖化から、小は個々の生活まで。なかなか辞めれない。拡大した欲望を少なくして行く事は、難しい。
 とは云え、『やらざるを得ない』状況下に追い込まれたら『やらざるを得ない』のだろうが、拡大した欲望が『当たり前』になってしまうと「なんでやねん。。。」になる。そら自殺者も増えまっせ。

 サラ金業界の言葉で「往生せえや」というのがあるらしい。
 まあ、サラ金会社の社長から「おう、○○をそろそろ往生させたれや」と命令された部下が客の所に行き「そろそろ往生せえや」とかいうらしい。
 これは「何時までも夢見とらんと、さっさと現実に立ち返れ」という意味らしい。

 先日、某バーでマスターと話してたのだが、ギャンブルなどもそうなのかな?
 ある人の噂話で「あいつはギャンブルに手を出している」と。まあ、ギャンブルで借金を返そうとしているらしいのだが、そんな事は無理であり、事実、「この前は数万円負けた」とからしい。
 なんのこっちゃ?の話なのだが、追い込まれると夢に逃避したくなる事も解るのだが、まあ、現実は夢と違うので結局現実から追い込まれる事にしかならないのだが。
 追い込まれると周囲のせいにしたくなる。まあ、周囲の環境もあるのかも知れないが、その周囲の環境を作り出して来たのは他の誰でもなく本人の自己責任でしかなく、それでも『周囲が悪い』等という発想を持つから周囲の環境がより一層悪くなる。
 飲み屋なんぞ典型で、っちゅうか、飲み屋業界が長かったからだけの話で、まあ、他の業界でも同じなんだろうが、やれ不景気だの、やれあの客のせいだの、やれあいつが悪いだのと。本人が悪いだけの話なのだが。それを認める事が出来ない弱さを問題にせずに常に周囲のせいにする。
 周囲は『他者』であるから、他者が自分の思い通りになるわけがない。周囲のせいにする事によって満足するのもエエのだが、そんなものは金持ちの道楽でしかない。単なる贅沢でしかない。傲慢な自分を、勘違いしている自分を顧みる事なく、常に周囲のせいに欲望、煩悩がする。
 「私は決して悪くない。悪いのはあいつ等だ!」
 「私は決して悪くない。悪いのは社会のせいだ!」
 って、どれだけ叫んでも無駄である。成り立つのはカルトの中の話だけである。
 
 贅沢は必ず破滅する。欲望である限り。
 破滅しない欲望などあり得るわけがない。
 傲慢限りない道であるが故に、足る事を知らない。

 今朝、非常に象徴的な夢を観た。
 周囲の人達が私を褒め讃える夢。
 今朝、夢から眼が覚めてイヤになった。非常に解りやすい夢だから。私の欲望を満足させるのが『夢』であるのなら、それと同じ夢であったから。
 夢と現実は違う。『夢』からの視点でもって現実を粗末にする程馬鹿げた事はない。正気ではないから。
 『夢』と現実を混同しないのが『目覚めた』状態だから。
 しかし、今朝起きて、夢から眼が覚めても、変わらず『夢』は観ている。馬鹿げた『夢』を観て、現実を粗末にして、欲望の道具にしている。欲望を満たす為の道具に我が身をしている。現実を『夢』の道具にしている。

 『苦』とは『思い通りにならない』という意味である。
 『夢』を現実の先に立てたままで『苦』からの解放などあり得ない。
 そういう我が身である。
 今朝の夢が象徴的な我が身である。
 そういう我が身の他に我が身などあり得ない。
 『夢』を先に立てて、『夢』からの視点で現実を縛り苦しめ、苦しんでいるのが間違いなく私である。