坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

名告り

2006年12月05日 | 坊主の家計簿
 12月5日

 雑費   缶ココア        120円
 外食   カツ定食        680円

 合計               800円
 12月累計           8465円

 仕事終わって仮眠してたら、しまった。。。公文の時間が。。。だいたい毎月月末に月謝払ってるのが、先週も行けずに、今週も行けず。。。まあ、明日電話してテキスト提出を月謝だけ払って来よ。
 と、いう事で、昨日『三択ロース』のウダ話しを書いてたら、今日は「ロースカツだぜ!」気分だったのでカツ定食。
 んでから、鬼の様に公文テキストをやって、その勢いで黒衣に『しつけ糸』を縫ってた。やっぱり『しつけ糸』っちゅうのが大事やな。『しつけ糸』をしてからアイロンやな。横着したらあかんで、やっぱし。
 とは、云え『しつけ糸』は、まだ途中。ヒダヒダの部分の『しつけ糸』は今度やな。そこまでの気力はなかった。

 しゃて、明後日休みの予定。
 確か、明日は藤場先生の講義があったはず。一応雑用もあるので本町・南御堂に出掛けるのだが、雑用は雑用なので別に明日じゃなくてもエエのだが、講義があれば「ベスト休日前の夜やんけ!!!」なので、電話で確認してから出掛けよ。ミナミには出る気でいるのだが、ミナミから本町まで歩いて20分ぐらいかかるし。

 
【浄土真宗は<名告り>の教えです。<名告り>を教えの中核に置いているのが浄土真宗です。
 名告ることは、自己確認、自己決定の宣言です。自己紹介なども「名乗り」には違いありませんが、今、ここで言おうとしている<名告り>とは、宣言とか起き上がりをその中に含んでいます。
 私が何をイメージしているかと言いますと、解放運動の中での「民宣言」とか、在日韓国・朝鮮人の民族運動の「本名宣言」とか、それから最近話題になっている問題ですとエイズ患者・感染者の「カミンングアウト」の問題です。】(藤場俊基『親鸞の教行信証を読み解く』第1巻181ページより)

 【背理を背負った<名告り>はとても勇気が必要です。やること自体は「私は○○です」と言うだけですから、第三者にとってはとるに足らないことに見えるかも知れません。ところが当人にとっては、その一言に人生のすべてが懸かっているといってもいいほどの決断が必要です。大きな困難を前にしたためらいとたじろぎ、降りかかってくるであろうあらゆる困難を引き受ける覚悟、そんなものすべてがその一言に託されている、そういう<名告り>なのです。】(藤場俊基『親鸞の教行信証を読み解く』第1巻191ページより)


 さっき、丁度この<名告り>にまつわるピッタンコの知人にメールしてて、ついでに先の引用文もメールしたので、ここにも貼っとこ。
 って、張るだけやったら引用になれへんやんけ。。。

 <名告り>って逞しい。あれは誰やったけな?宮台か?誰かの本に「被差別の人に憧れる青年」の話が書いてあった。
 それは非常によく解る。やっぱし、ああいう運動家連中は逞しいのだ。まあ、同時に政治家でもあるので、その部分は若かった20歳頃の私にはイヤだったのだが。。。
 でも、逞しい。あの人達から『土』を感じた。『土の声』か。人間存在そのもの、っちゅうやつでんな。
 「私は他の何者でもなく、私は私である」と。
 あったり前なんだが、当たり前でない現実社会がある。
 「お前が、お前であったら、アカンのじゃ!」というような。

 『社会』と云った時に、まず先に『社会』を立ててから、社会に適合した個人なのか?
 それとも、個人が先にあって、それぞれの個人が作り出す『社会』なのか?
 先にある『社会』など、幻想以外には存在しない。
 単に、自信がないから『社会』等と云う幻想を打ち立てているにしか過ぎない。
 「親が云うから」
 「学校が云うから」
 「テレビで云うから」
 「政府が云うから」
 自分で言え!自分がないぞ。自分を粗末にしてたら罰があたるぞ。

 ついでに、一応、元坊主バーマスターとして『客の声』を多く聞いて来た人間としては、「お前等、宗教団体も同じやろ!」と。
 同じだ。よって、
 「○○先生が云うから」
 「親鸞が云うから」
 「御経に書いてあるから」
 も、同じだな。
 親鸞曰く、『鬼神にしとる』っちゅうやつでんな。
 って、「人の話、聞いとらんやろ!」なんだが、別に親鸞をカリスマ化してないし。ただ、学んで来たもんはしゃーない。なので、当然カリスマ化してしまって、自分を誇る道具にしているのだろう。きっと。まあ、宗教だし。馬糞掴んでますわ、多分。

 ある先生が
 「私は自分を誇る為の道具として『私は○○先生の教えを受けました』と云ってる自分に気づかされる時があります」
 と、云ってはったが、あれは正直やな。
 あれも<名告り>と云っていいのかどうか解らんが、なんか、なんだろう、この『公文筆ペンテキスト10枚ハイテンション→そこに黒糖焼酎を加えてみましたバージョン』の今の私には、なんか同じに感じる。

 どうでもエエけど、最近、ホンマ勉強してないなぁ。。。ちょっと、ちゃんとやらなあかんな。