坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

wii

2006年12月04日 | 坊主の家計簿
 12月4日

 雑費  缶ココア       120円

 合計             120円
 12月累計         7665円

 昨日の日曜日に付けたのだろうか?結構、クリスマスイルミネーションが近所でも目立ってきた。

 サ「坊や、今年もよゐこにしていたね。サンタさんがクリスマスプレゼントをあげよう。次の三つから選ぶんだよ。牛ロース、豚ロース、鴨ロースのどれがいい?」
 少「お前のロースだよ!!!」
 少年は突然隠し持っていた牛刀でサンタの腹をしたたか刺した。。。はずだったのだが、サンタは腹に牛刀を刺されたままでニヤリと口だけで笑った。そして少年を突き飛ばして自分の腹から牛刀を抜いた。
 サ「甘いな、少年。これだから平和ボケした日本の少年と云われるんだ。そんな事では戦場では生きて行けないな。このでっぷりした腹はダミーなんだよ。」
 サンタは少年から奪った牛刀で少年を切り裂こうとしたその時、「待て!」という声がした。
 サ「貴様は、wiiマン!」
 w「そうだ、wiiで日々鍛えた肉体の力を見せてやる、トウ!」
 サ「あべぼ。。。クソ、また邪魔しやがって。今度こそは覚えていやがれ!」
 サンタはwiiマンのフック一発であえなく退散した。
 少「ありがとう、wiiマン。」
 w「危ない所だったね、坊や。世の中には危険が多いから注意しないと行けないよ」
 少「うん。僕もwiiマンみたいに強くなりたいや!」
 w「だったらwiiを買って日々トレーニングをすれば私みたいに強くなれるよ。では」
 wiiマンは正義の味方らしく立ち去った。
 少「そうか、wiiを買って毎日トレーニングすればwiiマンみたいに強くなれるんだ。でも、25000円なんてお金は僕にはないや。サンタさんも逃げて行っちゃったし、どうすればいいんだろうか。。。」
 萬「なんか、お困りの様子でんな。」
 少「あなたは?」
 萬「わてはミナミで金貸しやってる萬田金融の萬田といいま。金で困ってるねんやったら貸しまっせ。但し、利子はトイチでっけどな」
 少「そんな高利でお金なんか借りれないよ」
 萬「そうでっか。ほな、しょーおまへんな。けど、あんたみたいなガキに金貸して呉れる金融屋は何処にもおまへんで。ほな」
 少「待ってよ、萬田さん。解ったからお金貸してよ。」
 萬「さいでっか。ほな、ゲームソフトの分と合わせて3万円融資させてもらいま」
 少「ありがとう、萬田さん。お年玉で必ず返すから」

 
 この間ある先輩が云ってたんだけど、wiiは爺ちゃん婆ちゃんに人気があるらしい。
 「これで孫とゲームで遊べる」と。
 確かにコントローラーがどんどん複雑になって来て面倒な中で、任天堂wiiなら一緒に遊べるのだろう。

 竹中先生から聞いた話だけど、ある寝たきりのお婆ちゃんは枕の下に財布を置いていたらしい。で、孫に小遣いを渡す事で『しか』関係をもって貰えなかった、『見捨てられる不安』を話しておられた。

 渡すものがあればイイ。金でも、魅力でも。
 「関係を持ちたい、関心を持って貰いたい。」でも、何も持ってない。

 【おほよそ大信海を案ずれば、貴賎・緇素を簡ばず、男女・老少をいはず、造罪の多少を問はず、修行の久近を論ぜず】(親鸞)

 そのままの救い=無名からの名告り。
 『無名の存在』が有名になってから救われるのでなく、『無名の存在』と云う卑下される様な価値観に対する告発の声。
 そんなもんなんじゃないのか?と、思う。