エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

季節を告げよ!

2009年09月26日 | 日記
今日は午後から晴天に変わった。
暑いくらいの気温の中、ぼくは季節を探しに出かけた。

家を出てすぐのグリーンベルトで実っている。



柘榴(ざくろ)である。
これは花柘榴かと思っていたのだけれど、実が大きくなっている。
パカッとこの実が割れるのももう近い。



マユミの実である。
赤く色づいてきた。
可愛い小粒の実だ。



花水木の葉が綺麗に色づいている。
北米由来の木だけれど、春夏秋と楽しめる。
アメリカのフリーウエィを走っていると、沿道に花水木が植えられている。

紅葉の美しい木である。



紫式部が色づいて主張している。
これこそ季節を告げる実生である。



萩である。
このピンクの花がこぼれ落ちると、その色を紫色に変える。



染料にして、麻か綿に着色してみたい鮮やかな紫である。



極めつけはこれ。
ススキである。





どこで切り取っても季節を告げてくれる。
やはりススキである。

おれは河原の枯れススキ・・・なんて歌があったっけ!







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                 荒野人

巾着田の曼珠沙華

2009年09月26日 | 日記
100万本を超える巾着田の曼珠沙華は、そろそろ終わりを迎えようとしている。
見頃は過ぎて、今日・明日が限界であろうか。


しかし、この場所はやはり渡来系(韓半島から渡来した人々)の故里である。
駅前にはこんな塔が屹立している。



高麗駅を降りた瞬間から彼岸花・・・曼珠沙華の花が目に飛び込んでくる。



この巾着田の華は早咲き地区と遅咲き地区に分かれているのだけれど、地元の方のお話によると一斉に咲いてしまったらしいのである。

で・・・どの地区の華も終わりに近くなってしまっているのだ。
でも、素晴らしい!



まさに赤い絨毯である。
赤い華が、青々とした華の茎に支えられ宙に浮いているのだ。
赤と青の微妙なバランスが美しさの秘密でもある。



転々と白い華がある。



見遥かす華の群舞である。
ここに来ると、ぼくは体中が空中に放たれる。
気分爽快である。




一度で良いから・・・この満開の華をベッドにして午睡したいと思うのだ。
不謹慎であろうか?







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秋桜の刻

2009年09月26日 | 日記
ぼくにとってのコスモスを紹介したけれど、今さらのように恥ずかしい。
この年になって、母の事が思い起こされてならないのである。

縁側で母の膝に寝転ぶと、庭のコスモスが目に飛び込んでくる。
耳垢はいつもそうして取ってもらった。



目をつむると、一輪の花がアップされてくるのだ。



コスモスが町中に咲きほころぶ頃、ぼくはうずうずしてくる。
山野に出かけたくてならないのである。
美味い空気をお腹いっぱい吸うと、身体中が清浄されてくる。

その感覚が好きなのである。



我が茅屋の周りは、いまコスモスが咲き乱れている。
少し足を延ばせばハロウィンのカボチャが転がっていて、子どもたちの遊び場になっている。



ここは萌木の村の子ども広場である。
萌木の村に咲いていたコスモスだ。




ぼくは山口百恵が歌う「秋桜」が大好きだ。
この歌に込められている母のイメージが沁みるのである。

ある友人は「おまえは母親コンプレックスだ!」と言う。
やむを得ない!




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