エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

嵯峨野旅情~竹林の風景(デジブック)

2009年09月16日 | 旅行
嵯峨路は竹林の中で息づいている。
ぼくは、里山の麓を遊弋(ゆうよく)しつつ竹林の深みに沈んでいった。

在る朝のことである。
広沢の池の畔を散歩しつつ、向かい岸の瀟洒な気配を察してシャッターを切った。



朝の光に佇んでいる広沢の池である。
朝、この畔は散歩している人たちで賑わうのだ。



デジブック 『竹林の風景』





今回は、竹林だけをデジタル・ブックに編集してみた。
ご覧いただければ幸いである。


良く手入れされた竹林は健やかである。







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                         荒野人

嵯峨野旅情~竹林の景色

2009年09月16日 | 旅行
竹林は「わび」「さび」のシンボルのような景色である。



野々宮神社の周囲にある竹林である。
この日、紅葉にも遠く、かといって観光シーズンでもなく人影は少なかった。

竹林の空は狭い。



ぼくは竹林の空を探すのが好きだ。
葉影のそよぎ・・・が内面に静かに沈殿すると、心が平らかになっていくのである。




           竹林の景色


     竹林の向こうを透かして見ると
     明日の景色が息づいている
     そう見えるのだ

     陽光が燦々と降り注ぐだけが
     心の開放ではないと思うのだ

     竹林の景色は
     明日の投影なのかもしれない





建仁寺の手水(ちょうず)である。
石を穿(うが)ち、そこに杓(しゃく)などの竹細工の小物が添えられると途端にわび・さびが生まれるのである。

日本文化のシンボル「鹿(しし)おどし」。
そして「水琴窟」は竹と一体でなければならないのである。



詩仙堂の「鹿おどし」だ。




昔、京の都には鹿が出没した。
もちろん鬼もいたのである。










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