エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

水の神秘

2009年09月05日 | 日記
水には神秘な力がある。
ぼくたちの身近な例で言えば、水のクラスターが小さければ合成洗剤はいらない!といった事実がある。

クラスターとは原子及び分子の集合体を言う。
いわばブドウの房のようになっている。
これをより細かい集合体にすることを「クラスターを小さく・・・」と表現している。

また、温泉療法なる治療も存在する。
温泉に浸かり、温泉を飲む。
その繰り返しで病を治癒させるのである。

あるケースは根気よく、またあるケースはそれなりの即効性も期待できたりするのである。

世界には「聖水(霊水)」と言われる水がある。

ルルド、ノルデナウ、トラコテの水は世界三大霊水と呼ばれている。

今日は、あまりにも有名なルルドの聖水について紹介しようと思うのである。



「ルルドの泉」
右上にマリア像が祀られている。

フランス、ピレネー山脈の麓に位置する小さな村ルルド。
町の郊外、カルワリアという山の裾に沿って、ガブ川という川があり、その中央をシャーレ島という名の島が、河川をふたつに分けている。
その流れが再び合わさる所に大きな岸壁がきりたち、その岸壁に、聖母御出現の場として今も尚名高い、カトリックの聖地マッサビエールの洞窟がある。

ここが「ルルドの泉」である。

ルルドには大聖堂が設けられた。



このルルドの泉の水で、数々の奇跡が目撃されているのである。
医者から見放された重病患者が治癒するのである。

まるでそれはキリストの行った奇跡である。

そのルルドの奇跡は「ヴァチカン」も認めているのだ。

まさに、ルルドの泉は聖母信仰の聖地となっている。

一億人以上がこの泉を訪れたとされているが、奇跡の申請をした7000人の内、ヴァチカンが認めた奇跡はわずか67件である。

しかし、これまで2,500件が「説明不可能な治癒」とされている。
つまり、奇跡的な治癒だが公式な「奇跡」とは認定されないケースがあるのだ。

このように、ルルドの水によって奇跡が確かに存在しているのである。

この「ルルドの泉」の誕生を見てみよう。

1858年2月、村の14歳の少女ベルナデッタ・スビルー(ベルナデットとも)が郊外のマッサビエルの洞窟のそばで薪拾いをしているとき、初めて聖母マリアが出現したといわれている。
聖母を見たというベルナデッタは、教会関係者はじめ多くの人々から疑いの目を持って見られた。



ベルナデッタ、その人である。

彼女が聖母マリアを目撃してから、ルルドはキリスト教にとっての聖地となったのであり、泉が湧き出したのである。

彼女の遺体は、現在もなお生前の姿をそのままに安らかな眠りについている。



まるで生きているようではないか。
遺伝子が作用しているのではないか、と言われているのである。

とまれ、聖水とはミネラル豊富な水であるとの分析結果が出ている。
ミネラルが少ないと言われるインドの「ナダーナ村にある井戸」の水も奇跡の水と言われているけれど、やはり遺伝子に協力に作用するという。





水は生命の源である。
本当だと思う。







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高原では秋風が立つ

2009年09月05日 | 日記
秋になれば赤トンボだろう。
しかし、ついこの前(2週間前)までは飛んでいなかった。

しかし秋を告げる気配はあたりに横溢している。
草叢からは秋の虫が鳴いている。

耳を澄ませば秋・・・である。

トンボは飛んでいた。
そしてやはり先っぽに止まっている。



秋茜だ。
羽の先や、尻尾がほんのりと赤いのである。

かれはまだまだ「赤トンボ」とはいえないのだ。



このトンボは、いわゆるトンボである。
高原の秋が深まると、かれはいなくなってくる。


そして「赤トンボ」である。



鮮やかな赤である。



赤トンボになれなかった秋茜(あきあかね)だ。



でもぼくはきみたちが好きだ。
やがて来る秋を予感させてくれるから・・・。





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