ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ストリートダンス/TOP OF UK

2012-01-05 22:52:06 | さ行

ダンスものって、なーんか好きなんすよね。

「ストリートダンス」68点★★★☆

俳優とホンモノのダンサーたちを使い、
ドキュメンタリーではなく、
あえて青春ドラマにした映画です。


カーリー(ニコラ・バーリー)は
UKダンス選手権を目指しているストリートダンサー。

がんばって決勝進出を決めたものの
ある出来事から
チームはバラバラになりかけていた。

そんなときカーリーは
偶然、バレエ教師ヘレナ(シャーロット・ランプリング)に出会う。

練習場所も失い、困り果てていたカーリーに
ヘレナは意外な申し出をする。

「バレエ団のスタジオを使っていいわ。
ただし、うちのバレエダンサーをチームに入れること」

え?バレエとストリートダンス?
あり得ない!と思うカーリーだったが――?!


イギリスのオーディション番組で
あのスーザン・ボイルを退けて優勝したのが
ストリートダンサーたちだったことを
記憶している方も多いでしょう。

あのとき優勝したダンス軍団含め、
イギリスで人気のリアル・ダンサーたちが多数出演し、
ダンスバトルを繰り広げるドラマです。

ドキュメンタリーにすれば
もっとシンプルだったんだろうけど、

あえて女優を使い、青春ドラマ仕立てにしたのが
ひねり、という感じでしょうか。

展開や演出には正直、
バリバリにベタでチープなところがあるけど
(特にあの「マトリックス」静止手法、
360度ないのはチープすぎるのでやめて~!(失笑)


それでも
音楽やダンスはやっぱり気分を盛り上げてくれるし
それにバトルが加わればもう
ある意味、鉄板ってやつで(笑)

けっこう楽しみました、ハイ。


それにバレエ教師役のシャーロット・ランプリングの出番が
思ったより俄然多いのに驚いた!

そして彼女のスタイルと着こなしが
マジでステキすぎる。

背筋ピンとして、シャンとして
パンツスーツもシャツも、ワンピもビシッと着こなしてて
カッコよすぎ。
それ観るだけでプラス30点、いってます。

ぜひ、正月明け、なまりまくりの体に喝!という感じで
お楽しみください。

と、正月早々「バーレスク」見直しつつ
自分にも喝を入れる番長でした。


★1/7(土)から新宿バルト9、横浜ブルク13ほか2週間限定公開。全国順次公開。

「ストリートダンス/TOP OF UK」公式サイト
コメント
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