英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

世界柔道2013 その2「まさかの…」(第2日)

2013-08-28 16:58:26 | スポーツ
「世界柔道2013 ~この中継も酷いなあ~」の続きです。
まさか、「その2」を書くことになることになろうとは………


Ⅰ 学習能力なし、視聴者無視のフジテレビ/スポーツ中継
 某巨大掲示板で、激しくフジテレビが叩かれているが、流石にひどい。前日でも相当不評を買ったと思うが、今朝のはさらに酷かったようだ。
 私も、録画したものを番組終了で中断したところまでしか見ていないので、間接的にしか事態を把握していない。(『めざましテレビ』も録画しようと思ったが、まさか二日連続、同じ事態になるとは思わなかった。心の底では≪再現されるのでは?≫とよぎったが、今回の世界柔道にはそれほど興味がなかった)
 なので、某掲示板以外の記事を引用。引用元は『東スポWeb』の記事

【以下引用】
<世界柔道>フジテレビ連日の失態 生放送中断中に「逆転金メダル」東スポWeb 8月28日(水)10時37分配信

 フジテレビが連日の失態だ。柔道の世界選手権2日目(27日=日本時間28日、マラカナジーニョ体育館)、男子66キロ級はロンドン五輪銅メダルの海老沼匡(23=パーク24)がオール一本勝ちで連覇を飾った。

 しかし、前日の高藤の決勝戦に続き、またも決勝戦の最中に地上波生中継の番組が終了。海老沼が左ヒジを痛めてピンチに陥った状態で中継が切れてしまい「めざましテレビ」内で中継が再開された時には、すでに決着がついていた。海老沼の起死回生の大内刈りのシーンはVTRでの映像。歓喜の瞬間を生で流せなかった不手際は、今後物議を醸しそうだ。
【引用 終】


 スポンサーのCMを蔑ろにできないのは分かるが、フジテレビのお粗末さを感じたのは、本放送『世界柔道』が終了してすぐ『めざましテレビ』が始まり、その後、試合途中にもかかわらずCM挿入。CM明けに結果を知らせVTRを流した(らしい)こと。 本放送のスポンサーのCMが残っていてそれを流したのなら理解できるが、「めざましテレビ」が始まり、柔道中継を引き継いだのなら、あのタイミングでCMを挿入する必要はない。
 そもそも、放送枠を延長せず『めざましテレビ』の中で知らせるという体制に『めざましテレビ』>『世界柔道』の力関係を感じる。
 両番組でどのような引き継ぎの打ち合わせをしていたかは不明だが、『めざましテレビ』側は、「柔道中継を番組に割り込んでくる厄介者」ぐらいにしか考えてなかったのかもしれない。
 前記事で述べた「日本選手の奮闘ぶりだけを伝えたくて、世界の柔道を全く伝えようとは思っていない」中継スタッフも残念だが、テレビ局そのものが視聴者の気持ちを全く考えていないということを露見させた二日連続の失態だった。


Ⅱ 反則を見逃した審判の無能さ
 立った姿勢から相手の肘を決め、体重を掛けてその肘を痛めつける反則技。相手を倒す武術としてなら、立派な必殺技であるが、スポーツとして見るなら、相手を壊すだけの技で、掛けるのは容易、防ぐのは困難な悪質な反則技である(寝技で行う脇固めは認められている)。
 過去にも、この技で痛められ、苦境に立たされた日本選手は多い。(特に、ある国の選手が多く行っていたように思うが、確証がないのでここでは言及しません)

 この危険な技を、世界選手権の決勝で放置するとは信じられない審判団の無能さ。しっかり処罰などの対応を取らないと、今後も同じような事件が起こってしまう。
 海老沼選手の歪んだ表情から激痛がうかがえるが、それでも、一本勝ちしたとは、驚き、感動、賞賛である。
 午後6時からのBS中継(録画)を是非、観なければ。

Ⅲ 素敵なブラジルの女子選手
 女子52kg級決勝は、橋本優貴選手を準決勝で破った世界ランク1位マイリンダ・ケルメンディ選手(コソボ)と世界ランク6位エリカ・ミランダ選手(ブラジル)の顔合わせとなった。
 試合は残り1分20秒、ケルメンディが内股の技ありを取り、そのまま抑え込みの合わせ一本で勝ち、頂点に立った。
 試合終了の礼の時、気落ちした様子のミランダであったが、ケルメンディを讃え抱きしめ、その後、ケルメンディの右腕を取り、「あなたがチャンピオンよ」という風にその手を高々と掲げたのだ。素晴らしい!

 この決勝戦も、残り2分30秒からの中継しかなかった。
 どうしようもない、フジテレビのスポーツ中継である。

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3 コメント

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審判がおかしい! (名無し)
2013-08-30 04:40:36
海老沼戦での審判は素人同然
ジャッジも地元びいきすぎるし、まともな判断を全くしていない。

81キロの長島も同じ審判だったが、どうして?って真逆の指導。こんな反日の不公平なジャッジは存在すべきではない。

女のデブの審判だ

スポーツ界の恥だ
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審判の技術 ()
2013-08-30 16:05:51
名無しさん、こんにちは。

 地元に甘く、日本に厳しい傾向はあります。女子57kg級決勝、シルヴァ(ブラジル)×マロイ(アメリカ)の試合、試合開始直後、マロイの柔道着を掴んだシルヴァの右手を片手で軽く払っただけで、指導を取られました。確かに、組手を拒むことを厳しく反則を取るようにルールが変更されましたが、試合開始後、いきなりというのは、マロイはリズムが崩れたのではないでしょうか?その40秒後、マロイが不用意に内股に行ったが、シルヴァに小外刈りを合わされて、一本を取られてしまいました
 ただ、それ以外にも、疑問の判定が多いです。目についたのは、「その3」で取り上げたサィンジャルガル(モンゴル)に対する判定はやや厳しかった。
 あと、抑え込みに入る直前に、それほど時間が経過していないのに、「待て」を掛けられてしまう事も多いですね。

 しかし、そういった「甘い」「厳しい」という程度の問題ではなく、「消極性」「掛け逃げ」の解釈や、技の理解を明らかに間違えている審判としては失格の審判もいます。
 ロンドン五輪後ルール改正は、柔道の正常化に動いているので、その動きを信じたいです。と言っても、私は長年、「JUDO」には幻滅し続けているので、疑心暗鬼ですが。
 とにかく、あの脇固めについては、とことん追求すべきです。
 
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追伸(名無しさんへ) ()
2013-08-30 18:05:12
追伸です。

 今、男子81kg級決勝を観ました。
 私が主審なら、優勝したペトリ選手は4回指導で反則負けにします。(実際は指導3回)
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