なませなりたいものになれなくても別の何かになれる
…………「思い通りにならなかった時に、夢に破れた時に、やりたくない仕事をやらなければならない時に、どう動くかで人間の真価は決まる」……そうだ。
報道から外されてしまった女性ディレクター・稲葉リカ(新垣結衣)
不慮の事故により、ブルーインパルスに乗る夢がその直前に絶たれてしまった元戦闘機パイロット・空井大祐(綾野剛)
この二人が「幼い頃からの夢を絶たれ、ただ今人生の壁にぶち当たっている」という共通点から、お互いに理解を深め惹かれ合い、成長していく姿を描いていくとのこと。
上記は番組サイトのイントロダクションから引用したものだが、確かに思い通りにいかない現状だが、その重みが全然違う。
空井は不慮の事故で、ブルーインパルスに乗る直前に夢を絶たれた。自己の責任でなく、夢を回復することもできない。
リカは、おそらく自己の失敗か、失敗でなくても責任によって、報道から外されてしまった。報道に復帰する可能性もある。
原作では、空井が主人公であるが、ドラマではリカが主役の模様。まあ、空井が主人公だと重すぎる気がする。
あと、番組サイトによると「3月11日の東日本大震災後の2人の人生の行方も描いていく」とのこと。観るのに覚悟がいるかもしれない。
少し不安要素はあるが、非常に面白かった。
一風変わった自衛隊の内幕を垣間見られるし、広報室室長・鷺坂 (柴田恭兵)の見かけはキツネだがタヌキ親父ぶりと人間性の深さと比嘉一曹(ムロツヨシ)の温かみに惹かれる。広報室の独特の空気も面白い。
リカのライバル記者・香塚ともみ(三倉茉奈)はどうなのかな?少し役に遭わないような気がする。
空井役の綾野さん、直前の『八重の桜』の容保役を演じているが、続けて観ても、違和感を感じさせないのは流石である。容保役も空井役も悲しみと苦悩を背負う演技がすごい。
そう言えば、上官役の飛行隊長・村瀬二佐(池内博之)とは、『八重の桜』では、殿様-家臣の間柄である。演じにくくないのかな。勝海舟役の生瀬勝久さんも参戦。
ヒロイン役の新垣さんも、「ガツガツさ」と「一直線ぶり」がうまく出ていて、魅力的だった。
【ストーリー】番組サイトより
帝都テレビ局勤務の強気な美人ディレクター・稲葉リカ (新垣結衣)。幼い頃からの夢だった報道記者として、警察庁付きの記者となれたリカは、誰よりも意欲的に仕事に邁進していた。取材対象が怒るくらい喰らいついてマイクを向けるスタイルを信条とし、社会の真実を暴き出すという使命感を持ち、有望な新人として高く評価されていた。しかし使命感と情熱からとはいえ、リカの強引過ぎる取材は取材対象とトラブルになることが多く、入社5年目に、本人としては不本意ながら夕方の情報番組のコーナーディレクターへと異動になる。そこで、リカは制服特集企画の担当となり、自衛隊を取材するように命じられる。
一方、空井大祐二尉 (綾野剛) は、念願の戦闘機パイロットになれたものの、不慮の事故で足を怪我し、ブルーインパルスに乗るという幼い頃からの夢を目前で絶たれてしまう。失意のまま一年を過ごし、航空幕僚監部広報室という思いもよらなかった部署に配属され、広報の仕事をすることになった空井は、事故以来、一度も自分の感情を出さず荒れることもなく、『 寝ぼけたように笑うヤツ 』 と言われるようになっていた。だが、空井が“当たり障りのない穏和な能面”をかぶっているだけと見抜いた上司の 鷺坂 (柴田恭兵) は、周囲からまだ無理だと言われる中、空井にリカのアテンド役を任せることで状況は一変する。
空幕広報室に通うようになったリカは、夢に破れた苛立ちと取材で何かスクープを物にできたら記者に戻れるかもしれない… という気負いから、空幕広報室のメンバー、特にアテンド役である空井に対して挑発的な言動を繰り返す。そして空井に対して、絶対に言ってはいけない言葉を言ってしまい…。
…………「思い通りにならなかった時に、夢に破れた時に、やりたくない仕事をやらなければならない時に、どう動くかで人間の真価は決まる」……そうだ。
報道から外されてしまった女性ディレクター・稲葉リカ(新垣結衣)
不慮の事故により、ブルーインパルスに乗る夢がその直前に絶たれてしまった元戦闘機パイロット・空井大祐(綾野剛)
この二人が「幼い頃からの夢を絶たれ、ただ今人生の壁にぶち当たっている」という共通点から、お互いに理解を深め惹かれ合い、成長していく姿を描いていくとのこと。
上記は番組サイトのイントロダクションから引用したものだが、確かに思い通りにいかない現状だが、その重みが全然違う。
空井は不慮の事故で、ブルーインパルスに乗る直前に夢を絶たれた。自己の責任でなく、夢を回復することもできない。
リカは、おそらく自己の失敗か、失敗でなくても責任によって、報道から外されてしまった。報道に復帰する可能性もある。
原作では、空井が主人公であるが、ドラマではリカが主役の模様。まあ、空井が主人公だと重すぎる気がする。
あと、番組サイトによると「3月11日の東日本大震災後の2人の人生の行方も描いていく」とのこと。観るのに覚悟がいるかもしれない。
少し不安要素はあるが、非常に面白かった。
一風変わった自衛隊の内幕を垣間見られるし、広報室室長・鷺坂 (柴田恭兵)の見かけはキツネだがタヌキ親父ぶりと人間性の深さと比嘉一曹(ムロツヨシ)の温かみに惹かれる。広報室の独特の空気も面白い。
リカのライバル記者・香塚ともみ(三倉茉奈)はどうなのかな?少し役に遭わないような気がする。
空井役の綾野さん、直前の『八重の桜』の容保役を演じているが、続けて観ても、違和感を感じさせないのは流石である。容保役も空井役も悲しみと苦悩を背負う演技がすごい。
そう言えば、上官役の飛行隊長・村瀬二佐(池内博之)とは、『八重の桜』では、殿様-家臣の間柄である。演じにくくないのかな。勝海舟役の生瀬勝久さんも参戦。
ヒロイン役の新垣さんも、「ガツガツさ」と「一直線ぶり」がうまく出ていて、魅力的だった。
【ストーリー】番組サイトより
帝都テレビ局勤務の強気な美人ディレクター・稲葉リカ (新垣結衣)。幼い頃からの夢だった報道記者として、警察庁付きの記者となれたリカは、誰よりも意欲的に仕事に邁進していた。取材対象が怒るくらい喰らいついてマイクを向けるスタイルを信条とし、社会の真実を暴き出すという使命感を持ち、有望な新人として高く評価されていた。しかし使命感と情熱からとはいえ、リカの強引過ぎる取材は取材対象とトラブルになることが多く、入社5年目に、本人としては不本意ながら夕方の情報番組のコーナーディレクターへと異動になる。そこで、リカは制服特集企画の担当となり、自衛隊を取材するように命じられる。
一方、空井大祐二尉 (綾野剛) は、念願の戦闘機パイロットになれたものの、不慮の事故で足を怪我し、ブルーインパルスに乗るという幼い頃からの夢を目前で絶たれてしまう。失意のまま一年を過ごし、航空幕僚監部広報室という思いもよらなかった部署に配属され、広報の仕事をすることになった空井は、事故以来、一度も自分の感情を出さず荒れることもなく、『 寝ぼけたように笑うヤツ 』 と言われるようになっていた。だが、空井が“当たり障りのない穏和な能面”をかぶっているだけと見抜いた上司の 鷺坂 (柴田恭兵) は、周囲からまだ無理だと言われる中、空井にリカのアテンド役を任せることで状況は一変する。
空幕広報室に通うようになったリカは、夢に破れた苛立ちと取材で何かスクープを物にできたら記者に戻れるかもしれない… という気負いから、空幕広報室のメンバー、特にアテンド役である空井に対して挑発的な言動を繰り返す。そして空井に対して、絶対に言ってはいけない言葉を言ってしまい…。
柴田恭平がよかったです。
『ハゲタカ』の芝野みたいなエリート役もいいですけど、こういう一筋縄ではいかない食えない感じの二枚目半なのもいいです。
ご本人が面白がって役に取り組んでる感じがします。
依頼に来た新垣とのシーンで、ドラマを見てないという綾野に
「見てないの?視聴率18%のドラマよ。視聴率18パーといえば、刑事モノでは、『あぶ~』じゃなく『はみ~』じゃなく、『あい』」で。ひと呼吸おいて、
「『あいかた』?」
これには爆笑しました。
柴田恭平自身が出ていた『危ない刑事』『はみだし刑事』に、今の人気ドラマ『相棒』ですね。
ええ、確かに、柴田さんは楽しんで演じているように感じます。
いい味を出しています。
>、『あぶ~』じゃなく『はみ~』じゃなく、『あい』」で。ひと呼吸おいて、「『あいかた』?」
ええ、吹き出しました。
表現としては「相棒」より「相方」の方が柔らかくて好きなのですが、「漫才コンビのもう一人」のイメージもありますね。