★これまでの成績
日立リヴァーレ
レギュラーラウンド 3位 13勝8敗 勝ち点36 (ファイナル6での持ち点3)
ファイナル6 1位 4勝1敗 通算ポイント16 (3+13)→ファイナル進出
“ファイナル6”での1敗はトヨタ車体(2-3)
久光製薬スプリングス
レギュラーラウンド 2位 15勝6敗 勝ち点46 (ファイナル6での持ち点4)
ファイナル6 3位 2勝3敗 通算ポイント10 (4+6)→ファイナル3進出
ファイナル3 対東レアローズ 3-2で勝利→ファイナル進出
レギュラーラウンド1位は東レアローズ(17勝4敗 勝ち点49)
日立リヴァーレはファイナル6は好調で1位、ファイナルの相手の久光にはレギュラーラウンドとファイナル3を通じて、4勝0敗。
久光は、ファイナル3の初戦から3連敗で自力進出がなくなり窮地に立たされたが、その後2連勝でNECをポイントで1点上回り、辛くもファイナル3に進出。ファイナル6で3勝2敗のNECは、あと1セット足りなかった。
ファイナル3では、東レに大激戦の末勝利、ファイナル進出を果たしている。
【訂正】(エスカルゴさんからのご指摘)
ポイントで並んだ場合、レギュラーラウンドの順位が優先されるので、NECが“ファイナル3”に進出するには、あと2ポイント必要だったようです。
今季、ファイナル6での好調さと4勝0敗の相性を考えると日立が有利だが、どん底から這い上がってきた久光は直前3連勝(岡山、東レ、東レ)と昇り調子。チーム力はリーグ屈指である。
私の予想は久光の勝利だが、試合展開で結果は簡単に変わりそう。“良いバレーをした方が勝つ”であろう(当たり前)
ファイナル感想
(随分、前振り(上記)を気合を入れて書いたけれど、ファイナルの感想は簡単になりそうです)
第1セットは、終始、日立のペース。今期の相性そのままで、スコアは競っていたが、日立が楽に得点を重ねていた印象。また、ラリーになるとほとんどものにしていた(イメージがある)。
中盤14-14辺りから、日立が2,3点先行するような展開となり、23-19から23-21と久光が追いすがったが、25-21で振り切り、日立が先取した。
主戦力のパオリーニの打数が少ないのが気になる。不調なのか、セッターとの呼吸が合わないのか…。パオリーニが活躍しなくともセットを取るのが好調な証かもしれない。
第2セットも日立が先行、主導権を握る。しかし、久光7-9日立から久光が5連続ポイント。この間、久光のブロックが機能した。シャットアウト2本、それに近いモノ(日立が何とかカバー)が2本。その他、手に当ててレシーブに繋げることができるようになってきた。
この後は、2~3点差で推移し、久光20-18。ここで、ラリーをパオリーニが決めて、20-19。
ここから、久光・長岡、日立・パオリーニ、久光・新鍋、日立・パオリーニが強打を決め、22-21。ここで、日立がサーブで崩して、チャンスが回ってきた。渡邉が強打!これを、水田がブロック!23-21。
さらに、ラリーを野本が、ブロックの脇を抜く巧打を決めて、24-21、セットポイント。
日立も粘る。ラリーを井上がセンターから決め、さらに、ラリー中の苦しいトスを渡辺が久光コートの奥に打ち切り、24-23の1点差に詰め寄る。
しかし、最後は久光が踏ん張り、野本の時間差攻撃を決め、25-23で逃げ切った。
第2セットを奪った立役者は新鍋。第1セットは7打数のみだったのが、第2セットの打数は22。決めたのは5本と低率だったが、ラリー中の苦しいトスを、軟鋼織り交ぜて打って繋いだ。ブロックにわざと当ててリバウンドを拾ったり、ミスしないで打ち切り、相手陣を乱して、ラリーの主導権を渡さず、最後はブロックアウトでポイントを上げたりした。
第2セット終了後のインタビューで、中田監督「新鍋がよく頑張った!」と、珍しく褒めた。
第2セットを採ったことで、久光の苦手意識が払しょくされたようだ。
第3セットは、中盤以降、得点をリードし、主導権を握る。日立はパオリーニが奮闘するが、単発。サーブで乱され、攻撃が単調になった。
久光はブロックが機能したのが大きい。25-19で制すると、第4セットは危なげなく制し、2シーズンぶり5度目の女王の座に就いた。
久光はゲームを通して長岡が安定してスパイクを決めた。新鍋も第3セット以降は決定率も上がり、石井も要所でスパイクを決めた。石井のサーブレシーブが安定していたのも勝因だった。
日立リヴァーレ
レギュラーラウンド 3位 13勝8敗 勝ち点36 (ファイナル6での持ち点3)
ファイナル6 1位 4勝1敗 通算ポイント16 (3+13)→ファイナル進出
“ファイナル6”での1敗はトヨタ車体(2-3)
久光製薬スプリングス
レギュラーラウンド 2位 15勝6敗 勝ち点46 (ファイナル6での持ち点4)
ファイナル6 3位 2勝3敗 通算ポイント10 (4+6)→ファイナル3進出
ファイナル3 対東レアローズ 3-2で勝利→ファイナル進出
レギュラーラウンド1位は東レアローズ(17勝4敗 勝ち点49)
日立リヴァーレはファイナル6は好調で1位、ファイナルの相手の久光にはレギュラーラウンドとファイナル3を通じて、4勝0敗。
久光は、ファイナル3の初戦から3連敗で自力進出がなくなり窮地に立たされたが、その後2連勝でNECをポイントで1点上回り、辛くもファイナル3に進出。ファイナル6で3勝2敗のNECは、あと1セット足りなかった。
ファイナル3では、東レに大激戦の末勝利、ファイナル進出を果たしている。
【訂正】(エスカルゴさんからのご指摘)
ポイントで並んだ場合、レギュラーラウンドの順位が優先されるので、NECが“ファイナル3”に進出するには、あと2ポイント必要だったようです。
今季、ファイナル6での好調さと4勝0敗の相性を考えると日立が有利だが、どん底から這い上がってきた久光は直前3連勝(岡山、東レ、東レ)と昇り調子。チーム力はリーグ屈指である。
私の予想は久光の勝利だが、試合展開で結果は簡単に変わりそう。“良いバレーをした方が勝つ”であろう(当たり前)
ファイナル感想
(随分、前振り(上記)を気合を入れて書いたけれど、ファイナルの感想は簡単になりそうです)
第1セットは、終始、日立のペース。今期の相性そのままで、スコアは競っていたが、日立が楽に得点を重ねていた印象。また、ラリーになるとほとんどものにしていた(イメージがある)。
中盤14-14辺りから、日立が2,3点先行するような展開となり、23-19から23-21と久光が追いすがったが、25-21で振り切り、日立が先取した。
主戦力のパオリーニの打数が少ないのが気になる。不調なのか、セッターとの呼吸が合わないのか…。パオリーニが活躍しなくともセットを取るのが好調な証かもしれない。
第2セットも日立が先行、主導権を握る。しかし、久光7-9日立から久光が5連続ポイント。この間、久光のブロックが機能した。シャットアウト2本、それに近いモノ(日立が何とかカバー)が2本。その他、手に当ててレシーブに繋げることができるようになってきた。
この後は、2~3点差で推移し、久光20-18。ここで、ラリーをパオリーニが決めて、20-19。
ここから、久光・長岡、日立・パオリーニ、久光・新鍋、日立・パオリーニが強打を決め、22-21。ここで、日立がサーブで崩して、チャンスが回ってきた。渡邉が強打!これを、水田がブロック!23-21。
さらに、ラリーを野本が、ブロックの脇を抜く巧打を決めて、24-21、セットポイント。
日立も粘る。ラリーを井上がセンターから決め、さらに、ラリー中の苦しいトスを渡辺が久光コートの奥に打ち切り、24-23の1点差に詰め寄る。
しかし、最後は久光が踏ん張り、野本の時間差攻撃を決め、25-23で逃げ切った。
第2セットを奪った立役者は新鍋。第1セットは7打数のみだったのが、第2セットの打数は22。決めたのは5本と低率だったが、ラリー中の苦しいトスを、軟鋼織り交ぜて打って繋いだ。ブロックにわざと当ててリバウンドを拾ったり、ミスしないで打ち切り、相手陣を乱して、ラリーの主導権を渡さず、最後はブロックアウトでポイントを上げたりした。
第2セット終了後のインタビューで、中田監督「新鍋がよく頑張った!」と、珍しく褒めた。
第2セットを採ったことで、久光の苦手意識が払しょくされたようだ。
第3セットは、中盤以降、得点をリードし、主導権を握る。日立はパオリーニが奮闘するが、単発。サーブで乱され、攻撃が単調になった。
久光はブロックが機能したのが大きい。25-19で制すると、第4セットは危なげなく制し、2シーズンぶり5度目の女王の座に就いた。
久光はゲームを通して長岡が安定してスパイクを決めた。新鍋も第3セット以降は決定率も上がり、石井も要所でスパイクを決めた。石井のサーブレシーブが安定していたのも勝因だった。
お忙しい中、Vリーグファイナルの記事、ありがとうございます。以前お知らせしたように、私は日立の応援で、この試合を現地観戦しました。この日の敗戦は、初優勝を期待していただけにかなりショックでした。シーズンを通して見れば昨年5位からの躍進であり、とても素晴らしい結果なのですが、決勝での敗戦というのは応えました。久光が昨年ファイナルで敗れて悔しい思いを味わった気持ちが、いく分かでもわかりました。
私も録画していたBSの放送を見直してみました。すると、現地では感じられなかったことも感じられました。どちらにもそれぞれの良さがあると思いますが、TVは解説やインタビューなどがあるのも良いと思いました。
内容については、第一セットは英さんの解説の通り、日立の相性の良さが出ていたかな、と思います。この時点では、日立の優勝と思っていました。しかし、バレーボールというのはわからないものです。
私もパオリーニが気持ちよく決めていないのが気になっていたのですが、サイドの選手たちも久光のブロックにかかり始め、新鍋の活躍もあり、第2セットは久光が奪います。
パオリーニについては、最初から久光がブロックを2枚つけて徹底マークしているように現地では見えたのですが、TVで見ると、それも要因ではあるのですが、それよりも、パオリーニ自身が助走に入るのが早すぎたりして、トスと合っていない場面が多かったと思いました。試合中に話し合って、修正すべきだったと思います。途中からは良くなったと思いますが、決定率40%はいつもの出来よりも悪かったです。
そして、第3セットのこの試合の最大のヤマ場は、久光が17-16の場面でピンサーに石橋が出てきたところです。ここでやられたくないな、と思っていたら、やはりレセプションを崩されて失点。その後も連続失点して、勝負の流れが決定的になったと感じました。
全体を振り返って久光の勝因をいくつか上げますと、ブロックとレシーブが素晴らしく、日立を上回り、ラリーで粘り勝ちしていたこと。守備と粘りが身上の日立がここで負けていては、久光には勝てません。
あと、セッターの中大路がミスはあったものの、途中からは日立のお株を奪う速いトス回しで、日立のブロックを振り切っていたこと。新鍋、長岡、石井らが、気持ち良くスパイクを決めていました。(第2セットでは、英さんがご指摘のように、新鍋はリバウンドを取る打ち方をしていました)
結局日立は完敗で、やはり久光に一日の長があったことは認めざるを得ないと思います。久光は今季非常に苦しい状況になりながら、強い気持ちでここまで勝ち上がり、最後に最高の試合をして栄冠を勝ち取ったことを賞賛したいと思います。そして、今季快進撃だった日立の活躍も、同様に賞賛に値すると思います。
細かいことを述べれば、他にもいろいろあると思いますが、今日はここまでにします。(日立の選手が何人も表彰台に上がれたことは嬉しいことでした)
あと、一点だけ細かいところですが、最初の記述で、NECがあと1ポイントとありましたが、正確にはあと2ポイントだと思います。同ポイントで並んだ場合、RRの上位チームがF3進出ですので、NECは久光を上回らない限り、F3には進出できません。今回はそういう規定だったと思います。
≪会場のどこかにエスカルゴさん、いるんだろうなあ≫と思いながら観戦していました。観終わった後、≪残念がっているんだろう≫とも。
3段階ファイナル制は面白いのですが、ファイナルは3試合制にして欲しいですね。第1戦を踏まえて第2戦の戦術を練る……そういうコクが欲しいです。第2戦があれば、パオリーニも修正してきたでしょう。
チャンスサーバーの石橋は、どの試合でもサーブで効果を上げていましたね。ヤマ場での彼女のサーブは勝因の一つに挙げられますね。(一応、「ファイナル3」の記事で、“チャンスサーバーの石橋も侮れない”と書きました)
あと、仰る通り、第2セット以降、久光のレシーブとブロックが良くなったのも勝因ですね。中大路も頑張ってトスを上げていました。ジャンプトスも綺麗でした。
勝ち点(通算ポイント)のご指摘、ありがとうございます。さっそく、今から訂正します。