英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルス その126「ワクチン3回目接種、6か月間隔に前倒し?」【追記あり】

2021-11-17 09:41:32 | 時事
『ワクチン3回目接種 2回目から“6か月以降”も 前倒し可能に』(NHK NEWS WEB)
厚生労働省は、15日開いた専門家でつくる分科会で、現時点で国内で唯一3回目の接種が承認されているファイザーのワクチンについて、2回目の接種から8か月以上間隔を空けることを標準としつつ、6か月たった人も自治体の判断で対象にする案を示した

ファイザーのワクチンの感染予防効果が、2回目の接種から半年後までに半減したという海外のデータがあることや、国内でも11日、間隔を少なくとも6か月とすることを条件に3回目の接種への使用が承認されたことなどから前倒しの接種を可能にすることにしたということ


【方針変更の大きな要因】
「2回目の接種から1か月以内と、5か月後以降を比べたアメリカの研究では、感染を予防する効果が▽16歳から44歳では89%が39%に、▽45歳から64歳では87%が50%に、▽65歳以上では80%が43%に低下した」というデータが出たため


方針変更の理由としては理解できるが
「新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種について、厚生労働省は2回目の接種から8か月以上間隔を空けることを標準としつつ、6か月たった人も、自治体の判断で対象とする」
としたのは、《相変わらずの自治体押し付け》姿勢だ。

 一見、2か月前倒しは大問題でないように思われるが、高齢者の2回目ワクチン接種は5月下旬に本格化したので、その6か月後の12月には3回目接種の対象者が急増することになる。
 接種券の配送、接種会場や医師などの確保が間に合わない可能性が高い。
 ギリギリになっての方針変更‥‥ワクチン接種に関してはこれまでも厚労省はあたふたしてきた。現場は大変である。

 そもそも、海外の製薬会社の検証を頼りにするより、厚労相がワクチン接種者の中和抗体量のデータを採るとかすべきだろう。

【追記】『NHK NWES WEB』 「3回目接種は原則8か月以上 岸田首相”自治体に丁寧に説明を”」より
新型コロナワクチンの3回目の接種への対応をめぐって、岸田総理大臣は16日夕方、総理大臣官邸で後藤厚生労働大臣や堀内ワクチン接種担当大臣と面会しました。

この中で後藤大臣は2回目の接種を終えてから3回目の接種を行うまでの間隔について「おおむね8か月以上」が原則にもかかわらず、例外として認める「6か月以上」に短縮して実施することになったという誤解が自治体の間で広がっているとして17日、自治体の担当者を対象に説明会を開催することを報告しました。

これに対し岸田総理大臣はこうした場を活用しながら原則としては2回目の接種を終えてからおおむね8か月以上たった人を対象に3回目の接種を実施することを自治体に丁寧に説明するよう指示しました。

 自治体の誤解ですか?
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