英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「ビデオを見ていない」って………管総理……

2010-09-30 23:31:08 | 時事
 尖閣諸島での中国漁船衝突事件による一連の諸出来事に対して、いろいろ言いたいことが頭の中を巡っていました。
 主に「あきれる」という感情でしたが、今日の管総理の発言には「あきれ果て」ました。

 これまでの経緯についても言及したいのですが、それよりも今日の発言に対して物申さないと気が済みません。

 日中関係悪化や一連の日本の対応や中国に対して国民は納得いっていない(怒っている)状況の根源となった根源の事件のビデオを未だ見ていないとは………

 ……「見ていない」という総理の言葉……本当に見ていないのか?
 尖閣諸島は日中の領土問題の争点となっている地域、そこで中国漁船の船長を逮捕し拘束取り調べをしたら大問題に発展する可能性大。実際、逮捕まで不自然な時間を要しているのは、国(政府)の判断を仰いだからだと容易に推測できる。
 逮捕当時に総理が直接指示しなかった(官房長官、あるいはその手前で判断)可能性もあるが、ここまでの重大問題に発展してしまった状況に至っても、政府の最高位の内閣総理大臣が、その元凶の状況を確認していないなんてありえない。もしそうだったら、総理をやめて欲しい。

 その時期はともかく、総理はビデオを見ていると考える方が妥当だろう。
 「ビデオを見ていない」と発言したのは、その方がいいと判断したからであろう。その理由はいくつか考えられる。

①「司法の独立を貫いた」というポーズ
 司法の独立は守るべきという基本姿勢は異を唱えないが、「見ていない」ということが「司法の独立を守った」という証明になるとは思えないし(見ていなくても関与できる)、関与するしないに関わらず総理大臣としては、ビデオを見て事件の発端を知っておく必要はあるはずだ。
 そもそも、今回のように国家間の問題に発展する場合、「司法の独立」を「国家間の問題」より優先させるべきかも疑問である。

②自身の保身
 ビデオを見ていないので直接総理は関与していないとして、自身の保身を図った。もし、そうなら最低。


 ①の場合(②は論外)、あるいは他の理由があっても、総理大臣が「ビデオを見ていない」と発言するのは、浅はかな考えで、「総理は無責任」という烙印を押されるだけだ。
 しかし、それを超える最悪の事態も考えられる。それは、

③「総理は見ていない」と発言した方が良いと判断せざるを得ないビデオの内容だった。
 「中国漁船が2度も故意に衝突させて逃亡を図った」という事実を裏付けるものが映っていなかった。
 その場合、「総理大臣がそのビデオを見ていなかった」という事実?の方が、国家としての傷が浅いと判断せざるを得なかった。


 そんなことはないですよね。 
コメント
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