先週の日曜日、広島で都道府県対抗男子駅伝が行われました。4区までの接戦から、長野県が高校生を中心に充実した走りで終盤抜け出し、2年連続5度目の王座に輝きました(女子は11日に京都で行われ京都府が5連覇を果たしています)。
駅伝の難しさ(面白さ)は、選手配置やペース配分の妙です。多人数を実力者を揃えるのも難しいですし、個々の選手の調子を見極めるのも難しいです。レース展開によって、また、区間によってもペース配分も適応させないといけません。
さらに、駅伝にはもう一つ注意しなければならない点があります。それはタスキ渡し。タスキの渡し自体はそれほど難しくないのですが、自チームの前走者がどのくらいの位置でやってくるのか把握しないといけません。特に都道府県対抗は48チームと多いので、そのタスキ渡しは大変です。
特に1区から2区は選手が一団のままで来ることが多いので、混乱することが多いのです。選手は自分(自チーム)の責任でタスキを受けます。もちろん、大会役員や補助員も中継点にやってくる選手を把握してそのゼッケンナンバーをコールします。
選手、コーチ、役員のみなさん、トラブルが起こらないよう一生懸命です。ところが、どうしても中継ミスが起こってしまいます。大概の場合、2、3秒から5、6秒といったところで、全区間で1~3チームぐらいロスします。過去には20秒ぐらいロスしてしまったチームもあります。このシーンはすごく切ないです。
今大会は5区から6区の中継点でトラブルが多発しました。4、5チームが、2~5秒ぐらいタイムロスしました。この原因として、タスキを受ける6区のランナーが中学生であったことが考えられます。しかし、この中継点においてはどうもそれだけではないように思えます。
中央白く四角で囲んだ選手が渡すべき次走者がいません。オレンジ色で楕円で囲んだところに役員の方がたくさんいます。中央奥に背が高く見える役員が二人いますが、この二人は台に上っています。どういう役割なのかいまひとつ分かりません。その前に位置している女性二人は記録係、あるいは通過チームをチェックしているようです。その他の役員の方は、何をしているのか、何のためにいるのかよく分かりません。
考えられる役割としては、通過順位や記録を計る(チェックする)係、それらを記録する係、受け渡しゾーン内でタスキ渡しを完了したかを判定する係、走ってくる選手をいち早く把握してそれを役員に知らせる係、それをハンドマイクで選手に知らせる係、中継点で待つ選手を誘導整理する係、走り終えた選手を他の走者の邪魔にならないところまで誘導する係、見物人の整理。
相当の量の仕事があると考えられます。それでも、役員の数が多すぎるように思います。まず、先に揚げたお立ち台の二人と女性の記録係の立つ位置が選手や他の役員の視界を遮る位置にいます。邪魔です。もう少し歩道側に下がるべきです。
他の中継点は、もっとすっきりしていて、ランナーの確認がしやすかったです。
中央は渡すべき次走者がいない選手、右側黒の楕円で囲んだ役員はハンドマイクでゼッケンナンバーを呼んでいるようです。
どうやら、ひとりで読み上げているようです。しかも緊迫感が全く感じられません。他の役員も次走者が見つからない状況を把握さえしていない様子です。このハンドマイクの役員は前の写真では他の役員の中に埋もれてしまっています。写真では分からないのですが、時折走ってくるほうを覗き込んでやって来る走者を自分で確認して、コールしています。その位置では確認は遅れますし、自分で確認してコールするのでは間に合うわけがありません。何を考えているのでしょうか?他の役員は何をしているのでしょうか?
特に解説すべき点はないのですが、役員がたくさん映っていて、その位置関係が少し分かりやすいので載せておきました。
この中継点でタスキ渡しのトラブルが多かったのは、やはり役員の配置や役割分担をしっかり指示しなかったと考えられます。それに、役員が多すぎると思います。そう思いませんか?
必死で走ったことがロスしてしまう。そして、うまく受け渡しができなかった選手は心に傷を残してしまったことでしょう。
大会運営は本当に大変でしょう。お疲れ様でした。それでも、こういったトラブルは起こさないで欲しいと思いました。
駅伝の難しさ(面白さ)は、選手配置やペース配分の妙です。多人数を実力者を揃えるのも難しいですし、個々の選手の調子を見極めるのも難しいです。レース展開によって、また、区間によってもペース配分も適応させないといけません。
さらに、駅伝にはもう一つ注意しなければならない点があります。それはタスキ渡し。タスキの渡し自体はそれほど難しくないのですが、自チームの前走者がどのくらいの位置でやってくるのか把握しないといけません。特に都道府県対抗は48チームと多いので、そのタスキ渡しは大変です。
特に1区から2区は選手が一団のままで来ることが多いので、混乱することが多いのです。選手は自分(自チーム)の責任でタスキを受けます。もちろん、大会役員や補助員も中継点にやってくる選手を把握してそのゼッケンナンバーをコールします。
選手、コーチ、役員のみなさん、トラブルが起こらないよう一生懸命です。ところが、どうしても中継ミスが起こってしまいます。大概の場合、2、3秒から5、6秒といったところで、全区間で1~3チームぐらいロスします。過去には20秒ぐらいロスしてしまったチームもあります。このシーンはすごく切ないです。
今大会は5区から6区の中継点でトラブルが多発しました。4、5チームが、2~5秒ぐらいタイムロスしました。この原因として、タスキを受ける6区のランナーが中学生であったことが考えられます。しかし、この中継点においてはどうもそれだけではないように思えます。
中央白く四角で囲んだ選手が渡すべき次走者がいません。オレンジ色で楕円で囲んだところに役員の方がたくさんいます。中央奥に背が高く見える役員が二人いますが、この二人は台に上っています。どういう役割なのかいまひとつ分かりません。その前に位置している女性二人は記録係、あるいは通過チームをチェックしているようです。その他の役員の方は、何をしているのか、何のためにいるのかよく分かりません。
考えられる役割としては、通過順位や記録を計る(チェックする)係、それらを記録する係、受け渡しゾーン内でタスキ渡しを完了したかを判定する係、走ってくる選手をいち早く把握してそれを役員に知らせる係、それをハンドマイクで選手に知らせる係、中継点で待つ選手を誘導整理する係、走り終えた選手を他の走者の邪魔にならないところまで誘導する係、見物人の整理。
相当の量の仕事があると考えられます。それでも、役員の数が多すぎるように思います。まず、先に揚げたお立ち台の二人と女性の記録係の立つ位置が選手や他の役員の視界を遮る位置にいます。邪魔です。もう少し歩道側に下がるべきです。
他の中継点は、もっとすっきりしていて、ランナーの確認がしやすかったです。
中央は渡すべき次走者がいない選手、右側黒の楕円で囲んだ役員はハンドマイクでゼッケンナンバーを呼んでいるようです。
どうやら、ひとりで読み上げているようです。しかも緊迫感が全く感じられません。他の役員も次走者が見つからない状況を把握さえしていない様子です。このハンドマイクの役員は前の写真では他の役員の中に埋もれてしまっています。写真では分からないのですが、時折走ってくるほうを覗き込んでやって来る走者を自分で確認して、コールしています。その位置では確認は遅れますし、自分で確認してコールするのでは間に合うわけがありません。何を考えているのでしょうか?他の役員は何をしているのでしょうか?
特に解説すべき点はないのですが、役員がたくさん映っていて、その位置関係が少し分かりやすいので載せておきました。
この中継点でタスキ渡しのトラブルが多かったのは、やはり役員の配置や役割分担をしっかり指示しなかったと考えられます。それに、役員が多すぎると思います。そう思いませんか?
必死で走ったことがロスしてしまう。そして、うまく受け渡しができなかった選手は心に傷を残してしまったことでしょう。
大会運営は本当に大変でしょう。お疲れ様でした。それでも、こういったトラブルは起こさないで欲しいと思いました。