布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

我孫子の相島芸術文化村の「ひいなのまつり」

2009-02-08 | その他
立春が過ぎ、いよいよ春に向かい季節が動き始めましたね。京都にある市比賣(いちひめ)神社は、祭神がすべて女神の神社で、女性の守り神として、特に「女人厄除け」の神社として現在まで女性たちの篤い信仰を集め、毎年、3月3日にはひいな祭が行われている。ひいなとは、どうやら御人形のことを指すらしいが、ここのひいな祭では、十二単を身に着けた「ひと雛」が勢揃いし、官女の舞、投扇興、貝合わせなどを披露し、そして装束の着付実演やひな茶接待も行われる。
この貝合わせを、一年中行っているのが、これから紹介する相島芸術文化村です。現在、同文化村は、20年1月~3月の期間、企画をより充実させる為、施設の見学は休館となってあります。でも、2月以降は、当村の自主事業や、10名様以上の予約受付をするようですよ。
さて、標題のひいなのまつりですが、ここではひなまつりとは、言わず、京風にひいなのまつりというらしい。そして、ここで行われるひいなのまつりでは、相島ひなまつり御膳と貝合せを、国の登録有形文化財の井上家の主屋(おもや)で開催する。愛らしいつるし雛をどっしりとした平屋の室内に飾られる、この家とともに歩んだ女性たちの歴史を感じさせます。つまり、明るくとはいえないこの室内につるされたひな人形等をみると、この重厚な空間の中で生活してきたこの家の女性たちの息吹がひたひたと肌に押し寄せ来るのですから、不思議です。ご周知のように、この村の村長さんは女性で、しかも村長さんを中心に保存活動や文化発信活動が続けられるスタッフが女性が中心だから、なおさらそう感じさせるかもしれません。
そして、このひいなのまつりの当日は、特別に用意した雛御膳と貝合せで、優雅な一日を過すそうです。予約が必要ですので、関心のある方は、お早めに申し込んでみたら、いかがでしょうか。
なお、相島芸術文化村は、昨年の4月から文化財保存のため入村が有料となりました。入村料は、500円(お茶付き)です。
さっそく、そのイベントの概要を以下に紹介します。
開催日時     2009年3月3日(火)  12:00~15:00
開催場所     相島芸術文化村
           ※所在地:〒270-1106千葉県我孫子市相島新田1 
             電話:04-7189-2864 FAX:04-7189-5700
対   象     どなたでも
費   用     雛御膳と貝合せ 3,500円(要予約)
           茶菓と貝合せ  1,500円(要予約)
主   催     相島芸術文化村
申し込み     電話/04-7189-2864
締切り日      2月20日
問い合せ     電話/04-7189-2864
最後に、当村にある<喫 茶>◎かたばみ茶寮(登録有形文化財・主屋)は、金、月、火曜日が営業日で、コーヒー・紅茶・抹茶等が飲めますが、それも4月以降になりますね。
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