布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

子の神様の隣りにある旧村川別荘のひなのまつり

2009-02-21 | 歴史
隣りの我孫子が、かつて湖畔の情趣深き別荘地であったことは有名ですよね。大正のころ、その風景の美しさ、ゆったりとした時の流れを感じさせる手賀沼湖畔に惹かれて、武者小路実篤や志賀直哉等の白樺派の文人たちのみならず、多くの文人や実業家たちが別荘を構えました。
その中で、往時の趣きをいまに残すのが、旧村川別荘です。ちょうど隣りには、子の神様の境内があります。西洋古代史の大家であった村川堅固とその子息堅太郎の別荘です。我孫子宿本陣にあった離れを移築した母屋と独特のデザインの新館とがあります。昭和初期の別荘地の雰囲気を今に残し、2007年5月30日、我孫子市指定文化財第9号に指定されています。
その旧別荘で、3月3日のひなまつりを前に「ひなのまつり」を開催するみたいですね。しかも今日から、2月の21日からです。タイトルも大正の懐かしき日本建築を舞台に、いまよみがえる、いにしえのならわし、とし古くからの風習である「つるしびな」を展示すると同時に段飾りも飾ってあるそうです。
つるしびなとは、江戸時代、ひな壇飾りを買えない家では着物の端切れで雛人形を手作りし、子どもや孫の健やかな成長を願ってひもでつるして飾ったことが由来と言われています。つりさげるものにはそれぞれに意味があり、さるぼぼは「厄が去る」、セミは「泣く子は育つ」、だるまは「七転び八起き」で、草履は「わが子が早く歩けるように」などとそれぞれに親の願いが込められたものだそうです。
では、以下にその概要を紹介します。
開催日時    平成21年2月21日(土)から3月9日(月)まで
           午前9時から午後4時まで
          ※火曜日は休館日となります。
開催場所    旧村川別荘(我孫子市寿2丁目27-9)
          ※駐車場はありません。
          ※公共交通機関(我孫子駅南口からバスで市役所下車、徒歩5分)
           をご利用になるか、市役所駐車場をご利用ください。
入館料金     無料
問い合せ    我孫子市教育委員会 文化課(04-7185-1583直通)
その他      見学は時間内は自由です。
          市民ボランティアによるガイドも行っています。
          また、会議などで部屋のご利用を希望される場合は、事前に教育
          委員会文化課に予約を。(TEL 04-7185-1583)
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