布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

「柏で起こったゲリラ豪雨と市民の取組み」

2009-02-11 | その他
異常気象のせいかでしょうか、近年、集中的に大雨が降る集中豪雨なるものが頻繁に起こり、農村部に限らず雨水対策が施されているはずの都市部でさえ被害が出るようになってきている。雨水を排水する雨水管は、国の指導で1時間に50ミリの雨には対応できるよう全国的に施工されているのに。しかし、近年の集中豪雨は、一昨年、昨年とも柏市の場合でも、1時間に70ミリとか80ミリとかで50ミリをはるかに超える量が短時間に降り、50ミリを想定した雨水管では吐けようがない。マンホールの蓋は、飛び散り、雨水も吹き上がり、あっという間に、低地にある道路と言わず、家まで冠水してしまう。雨がカーテン状態になり、先が見えない量になると、今の雨水対策ではどうしょうもないのが現実のようですね。
本当に昨年は、この‘ゲリラ豪雨’という言葉が、流行語大賞ノミネートされるほど、集中豪雨がメディアに取り上げられ一般的に認知された年はなかったですね。これからも、もちろん、起こる可能性は大いにあるわけですよ。昨年、2008年8月30日に市内で発生した集中豪雨では、床上浸水119戸、床下浸水366戸の被害がでました。この時の局地的な気象データは、2008年4月に始まった「かしわの気象をはかるプロジェクト」のおかげで、検証することができたようですよ。
そこで、この昨年の8月30日に柏市で起こった都市型水害の実情を把握し、実際に被害に遭われた方の話を交えながら、どのようにしたら被害を小さくできるのかを「減災」・「自助」・「共助」をキーワードにしながら、今から対策を考えていくことは、市民にとっては、重要な課題ともいえます。そして、このことを考えるシンポジウムが来月に開催されますので、早速、この概要を以下に紹介します。
開催日時    2009年3月14日(土)13:30~16:00
開催場所    柏市中央公民館 講堂
          ※所在地: 柏市柏5丁目8-12(柏市役所隣り)
          TEL: 04-7164-1811
プログラム    ◇基調講演:仮題「ゲリラ雷雨とは ~その発生状況と被害~」
          話題提供:
           1.仮題「かしわの気象をはかるプロジェクトとは」
           2.仮題「増尾台の事例」
           3.仮題「加賀町の事例」
          ◇座談
対  象     どなたでも
費  用     無料
主  催     柏市、かしわ環境ステーション運営協議会
後  援     WNI,千葉大学環境健康フィールド科学センター,
          千葉大学サステイナビリティ学アソシエーション(CARSS),麗澤大
申し込み     かしわ環境ステーション事務局(13:00~17:00、日・月休館)
          TEL:04-7170-7090
問い合せ    同上
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