布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

ハイキングと歴史散策を楽しむ夏のコース

2008-05-11 | 歴史
柏市役所の公式ホームページの5月7日に更新された記事の中に「巡礼終わり、結願成就 ‐東葛印旛大師‐」というのが載っておりましたが、もう、お読みになられましたでしょうか。市の企画部広報広聴課が、5月1日の朝から5日にかけて取材した、この季節のこの地域の伝統的風物詩の一つである「東葛印旛大師」のニュースです。
この巡礼は、5月1日の朝、結願(けちがん)区の寺院を出発し、柏・鎌ケ谷・白井・松戸地区の寺院に設けられている88か所の札所を巡り、5日には結願区で「お練り込み」をして出発した寺に帰るのが、慣例となっています。その特徴は送り大師といわれるように、代表が背中に大師像を背負って、各お寺を巡るものです。今年の結願区は鷲野谷で、当地区の医王寺を出発し、沼南地域を中心に市内を巡礼しました。結願の5日、鷲野谷地区は大勢の人々でにぎわったそうです。しかし、写真を見てもわかりますように、ここは大師組合という講が中心で、一般の人は、なかなか取り付きにくいと思います。この地域は、市内で言えば主に昔は南相馬郡と言われたところが中心の巡礼です。
一方、昔、北相馬郡と言われた利根川沿いの地域、取手市・我孫子市・柏市布施にも大師巡りはありますが、ここは、講による霊場巡りはとうの昔に絶えています。今、この地域で行なわれている新四国相馬霊場巡りは、歴史散策を兼ねたハイキングといってよいでしょう。まあ、新四国相馬霊場八十八ヶ所を巡る小さな旅のようなものです。年4回開催され歴史とハイキング好きな子供からお年寄りまで、毎回100名前後の方が参加されています。主催者の相馬霊場を巡る会は、講や宗教団体ではなく、歴史散策しながら、歩こうという会です。ハイキングを通して健康増進と歴史散策を楽しむ会といえます。
この利根川沿いにあるに新四国相馬霊場八十八ヶ所は、250年の歴史があり、おこされた僧は、観寛光音という禅師です。この会の特徴は、この「新四国相馬霊場」をいくつかにわけ、無理のないコースを設定して、何回かコースに参加すれば全コースを回れるようにしていることです。4月18日に春のコースを終え、7月には夏のコースを行なうそうです。では、以下にその概要を紹介します。
開催月日    2008年7月6日(日)
集合時間    午前8時20分
集合場所    常総線寺原駅前
解散時間    午後3時頃(予定)
解散場所    常総線新取手駅
散策コース 
          第69番法海寺跡-取手市役所-稲地区第80番-第57番-第56番-
          第86番-第40番-第35番-第39番-惣大八幡-第44番西光寺-第33番-
          第62番野々井白山神社-グリーンスポーツセンタ(昼食)-第79番龍禅寺-
          第47番三仏堂-第49番高源寺-第50番-第52番-第78番-新取手駅
対   象    どなたでも
参加費      500円(※参加費の事前受付は致しません。受付は当日。)
主   催     「相馬霊場を巡る会」
問い合せ     kouon-88@infoseek.jp
その他      お弁当・タオル・雨具・シート・持薬等は各自ご持参。
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