布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

食べれるの、アーティチョーク?

2007-07-13 | 花情報
最近、手賀沼のハスの群生地のハスの花が咲き出したという書き込みを、ちょくちょく目にするようになった。もう、とっくにあけぼの山農業公園の風車前の池のハスとスイレンは咲き誇っているのに。群生地のハスと、比べられたら話にならないが、数だけが問題ではない。ここでは、ハスとスイレンを一緒に、同時に見られる。池の中に中廊下のように突き出たデッキから、左右を見渡せば、まるで、極楽浄土(?)にいるよう思える。実に清やかし、綺麗で、あけぼの山ならである。
しかし、これに比べて、あけぼの山公園下の水生植物園のスイレンは一体どうなってるの?咲いたような気もするし、咲かなかったような気もする。だだ、一面に葉っぱ、葉っぱ。まあ、ソレはソレとしてとしておこう。だが、気になるのは、咲き終わった花菖蒲の花が枯れたまま付いていることだ。我孫子の水生植物園では、咲き終わったら、即、根元から切り取って、来年の為の手入れをこまめにしている。だが、柏市の水生植物園ではーー。園内に響き渡るのは、池にいる牛カエルの鳴き声とウグイスの鳴き声だけで、人の笑い声なぞ、ついぞ、聞こえてこない。確かに園内をウロウロ動き回っているものがいるにいるが、それは人間ではなく、野良猫のグループである。これは、実に寂しい。
昔から、この水生植物園は、こう手入れが行き届いていないわけではなかった。この時期昔は、柏市の名物職員が手塩にかけ育てたホタル見たさに結構人で賑わっていたものだ。それがなぜ、こんなになってしまったのか。隣の柏泉亭の日本庭園は、きちんと手入れされているのに。まさか、有料の茶室があるからきちんとし、無料施設だからしないということではないでしょうね。
まあ、とりあえず、それはそれとしておこう。最初にふれたあけぼの山農業公園のひまわり畑の一角に皇帝ダリアが100本ほど植えられていることは、以前にも書き込みましたが、更にその隅のほうにアーティチョークの花が数株咲いているのをご存知だろうか。この名前だけで、どんな花かをすぐにイメージ出来る方は相当な花好きですね。写真をみればわかりますが、あざみを大きくしたもので、和名を朝鮮あざみといいます。
この皇帝ダリアもアーティチョークもあけぼの山農業公園管理事務所に勤める女性陣が精魂込めて育てているらしい。自宅から、持ってきた苗をここまでに育てたらしい。なにをいいたいかというと、こういうことがよいかどうかは別として、こういう熱心な人が、いればこそ、人はそれを見にやってくる。昔の水生植物園にはそういう人がいたから、手入れされ、人もやって来ていたのです。今後も、彼女たちが居続け、きちんと維持管理いしていけば、これからも立派な花々が咲き続けるでしょう。是非頑張って欲しいもものです。
では、ここで、少し、アーティチョークについて紹介します。前に書いたように、アーティチョークは英語名で、和名は朝鮮あざみ。フランス語では、アルティショウ(仏)で、アラビア語のアル・カチェフ(大きなアザミ)に由来しています。
キク科キナラ属の多年草で、花の色は、濃い水色とか、濃いピンク色等があります。あけぼの山のは、アザミに似た柔らかいトゲのある紫色の花をさかせていますよ。草の丈は,大きく成長すると2mから3mまでになり、花の直径はなんと15cmになるものもあるそうです。花が咲く期間は6月から9月までらしい。元々、イタリアでは15世紀頃から栽培され、しかも食材やハーブティーとして用いられる薬用植物です。そうなんです。この朝鮮あざみは食べられたのです。しかもサラダ等で。大きなツボミの中心部にある柔らかいガクと花托を食用にするようです。フランスやイタリアではとくに好まれ、初夏から秋口まで、市場にはアーティチョークが山積みされる。ゆでたアーティチョークはユリネやジャガイモに似た舌ざわりであるというが、私は食べたことがないのでわかりません。どうやら、苦味成分のシナリン、各種フラボノイド類、イヌリンなどの成分が含まれているようです。
日本には江戸時代中期から観賞用として栽培され、その流れが主流となっておりますので、これを食べられるという感覚はあまりないようです。そして、日本の気候にも適さいようですね。花言葉は、写真では「傷つく心」となっていますが、「独立」ともいえるそうです。
コメント (1)
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