布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

夢は八朔相撲から未来の横綱を!

2007-07-14 | その他
大相撲は愛知県体育館にて名古屋場所を開催中で、新横綱の白鵬と古参横綱の朝青龍の二横綱を中心に白熱した優勝争いが日々、展開中だ。残念ながら、国技といいながら、横綱をはじめ、実力ある力士は外国人でしめられ、日本の力士は、当分これに太刀打ちし、追い抜くことはできないだろう。
そんな中、関脇麒麟児を生んだ当市におけるちびっ子の相撲熱は、首都圏近郊では、すてたものではない。6月24日わんぱく相撲の「千葉ブロック」大会が、柏市中央体育館後ろの相撲場で開催された。千葉県下から予選を勝ち進んだ8チーム、27人の選手達が総当たりリーグ戦で、優勝を争った。この中で上位3チームと選抜チームが全国大会に出場出来る。これまた、残念だが、団体戦の優勝は千葉チームで、わが柏市は3位であった。なお、個人戦では高田君(5年生)が1位、鎌谷君(4年生)が3位となっている。こうした中から大相撲に入り、横綱目指して頑張る人たちが出てきて欲しいものですね。
さて、当富勢地域の相撲熱は、実は280年以上の歴史があるといってもよい。といって、昔は、主役は大人でしたがね。布施弁天近くのあけぼの山農業公園の梅林の中の特設会場で開催される、富勢地域ふるさと協議会主催の八朔相撲がそれにあたる。復活第13回目を今年は迎えるが、今の主役は子ども達に変わっていますが、今年は10月6日(土)午前9時から開催する予定であり、雨天の場合は7日の日曜日となります。
この八朔相撲は、富勢地域の全ての22の町会・自治会が協力し、選手は地域内の中学校1校、小学校3校から選出される。中学校の部は、個人戦のみ、小学校の部は、団体戦と男女の個人戦がある。優勝すれば、賞状、トロフィ、記念品等実に多くの賞品が貰える。当然参加賞は参加した全員が貰える。なお、大人の参加者がいる場合は、一般の部を設けており、参加資格は富勢地域に限定せず、市内全般としている。もちろん、優勝すれば、子ども達と同じように沢山の景品がもらえます。
この八朔相撲には、各種団体等の模擬店がいっぱい出ており、飲み物から食べるものまで全て揃っており、手ぶらで言っても食べることには困らない。今年も福島県只見町から、おいしいお酒とかを只見町の特産をいっぱいもってくるとのこと。楽しみですね。更に、楽しみが倍増するのが昼休み。今年も昨年と同じように、富勢東小の金管バンドおよび市立柏高校OBバンド“BELL'S”による演奏が行われます。特にOBバンドは、昨年も大変好評でした。
この八朔相撲は、柏市の市史によれば、江戸時代8代将軍徳川吉宗の時代、享保9年(1724年)に布施弁天の境内で始められたのが最初と言われている。八朔とは旧暦の8月1日のことをさします。徳川家康が江戸城に初めて入城したのが天正18年(1590年)の8月1日だったことから、徳川家の繁栄の元の日とされ、五節句に次ぐ祝日として全国各所で村の祭礼として祝われていた。そこで、布施の八朔相撲もこの祝日の祭礼として五穀豊穣を祈願し、旧6町会の村人の娯楽として、行われてきたという歴史を持っているそうです。この辺の詳しいことは、以前に書いておりますので、それをご覧下さい。
年々、人前で裸になり、ふんどし姿を嫌う子が多くなる中で、参加者を確保することは並大抵ではないらしい。また、大会を運営する費用も、年々、景気の関係で協賛する企業が減り、捻出が難しくなってきているという。だからこそ、多くの方々が、この大会に足を運んで応援してくださることが、心の励みと大会関係者が訴えておりました。時間があったら見に行きませんか?
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