婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

短歌ください/本

2018-05-15 16:02:05 | Weblog


数か月前に『短歌ください』という本を2冊 プレゼントされました。

短歌もさることながら講評を絶賛していましたので なるほどと思いながら読みすすめる。
小説などとは違って 行きつ戻りつ 思いついたらもう一度。
そんな感じだから 読み終わるということはなく いつも傍らにある本です。

見栄をはっていうならば、短歌を作らなくなって50年(これは、ほとんど知らないだろうって言ってもいいのだが・・)
実は、5・7・5・7・7ぐらいしか知らない。
そんな私が ふと作ってみた。

友へという題で・・

自転車の前と後ろと背に我が子 尻に帆をかけママがかっとぶ

新鮮なカタカナ文字友が言う 「エアロビクス」まぶしかったわ

隣家からちょっときて見せたいの 長い長い一本〇〇

若き母 ゆらゆら揺れて夏祭り 見知らぬ町でするりと輪の中

「私たちも40年前 若い母だったよね」
「あっというまね」
どうしてそんな会話をしたものか・・

 

   木製パレット屋のつぶやき


 


日にち薬

2018-05-14 14:36:34 | Weblog

最近のお蕎麦屋さんは、ちょっと変わってきたのかな?
お蕎麦に創作料理のようなものが加わってふぅ~んと思う。





しかし 友の葬式以来 何をしても心が浮かない。
日に日に落ち込んでいくようだ。

この数日、口の中が血だらけだ。
頬のほうには、血豆と傷
本日は、舌の先を思いっきり噛んでいて痛みと血の味で目が覚める。

あろうことか枕が涙?で濡れている。

日薬
時間薬といわれたが
どうやら日にち薬というみたい。
まあ なんでも時が解決してくれるかな?

いや 心の底に沈むだけだと知っている。

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60歳だからなんなの

2018-05-11 10:54:01 | Weblog

5/10 お葬式
友の家まで何度も乗り換えをして一時間半はゆうにかかる。
乗り換え時間を少なく 使ったことがない南武線の各駅で行ってみることにした。
お供の本は、読み終わったものだが『60歳だからなんなの』まだまだやりたいことがある。
このあらすじというか あまりに大雑把な説明で恐縮だが簡単に言えば・・
ご自分の母親の介護から次々にとびこんでくる未知の事柄(介護保険、在宅介護、介護施設の現場)
それら身を持って体験したこと これからやりたいことなどを書いた本かな?
字が大きくてそのうえバックに入るので便利だった。

家族葬だったからか 葬式は、予定より30分も前に行われていた。
指定の時間より15分早く着いたのでセーフ。
住職は、あがり症なのかつっかえつっかえのお経だった。
引導もしかり
大きな線香を回すのだが、木魚にあたったり ドジばかり。
普段ならふきだすのだが この素人っぽいところが泣けてしかたがない。
いったん 涙があふれだすとしゃくりあげて泣きたくなって困ってしまった。
「ねえ 見てる。笑ってるんじゃない?魂が浮遊するっていうけれどホント?ちょっと 蝋燭の火でも揺らしてみてよ!」
心の中で言いながら 懸命にこらえるのだが体が波打つ。
60歳過ぎて人前で大泣きするとみっともないよね。
げんじつだぁ げんじつだぁ げんじつだぁとお経が聞こえてくる。

しばらく私の魂が浮遊しそうだよって思ってしまう。

 

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女たちの王国

2018-05-09 18:43:23 | Weblog

5/7に亡くなった友が自宅に帰る日が5/8だった。
帰る時間にあわせて訪ねることにした。
お供の本は、『女たちの王国』


だって 若いとき二人でひそひそと・・・
彼女が言う「ねぇ うちって女系家族って感じがしない?」
「いいよね その響き そもそもお母さんがいれば男って不要だよね!」
「そうだよね」なぁんてことを話していたから ピッタリな本でしょう。


悲しさを吹き飛ばすようにのめりこむ。
私が彼女と知り合ったとき20代半ば すでに彼女の父親は他界しお父さんに見えたお母さんが家長だった。
朝、パジャマ姿で短い髪のお母さんが近所を散歩をしていた。
てっきり お父さんだと勘違いしたのだ。

「あんたさぁ 知ってる?巳寅申って家にそろうと早死にするし縁起がよくないんだよ」
「えーー知らない。ホント?」
「ホントだよ だから 父と弟が早々亡くなったんだよ」
そんな話は別にして ずぅっと家督は、女性が継いでいっているのだそうだ。
ふぅ~んで終わったが(わたしはまったく巳寅申を信じていなかったから)
何十年もたってから なんだ語呂合わせで『看取らざる』じゃないかなんて思ったぐらい。
でも 女系だったのは確かだな。

さて、女たちの王国って 世界を探してもないみたい。
(ヒマラヤ東端、中国雲南省と四川省の境にあるるルグ湖のほとりモソ人)

電車を乗り過ごすぐらい夢中になってしまって この本に感謝。
冷静になれたし いろんなことが突き放して考えられた。

魂の抜けた友は抜け殻にしか思えなかった。
困ったことにどこにもいなかった。

帰り道 現実逃避で本の世界に飛び込んだのはいうまでもない。

 

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行者ニンニク

2018-05-09 15:10:27 | Weblog

連休中に楽しみにしていた山菜をいただきました。
今年は、何もかもが早かったので少し諦めていましたが
バンザーイ!!
思わず笑顔。
フキと山ウド、行者ニンニクです。
ありがとうございます。
太いフキをみると お茶席で食べたフキのお菓子?を思い出し ついでにお茶の先生も思い出す。
茄子やフキの砂糖漬。
季節の折々にふるまわれた オハギやボタモチ、お汁粉、お昼にいただいた漬物。
なんと食べ物だけが鮮明に・・

どんなに叱れていても食べ物を前にすると やったね!って思っていた。

さて、フキは炒めるものをちょっと残して 後はたっぷりのだし汁をとって あっさり煮てみました。
(下ごしらえの最中は鼻歌がでてくる)

山ウドは、酢味噌あえと天婦羅

行者ニンニクは、天婦羅でもいただきましたが すでに決めていた味噌炒め。
これが やめられない。
肉にもラーメンにもお茶漬けだって 万能だ。
酒のツマミにはいうことがない。
早く気づけばよかったと後悔しきり。
なんといっても自分の口にあう味にできるのが最高です。
あまり美味しくてフフフと不気味に笑うと犬が首を傾げている。
行者ニンニクを粗いみじん切りで 3種類の味噌と酒、味醂
適当に作ったのだけれど 大満足です。

この頃、はっと気づいたのだが 台所(流し)にいる時間が長い。
洗い場によりかかって食べたり飲んだり 片づけたり 本を読んでいるときもある。

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