ケイトウの花

ケイトウの花って毛糸だってしばらく思っていた。
頭が悪いのか独りよがり？思い込み？それらが結構多いかもしれません。
実は、あまり好きな花ではなかった。
それがひょんなことから鳥のトサカに似ているからそんな名前なのだと知った。
似ているから納得した。
そして己を笑った。
それからなんだか気味が悪くてますます美しく思えなかった。
子供の頃、頭を切り落とした鶏が走り回っているのを見てからそのショックがいつまでも癒えないのです。

最近、この花の作品に出会った。
なんだか複雑な心境だった。
「辰砂がきれい」とおっしゃった言葉で『ケイトウ』の花を飾ってみようかなっていう気になった。
本物と作品がどんなふうに結びつくのか　自分の思考回路に呆れたがとにかく初めて飾った。
その花は、なんとパラパラとゴマより小さい粒を吐き出すのです。
毛虫かなって思ったが　虫はいないようだった。
そうか種に違いないって思ったが花を咲かせながら種を落とすだろうか？
3日後、周囲が汚れるため捨てました。
たぶん、ケイトウの花とは、相性が悪いのだろう。


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