友が引っ越す先って栃木県の那須町だと言っていた。
どれどれ・・
そんな大まかな話だけで検索して なぜかカーソルが右にずれて『洟をたらした神』の小説をぼうっと思い起こしていた。
よって昨晩、もう一度その本を読みなおす。
そして よせばいいのに我が子が急性肺炎で亡くなっていく様を描いたくだりを熱心に読んでしまった。
月の光がきれいな静かな夜、エッエッって泣いていたのは言うまでもない。
医者にみせるのも お金がなくて躊躇するくだりは、傍に眠るワンコをみて更に激しくしゃくりあげる。
せつないよね。
なんだか私とワンコの行く末もそうだったりして・・
吉野せい様って たしか70半ば過ぎに本が出版されて 数年で亡くなったような気がします。
惜しいなって思う。
木製パレット屋の婆さんは突然ひらめいて本を読み返す