たこ焼き

買い物客でごったがえすスーパーの店内でひときわ甲高い声が気にかかる
「焼きたて熱々のたこ焼きはいかがですか」
たこ焼き！？そういえば　しばらく食べたことがないなぁ～
ふらふらとひきよせられて買ってしまった。
「たこ焼きください」
「お持ち帰りですか？」
「いいえ」
「あっりがとうございます」
私は何を言っているのだろうか？８個も食べるって？
「あの～残ったら持って帰れるのでしょうか？」
「大丈夫っすよ！」
ふと自分の傍らに目線がおちる
期待に大きくなった目で上を見上げる我が子を探してしまう。
とっくに大きくなって　いるわけがないのに・・
「熱い！」
顔をしかめながら全部たいらげてしまいました。
《熱くない？もっと食べる？ほらこぼさないようにね。たこ焼きはせいぜい１個か２個食べて幸せだった。こんなにたくさん一人で食べるなんて、そんなことを思いながら・・》

この後帰りあろうことか出口を間違えて駐車場の入り口から出てしまった。
（気がついたときは下って曲がって・・引き返すほうが危ないと判断）