パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

恥ずかしい話

2008-05-31 22:48:07 | Weblog
 大丈夫か?って、私が二重投稿してしまって、私が「大丈夫か?」になってしまった。

 最新報道では、星島容疑者が、最初に警察が事情聴取に来た直後、監禁していた被害者を殺したとなっていたが、なんだか、思いきり「悔悟」が残るように、残るように、話が進んでいるみたいだ。

 関西地方で連続傷害強盗事件を起こした石津某が埼玉で捕まったが、微罪とは言わないが、あんなにマスコミで大騒ぎする程の事件だろうか。凶悪殺人事件がさっぱり解決しないので、その埋め合わせの「大報道」のような気がしてならない。もちろん、警察が頼んだわけではないだろうから、マスコミが、「無意識」のうちにそうしているのだろう。

 しかし、本当にひどすぎると思う。警察の無能力は。「遺留品」があると、ダボはぜのようにそれに集中して、犯人が来ていたシャツはどこそこで売られていたとか、そんなことばかり調べているが、フリマで買ったかも知れないじゃないか。

 なんだか、捕まえて裁判にかけたときに必要な証拠を集めているような感じがするが、その前に捕まえろよ、と言いたい。話の順番がちがうのではないか?

 今日、故朝永振一郎博士の「物理学とは何だったか」という岩波新書を古本屋で買ったが(名著!)、そこに、物理における観察・実験について、観察事実から「出発する」のではなく、観察事実を「拠り所」にするのです、と強調していた。前もってじっくり頭で考えて、もっともあり得るストーリーを作ることが重要で、観察や実験は、その後というわけだ。(もちろん、ストーリーなんて言葉は使っていないけれど)

 実験の名手だったガリレオも、「できることなら実験なしで法則を見つけることができれば一番いい」と言っているのだそうだ。アインシュタインとなると、実際に、思考実験だけで相対性原理を発見してしまった。

 話が逸れたが、新聞は、ここ10年くらいの未解決殺人事件を列挙して、警察を思いきり責めて欲しい。

 石津某を捕まえた警察官がテレビに出ていて、さすがに恥ずかしそうに「お手柄」を語っていたが、その警官が石津某にそっくりの小太りで、捕まえているところを想像して笑ってしまった。

 しかし、だ。実際に殺人を犯したわけでもない、怪我をさせただけの雑魚を捕まえてこの騒ぎは何だと言いたい。「さらなる強盗計画があった」とか、捕まえていなかったら殺人を犯していたかも知れない……って、まあ、そうなんだけどさ、だったら、私も捕まえてよ。もしかしたら殺人犯すかも知れないよって話だ。石津某逮捕の大報道を恥ずかしがるべきなのだ、警察は。

大丈夫か?

2008-05-29 20:12:57 | Weblog
 「大丈夫か?」と書くと、映画、『マラソンマン』の元ナチスの歯医者を思い出してしまう。虫歯の治療器具をふりかざし、「大丈夫か?」と言いながら、ダスティン・ホフマンに迫るローレンス・オリビエ……。オリビエは、隠したダイヤモンドの行方は「大丈夫か?」と、ダスティン・ホフマンがそれを知っていると勘違いして迫っているわけだが、あまりの怖さに、今、虫歯をつんつんされて拷問されたらどうしようと心配したものだった。しかも「勘違い」で……。

 とかいって、そんなことはどうでもよろしい。ブログタイトルの「大丈夫か?」は、「警察、大丈夫か?」の意味である。もちろん、東条ルリカさん行方不明事件の話。

 事件のあったマンションは台東区ではなく、江東区でした。どうも、台東区と江東区がこんがらかってしまうのだが、現実には、台東区と江東区は雰囲気がかなりちがう。江東区は町民の町、台東区は、結構、侍、特に旗本の雰囲気が残っているような感じの地名があちこちに残っていて、住民にもその雰囲気が少しある。結構肩肘ばっているのだ。

 まあそんなことはどうでもいいのだが、事件のマンションは典型的なワンルームで、間取図を見ても、私の住んでいるところとほとんど同じだが、いったい、あんなところで大の大人を殺して細切れにできるのだろうか? 警察の話だと、トイレに流したそうだが、私のところはバストイレ一緒だが、星島のマンションのトイレとバスは別だった。ということは、バスで解体した肉や骨の塊(いやはや……)をトイレに運んだわけだ。

 それとも、居間で解体? いくらなんでも無理だろう。あるいは、血抜きのために洗濯機で洗ったとかいう話もあったが、ここまできてしまうと、妹を殺して解体した兄が、「正常な精神ではできないはず」と、遺体損壊については無罪になったみたいなことになっちゃうのだろうか。

 しかし、それ以前に、いろいろ報道されていることは全部、警察のリークだろう。正式に警察が発表したものではない。今のところ、たしかそうなのは、被害者の部屋に犯人の指紋と、被害者の血痕が少し残っていたことくらいではないのか。被害者の部屋に残っていた被害者の血痕については、逮捕前にも報道されていたから、事実なんだろうが、しかし、「犯人の部屋」ならともかく、「被害者の部屋」だからな~。台所仕事をしていてちょっと指を切っちゃったのではないかとか、いくらでも言い逃れはききそうだ。

 あと、犯人の部屋から微量の被害者の血痕が見つかったと報道されているが、当然、これは逮捕した後、犯人の部屋を徹底的に調べた結果ということであって、もちろん、これが事実ならば、決定的な証拠になると思うけれど、捕まえた後に見つかったわけだから、星島を逮捕した理由ではあり得ない。

 だとすると、星島を逮捕したのは、被害者の部屋から星島の指紋が見つかったということ、それだけだ。

 まあ、これからおいおい証拠物件が出てくる……のだろうか?

 警察、大丈夫か?

大丈夫か

2008-05-29 19:58:20 | Weblog
 事件のあったマンションは台東区ではなく、江東区でした。どうも、台東区と江東区がこんがらかってしまうのだが、現実には、台東区と江東区は雰囲気がかなりちがう。江東区は町民の町、台東区は、結構、侍、特に旗本の雰囲気が残っているような感じの地名があちこちに残っていて、住民にもその雰囲気が少しある。結構肩肘ばっているのだ。

 まあそんなことはどうでもいいのだが、事件のマンションは典型的なワンルームで、間取図を見ても、私の住んでいるところとほとんど同じだが、いったい、あんなところで大の大人を殺して細切れにできるのだろうか? 警察の話だと、トイレに流したそうだが、私のところはバストイレ一緒だが、星島のマンションのトイレとバスは別だった。ということは、バスで解体した肉や骨の塊(いやはや……)をトイレに運んだわけだ。

 それとも、居間で解体? いくらなんでも無理だろう。あるいは、血抜きのために洗濯機で洗ったとかいう話もあったが、ここまできてしまうと、妹を殺して解体した兄が、「正常な精神ではできないはず」と、遺体損壊については無罪になったみたいなことになっちゃうのだろうか。

 しかし、それ以前に、いろいろ報道されていることは全部、警察のリークだろう。正式に警察が発表したものではない。今のところ、たしかそうなのは、被害者の部屋に犯人の指紋と、被害者の血痕が少し残っていたことくらいではないのか。被害者の部屋に残っていた被害者の血痕については、逮捕前にも報道されていたから、事実なんだろうが、しかし、「犯人の部屋」ならともかく、「被害者の部屋」だからな~。台所仕事をしていてちょっと指を切っちゃったのではないかとか、いくらでも言い逃れはききそうだ。

 あと、犯人の部屋から微量の被害者の血痕が見つかったと報道されているが、当然、これは逮捕した後、犯人の部屋を徹底的に調べた結果ということであって、もちろん、これが事実ならば、決定的な証拠になると思うけれど、捕まえた後に見つかったわけだから、星島を逮捕した理由ではあり得ない。

 だとすると、星島を逮捕したのは、被害者の部屋から星島の指紋が見つかったということ、それだけだ。

 まあ、これからおいおい証拠物件が出てくる……のだろうか? 大丈夫か、警察?

普通過ぎるぞ

2008-05-26 22:50:30 | Weblog
 台東区マンション失踪事件、最悪の結末に。

 被害者の家族は、半ばあきらめていたかもしれないが、まさか、細切れにされて水洗トイレから流されてしまったとは思っていなかっただろう。どんなに悲惨な状態でも、たとえ髪ひと束でも残っていれば、なんとか気持ちの整理がつくだろうが……。

 まあ、死んでしまえば同じなのだが……少し前の、タイ人女性が殺された事件も被害女性は、相当細かく粉砕されてしまったらしいし、異常なやつが多過ぎる。

 もちろん、いつだって、「異常」なのはいるのだけれど、その数は限られる。ところが、最近の異常猟奇事件の犯人、特に今回の星島某を見ていると、「普通の人」が「異常犯罪」に進出してきた、という感じを受ける。ということは、彼もまた、無感動に「殺してみたかった」「バラバラにしてみたかった」とか言うのだろうか。

 現場は今年一月に竣工したばかりの新築マンションで、星島は最上階の隅の部屋を借りていたそうだから、最初から、犯行のし易い部屋を借り、網を張って待っていたということだろうか。マスコミの取材を受けている場面でも、ちょっと躁状態だったし、どうも、最初から「犯行の遂行」に興味があって、「犯行を隠す」「逃げる」という意志はあまりなかったように感じる。


 ところで、年金の記載漏れ問題はどうなってしまったのだ? 国会は開いているのか? 閉っているのか? 問責を回避したおかげで、グダグダもいいところ。何がどうなっているのか、さっぱりわからない。

 ……と、ブログもちょっとグダグダ。

意地悪な私

2008-05-24 18:31:52 | Weblog
 琴欧州優勝。いやはや、気を持たせる人だが、亡くなった貴乃花に似てるように思うのは私だけか。

 土曜日、ということで、昼近くまで布団の中でテレビを見ていたのだが、「鬱病」のことを放送していて、鬱病とはウィルスだかなんだか知らないが、ともかく、誰でも、ある朝起きたら突然かかっていたということのあり得る明らかな脳疾患であり、他人の目には無気力に映っても、サボリ病だとか、怠け癖のような偏見を持ってみてはならないというのだが、じゃあ、どんな理由で鬱病にかかるのだろう? 実は、この答えをまだ聞いたことがない。

 今日の番組にも、最近鬱病といえば、必ず出てくる、脚本家の一色伸幸が出てきて、最近はダイビングなどで、ストレスをためないようにしているそうで、ダイビング中の一色氏が紹介されていたが、無重力状態で美しい、非現実的な眺めに取り囲まれていたら、ストレスがなくなると思っているとしたら、大間違いだぞと、意地悪くも思ってしまった。竜宮城のように美しい水中風景を堪能しすぎるな、海から出たら「玉手箱」が待ってるぞ、と。

 そういえば、脚本家としての一色氏のモットーは、「楽しませること」だったな。でも、一色氏の映画の価値は必ずしも「楽しませる」ところにあったわけじゃないようにおもうが、どうだろう。『病院に行こう』にしても、かなり「鬱」な映画で、そこが面白かったんじゃないのか?

 それはともかく、番組解説によると、「薬で治る」というのだが、一色氏は、「薬ではなく、妻の介護がすべてでした」と言っていた。どっちなのだ!

 「ある朝起きたら…」というと、レッドベターのブルースを思い出す。「朝、目を覚ましたら、悲しくて起き上がれない,その時、あなたはブルースにとらわれたのだ」。あるいは、朝起きたら虫になっていたザムザを思い出す。いっそのこと、鬱病じゃなくて、カフカ病、あるいはブルース病にしたらどうなんだろう。ちょっとカッコいいのではないか。

 石井の『茶の味』を少しだけ見た。「こんな映画を作る僕って素敵でしょ、こんな映画を楽しめる私たちって素敵でしょ」、みたいな…なんていうか…ナルシスティックな感情が作品を包んでいる感じがして、見る気がしなくなったのだが、今日の私って少し意地悪かも。

禁煙のメカニズム

2008-05-20 22:19:52 | Weblog
 基礎年金全額税方式にした場合の試算を政府が発表。

 って、「政府」って何だろうと思ったが、結局、厚生省ということらしい。当たり前か。

 まあそれはともかく、この時点での「消費税最大で18%必要」とか、「保険方式よりも負担は増える」とか、「雇用主負担分がゼロになる企業がもっとも儲かる」といった発表は、要するに全額税方式は無理というアピールをしたいのだろうが……しかし、民主党も限り無く頼り無いからなあ。言うことといったら、「無駄遣いをなくせ」ばかり。このほうが、国民感情にアピールできると思っているのだろうが、「無駄遣いの解消」といっても、こっちを引っ込めれば、あっちが出っ張るといった、「ゼロサムゲーム」の連続で全然解消にならない場合が多い。

 たとえば、「禁煙」のモチベーションを「無駄遣いの解消」に求めると、「今日は倹約したから、煙草代が出たぞー」みたいなことになりかねない。というか、必ずなる。私の場合がそうだった。

「お金でつる」なら、「御褒美戦術」がいいらしい。つまり、一ヶ月禁煙したら、御褒美をもらうというやり方だが、私の場合、御褒美をくれる人がいないし、自分で自分に御褒美を出すにも、その金がないし、ということで、どちらも駄目だったのだが、でも、なんとなく、禁煙に成功して二年くらいになる。しかし、もともと肺まで吸い込むのではなく、原稿を書くときなどに「ふかし」ているだけなので、禁煙のメリットがあまり見えてこない……と思っていたのだが、つい最近気がついた。口内炎がなくなっているのだ。また、食事中によく、自分の頬の内側の肉を噛んでしまったものだが、それもなくなっている。

 話が逸れたが、要するに、「無駄遣いをなくせ」という掛け声は、結局いたちごっこに終わり、実効的におこなわれることは、まず、ない。「吉兆」の使い回しも、「無駄遣い廃止」を言うならば、容認しなければならないはずだ。それとこれとは話が違う? いや、違わないと思うねえ。いくら、一般庶民がバカだといっても、これくらいの「矛盾」には気がついているはずだ。でも、一向にそれが是正されないのは、世論をリードをすべきマスコミがその矛盾に眼をつぶって、世論を煽っているからだ。

 映画監督、堤幸彦が、NHK「プロフェッショナル」で巨匠扱い。何を言うかと思ったら、「楽しんでもらえるものを作りたい」の一点張り。トホホである。

 テレビのADになったが、仕事が全然できず、ただ突っ立っているだけで、「電信柱」というあだ名がついた。その自分にある日突然、ディレクターの仕事がきた。老人向けの街頭カラオケ番組で、いやでいやでしょうがなかったが、ふと見たら老人が喜んでいる(そらあ、まあ、ただでカラオケやらせてもらってテレビにも出れて、嬉しいのは当たり前と思うが……)のを見て、頑張る気になった。(「楽しんでもらいたい」発言の原点はここにあったのだ。う~む。)

 その後、なんとかというドラマを手掛けることになり、これが話題になって、以後映画を手掛けるようになった、というキャリア紹介にも起伏のないこと夥しい。紹介された自分がトホホと思ったのではないだろうか。

 カバンから今撮影中らしいシナリオを取り出し、開くと、線がいっぱい引かれている。女子アナがこれをみて、「わー、すごい書き込みですね」と言ったら、堤監督「いや、これは撮影が終わった印なんです。もう、このシーンは撮影しなくていい。忘れていいという印。」と、これまたトホホな答え。まあ、映画作りにおいては、こういう即物的な感覚も必要だとは思う……けど。

映画,CM、アニメあれこれ

2008-05-17 21:30:29 | Weblog
 「鮫肌男と桃尻娘」を見る。といっても、途中、30分ほどだけれど、面白い。若人あきらが、殺し屋みたいな役で、くねくねしながら、消音銃で人の足の甲を撃つ場面とか。浅野忠信が乗るシボレーカマロもかっこいい。(こういのって、大事だと思う)

 全体のストーリーはわかるまでには至らずに寝てしまったが、多分、公開時には評論家たちなんかも誉めて推してはいるのだろうけれど、なんで、「隠し砦の三悪人・ラストプリンセス」みたいなのが出てきちゃうのだろう(見ないでごめんなさいだが)。ともかく、日本映画にはレベルの差がありすぎる。とんでもないのに当たっちゃうと、もう金輪際見るものか、なんて思ってしまう。これは、当事者にとって、ずいぶん損なことではないのか。何か、「酷すぎる」ものをカットする方法(システム)を考えるべきではないのか。

 殺し屋といえば、「ゴルゴ13」のアニメが最近お気に入り。ウィキで調べたら、アニメ版ゴルゴは、劇場用だけで、テレビではこれまでやってなかったらしい。ちょっと意外だが、テレビ東京は絶好の題材を手に入れたのではないか。

 漫画の「ゴルゴ13」はほとんど読んだことがないのだが、その範囲内の印象では、ストーリー的に結構あっけないのが多いような気がしていたが、テレビアニメはそれに拍車がかかっている。

 私の見た先々週の作品は、どう考えても「無理」なシチュエーションで狙撃を成功させ、「あいつがやったに決まっているのに、でもとても陪審員を納得させることはできない」と歯ぎしりする刑事に、ゴルゴが「じゃあな」と言って帰ってゆく。「くくく」と悔しそうに見送る刑事。「目撃者がいれば」な、と最後につぶやく刑事の脇を、ネコが「にゃ~」と鳴きながら横切る、というもの。つまり、このネコが目撃者だったと思わせたいわけだ。

 なんとも「手抜き」のストーリーだが、こういうのが案外好きだ。

 あれ? これ、前に書いたっけ? 書くことは書いて、そのまま話題を変えたので、「没」にしたと思ったのだが…もし、2度目だったらごめんちゃい。

 で、昨日の「ゴルゴ13」は、厳重警戒下、野球場で開催された大統領選挙演説会場に忍び込み、大統領の側近を狙撃するというものだが、もちろん、会場には金属類は持ち込み不可なのだが、ゴルゴは強化プラスチック製のピストルを持ち込む。一発だけなら撃てる、という設定だ。そして、撃ったあと、風船に結びつけて、会場上空を飛び交う無数の風船にまぎらせて飛ばしてしまう。もちろん、警察はまたまたあとで気づき、歯ぎしりしてくやしがる。

 昔,ヒッチコック劇場で、かちかちに凍らせた肉のかたまりでダンナを殴り殺し、捜査にやってきた刑事に、その肉を料理して食べさせるという話があったが、証拠品の隠滅という意味では、風船で飛ばすというのも秀逸なアイデアだと思うが、もっとも、プラスチックの拳銃なんて、一発とはいえ使えるかどうかわからないけれど。

 しかし、ゴルゴの声を館ひろしがやっているのだが、「無口な殺し屋」だから、極端に台詞が少ない。昨日のなんか、途中で見始めたものだから、ついに館の声を聞くことなしに終了。それなのに、タイトルロールにはいの一番に「館ひろし」の文字が…。おいしい仕事だなあ、館さん。

 ついでなので、最近気に入っているもの、その3で、ソイジョイのCMに出てくるイチゴの形をした帽子をかぶって出てくる女の子がいい。これまでのシリーズは、よくできているかもしれないけれど、あまり好きではなかったのが、これは好き。誰かと思ったら、田中麗奈だった。ちょっとイメージがちがっちゃってるけど、いい。「清純派」のイメージしかなかったけれど、こういう女優さんだったんだ。

反応待ち

2008-05-15 21:26:45 | Weblog
 一昨日の深夜、NHKの特番、「セイフティーネットクライシス」の再放送を見たが、北海道の生活保護世帯の子供たちが、いずれもちゃんとした服を着て、丸々と太っているのが印象的だった。といっても、もちろん、生活保護なんてインチキだと言っているのではない。ただ「貧しさ」のレベルが昔とはちがってきている。あるいは、「貧乏」の概念そのものがちがってきているのではないかと思った。ということはどういうことかというと、今の日本の「貧乏人」は、実は、日本の「豊かさ」の証拠なのだと言えなくもないのではないかと。

たとえば、ヴェルナーという、ベーシックインカム政策の導入を主張しているドイツ人がいるが、彼は、ドイツの失業率が15パーセントという高率であるのは、実は、ドイツの豊かさを表しているのだと言っている。15パーセントの人は職がなくても食っていけてるのだから、この「現実」を制度に取り入れることはなんでもないことだと。

 と、以上のような文章を、社民系ブログ、「世に飽む(あくむ、と読むんだそうだ)日日」のBBSに書き込んだのだが…反応やいかに(笑)。

 

三峡ダム、なんて関係ねえ!(by中国政府)

2008-05-14 17:06:03 | Weblog
 裏亭さんのミクシーに「隠し砦の三悪人」とあったので、お、唐沢さん、話題作(いろんな意味で)を見たのかな、感想をみてみよう……と思ったら、「隠し撮りの三悪人」だった。駄洒落でした。

 もちろん、リメイク版「隠し砦の三悪人」など、実際に見る気なんかさらさらないのだが、それにしても長沢まさみの劣化ははなはだしい。いや、劣化というか、ものすごく正統美女に育っているのだが、イメージとしては、いまだに「美少女」で売っているようなので、見ていてひどくちぐはぐな感じがする。少なくとも私は。

 と言っても、私が見たのは清涼飲料水のCMでしかなくて、適切な例かどうかわからないが、原節子みたいな雰囲気を感じた。原節子は、いくらなんでも「隠し砦の三悪人」には向かないだろう。清涼飲料水にも。

 そういうわけで(?)、テレビCMの風物詩、虫刺され薬、ウナコーワのCMがまたはじまったなー。これを見るたびに、ああ、また夏がはじまったかと、ある種の感慨のうちに、めぐる季節感を楽しみにしているのだ。毎年、振り付け、キャスティングが変わるのも楽しみ。(今回は直後に冬に逆戻りだが)

 中国大地震、犠牲者は三万人超とあったが、最終的には三十万くらいになっちゃうのではないだろうか。でも中国人は全然気にしないのだろう。さっき、2chでみたのだが、「知り合いの中国人のブログを見たら、チベット問題の時は同問題についてさかんに書いていたのに、地震については、まったく一言も触れていなくて、いったい中国人の頭の中はどうなっているのか、混乱している」という書き込みがあった。

 それにしても、新聞・テレビをとわず、マスコミがまったく三峡ダムとの関連を報じないのはなぜか。コラムで触れるくらいしてもいいではないか。

 中国政府は、今回の地震の震源地は三峡ダムから離れていること、ダムの影響でこれほど巨大な地震はあり得ないことなどを理由に、三峡ダムの影響を否定していると、どこかのネットニュースが報じていた。たしかにダム自体は震源地から離れているが、ダム池の全長は東京・大阪間より長く、その先端は重慶近くに達している。

 まあ、それでも三峡ダムが地震の原因であることを証明することは難しいことは確かだ。しかし、事前に多くの警告が出されていたことは紛れもない事実であり、また、ダム近辺の地質図を中国政府が極秘扱いにしていて、科学者がまったくそれを見ることができないことも事実だ。

 そもそも中国政府が三峡ダムの影響を否定したというニュース自体、三峡ダムの影響を警告する動きが事前にあったことを知らないと、「なにこれ?」ということになってしまうではないか。急遽現地に赴いた温家宝首相のことを、サンケイは、「村山首相に比べ対応が早い」と誉めていたが、実は温首相は、三峡ダムに対する警告をかなり深刻に受け止めていた数少ない政治家の一人だったんだそうだ。もしろん、それでも事業推進の政治的流れはどうすることもできなかったのだが、そういう背景を含めて、今回の対応を見ていると、ほとんど温首相一人で全責任を背負っているような悲愴な雰囲気が、犠牲になった児童の靴とカバンを握りしめて呆然と立ち尽くす同首相の写真から伝わってきはしないか? え? マスコミさんよ。

 日本は災害大国なのだからそのノウハウを積極的に教えるべきとか、脳天気な戯言なんかどうでもいいからさ。

 それにしても、地震報道のあおりでミャンマーの水害報道はぱったり途絶えたが、どうなっているのだろう。このまま放置すると犠牲者は最大25万に及ぶと言ってなかったか。

 しかし、このミャンマーを中国が支えていたわけで……

「三峡ダム 地震」でググったら……!

2008-05-13 21:45:50 | Weblog
 寒いなあ。今年はじめてコンビニでおでんを買ってしまった。地球温暖化はどうしたんだ? 

 とはいえ、温暖化防止対策としてやっていること自体は、悪いことではないと思うけれど。

 gooから返事。曰く、「有料ブログサービスならば、テキストの書き出しはできます。御利用下さい。」だった。ただし、そのまま他ブログに移すことができるかどうかは保証できないとのこと。テキストだけだったら、多分できないだろうが……。「商道徳にもとる云々」の私の抗議にたいしては、「わかりました」といった感じ。

 ログイン時ではなく、原稿送信時にセキュリティのための確認が出る問題については、なんらかの原因でそうなることがあるかもしれないという、全然無意味な返答。私は、gooでは、デフォルトで原稿送信時に確認するようになっているのか?という質問だったのだが……。

 返答を読んだとき、デフォルトではログイン時に設定されているが、なんらかの原因で、途中でそうなることもあるという風に理解してしまったのだが、今改めて考えると必ずしもそういうことではないみたいだ。

 以前、プリンターの会社に電話相談したとき、「ファイル形式はtiffなんだけど」と話したら、「tiffってなんですか?」と言われて仰天したことがある。たぶん、jpgとかgifだったら、わかるのだろうが。

 その時、電話相談の担当者というのは極めて限られた分野に限って訓練されているのだなと思ったが、今回も基本的にはそういう印象だ。決して広い視野で考えてくれるわけではない。まあ、仕事の内容から言ってしょうがないのかもしれないが……。

 中国四川省で大地震。三峡ダムが溜め込む水の量があまりにも大きく、三年以内に地震を引き起こす恐れがあると、少し前に警告されていたそうだ。言われると、そういえばそんなこともあったかなあ……と思って、「三峡ダム 地震」でググったら、出てくる出てくる、きりがない。

 まず、三峡ダム完成時の全長は約570キロ。東京・大阪より少し長い。新幹線で三時間突っ走ってようやく渡りきれる長さだ。(もちろん、縦の長さだ。そして、その上流の端っこに今回地震にみまわれた重慶がある。)ちょっと想像もつかないが、これだけ巨大だと、その圧力で地震が起きる可能性があると、2006年に、香港の人権団体が指摘した。ダムの影響で場合によっては地震が起きることは、有名なフーバーダムをはじめ、これまでに何度も例があるらしい。(どうやら、「重さ」だけでなく、近所に断層があると、そこにダムの水がしみ込んで潤滑油になってしまうこともあるらしい)

 そのため、三峡ダムの影響を危惧した中国国内の科学者も含め、科学者団体が、2006年、水位156メートルを越えてはならないという警告書を中国政府に提出した。(香港の人権団体の「警告報道」は、これを受けてのもののようだ。)政府はこれを無視、というか、開発スピードを上げ、2006年9月に156メートルを突破、案の定、三峡ダムの上流地域では群発地震が増えたが、政府は、これも無視、さらに、完成を9ヶ月前倒しにする決定をした。云々カンヌン。

 本当にきりがないのだが、遂に地震が起きてしまったことを受けて、中国政府はつい先刻、「三峡ダムは、重慶で起きた地震の影響は受けていない、工事は順調に進んでいる」と発表した。

 いや、三峡ダムの影響で地震が起きたかもしれないという、反対の話なんですけど……。

 警告を発した香港の人権団体の声明には、「もし、完成した三峡ダムが崩壊したらその被害は想像を絶する」とあったけれど、「今回の地震で地盤は固まった!」とか言って、工事をすすめるんだろうなあ。

 予定では、今年中に発電機を設置だそうです。