パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

反応待ち

2008-05-15 21:26:45 | Weblog
 一昨日の深夜、NHKの特番、「セイフティーネットクライシス」の再放送を見たが、北海道の生活保護世帯の子供たちが、いずれもちゃんとした服を着て、丸々と太っているのが印象的だった。といっても、もちろん、生活保護なんてインチキだと言っているのではない。ただ「貧しさ」のレベルが昔とはちがってきている。あるいは、「貧乏」の概念そのものがちがってきているのではないかと思った。ということはどういうことかというと、今の日本の「貧乏人」は、実は、日本の「豊かさ」の証拠なのだと言えなくもないのではないかと。

たとえば、ヴェルナーという、ベーシックインカム政策の導入を主張しているドイツ人がいるが、彼は、ドイツの失業率が15パーセントという高率であるのは、実は、ドイツの豊かさを表しているのだと言っている。15パーセントの人は職がなくても食っていけてるのだから、この「現実」を制度に取り入れることはなんでもないことだと。

 と、以上のような文章を、社民系ブログ、「世に飽む(あくむ、と読むんだそうだ)日日」のBBSに書き込んだのだが…反応やいかに(笑)。