パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

別次元

2009-03-30 14:59:10 | Weblog
 訂正。

 ホンダが撤退した途端にワンツーフィニッシュになってしまったことについて、「(株で言えば)損切りしたと思った途端に株価急騰」と書いたのは「損切りするつもりで株を売ったらその途端に株価急騰」のまちがい。

 あと、ニュース(スポルト)でも「元ホンダチームのブラウン」と言っていたので、これも訂正。

 フィギュアスケートは、一応ニュースで全部見たけれど、キム・ヨナって、やっぱり好きにはなれないなあ、と思った。

 佐野稔が、「お姫さまにも乞食にもなれる演技力」って発言して、「不適切な発言がありました」って、番組が誤ったそうだが、言い得て妙だと思ってしまった。

 以前から、「魔法使い」のようだと思っていたのだが、これは佐野さんの表現の方が適切です(笑)。

 それに、ジャンプが一回明らかに失敗しているし、スパイラルではやっぱりふらふらしていたように見えたし、ステップも「練習中」って感じのものでしかなかったように思ったが……。

 たしかに以前よりは「逞しさ」のようなものは増していたが、それは即物的な意味で、身体、演技が「頑丈になった」って印象で、「エレガント」という感じではなかった。

 演技が終わって観客が立って拍手をしていたのは確かだが、よく見ると、まっ先に韓国の国旗を振りながら一人の男性が立ち上がり、それを、白人の中年夫婦らしき観客が横目で見ながら、「立たないわけにはいかないなあ」といった雰囲気で立ち上がって拍手していた。

 要するに点数出過ぎじゃないの?と思ったのだが、試合後の記者会見で、「あなたとキム・ヨナは差がついてしまったと思うか」と浅田に聞いた記者がいるそうで、これはどういう意味合いかと思ったら、この質問はアメリカの記者の質問で、「200点超えの選手が現れたということは、 あなたよりも優秀な選手ということか?」というものだったらしい。(日刊スポーツ)

 だったら、これは「差がついた」とかそういう意味ではない。

 むしろ、解釈によっては(反語的表現とすれば)、この記者はキム選手の得点に疑問を呈したといってもいい。

 ともかく、浅田真央とキム・ヨナを「ライバル」と表現するのはやめてほしいなあ。

 何故なら、浅田真央は、ちょっと別次元の存在で、彼女にとって「優勝」は勝者に与えられる月桂冠というより、彼女の「美」に与えられているように思うからだ。(最近ちょっと「ソクラテス以前の哲学」の本を読んでいるもので……)

 まあ、キム・ヨナも別次元でといえば言えるけどね。(「魔法使い」……。)

創作ジンクス

2009-03-29 19:42:51 | Weblog
 自分が勝手に作ったジンクスってのが、いくつかある。

 その一つが、私が「こりゃだめだ」と思っているテレビ局がスポーツを中継すると、その結果も、(私にとって)「こりゃだめだ」になる可能性が大きいというジンクス。

 今、それがもろに現れているのが、フジテレビ。

 で、浅田真央が結果を出せなかったのも、フジのせい。(嫌な予感がしてた……ことは事実。)

 多分、観るひとは少ないだろうなあ。結果、それも「惨敗」ってことがわかってて観る人はあまりいないだろう。

 でも、ショートプログラムでは、真央ちゃんのほうが、キムヨナより観客の期待感は大きい感じがしたけど。

 少なくともキムのジャンプって、その直前の「腕の振り」が「よいしょ」って感じで、あまり「見栄え」がいいと思えない。

 女子フィギュアの一つの「見せ場」である、スパイラルでは、全然拍手無しだったし。(でもまあ、減点はされないのだろうが)

 それはさておき、笑っちゃうのが、長年フジが独占しているF1中継。

 ホンダが突然撤退を表明して、前チームの責任者だったロス・プラウンに全部ひっくるめて1ドルで譲渡したら(簡保ホテルの格安売却と同じ理屈だな)、前年までどん尻争いばかりしていたチームが1、2位を独占してしまった。

 詳しいことはよく知らないのだが、エンジンだけメルセデスに代えただけで、後はドライバーからスタッフから、整備工場から何から何まで全部ホンダが前の年に使っていたものを流用したらしい。

 エンジンが変わったということは大きいと思うけれど、同じメルセデスエンジンを使っている他のチームの成績は散々だったんだそうで、やっぱり、ここ数年間の「どん尻争い」で培ってきた(?)経験が生きたってことなんだろうか。

 いや、たぶん、ホンダトップのチームに対する「姿勢」が悪かったんだろうなあ。

 なんといっても、「人間」がやることなんだし。

 「去年は、今年のためにあえて成績を捨てた。今年こそ自信がある」って、ブラウンはホンダ本社に言ってたそうじゃないか。(なんのかんの言って、ネットで情報収集(笑))

 それはともかくとして、要するにホンダとしては、株価が最低の時点で「損切り」したつもりが、翌日急転して急騰、ストップ高になってしまったってところか。

 今日のスポルトで、どんな解説をつけるのか?

 実は、昨日もちらりと見ていたのだが、「ものすごい事態が起きております」と、予選の1、2位を今年から参加したブラウンという名前のチームが独占したと三宅アナが話していて、「ブラウン」って初耳だったので何だろう、ドライバーの名前は去年までホンダかトヨタか、要するに日本のチームで走っていたドライバーのような聞き覚えがあるのだが、いったいどうなっているのだろうと思っていたら、なんてことはない、元ホンダチームだった。

 新チームと「ホンダ」はまったく関係がないので、名前を出してはいけないとか、そういう約束があるんだろうか?

 それとも、私が聞き逃しただけで、ブラウンチーム=元ホンダチームであることはちゃんと伝えていたのだろうか?

 というわけで、今夜の「スポルト」でどんな「解説」がなされるのか、耳のアナかっぽじって聞くとしよう。

 ちなみに、例のWBCは、テレ朝とTBSが絡んで、日テレとフジは関係無し。で、優勝。

 サッカーワールドカップ予選では、日本がバーレーンに勝利。中継テレビ局はテレ朝。

 最近ちょっと見てないが、「なぎすけ」やってるんで、私のテレ朝に対する好感度は「まあまあ」だ。

 で、成績も「まあまあ」の1対0……私の理論ではそうなる。

駅員がいない

2009-03-28 22:25:33 | Weblog
 高田馬場駅の人身事故の影響で赤羽根駅で一時間近く待たされた。

 最初、埼京線の車内アナウンスで知り、隣の湘南ラインに移動した。車内が空いていたので、座って待とうと思ったのだが、降りた埼京線が先に出そうになった。

 しかし、駅のアナウンスで「池袋まで」と言っているような気がしたので、移動するのは止めにした。

 数分後、湘南ラインの車内アナウンスで、「行き先を変更して池袋までとします」と言う。

 池袋からなら、新宿までバスで行くか、歩いたって大したことはない。

 そう思って、そのまま湘南ラインの車内で座って待っていると、また隣のホームに埼京線が入ってきた。

 埼京線にまた先をこされても、湘南ラインも「行き先限定」なら、すぐに出るだろうと思い、ホームを移ることはせずに、そのまま待ったが、全然出発しない。

 そのうち、また埼京線に電車が入ってきた。あああ……どうしよう。でも埼京線、見ると混んでるしな、と思って、またしても湘南ラインに期待したのだが、まったく出る気配無し。

 それで踏ん切りをつけて埼京線に移動したのだが、この間、駅員に様子を聞こうと思ってもプラットホームに一人もいない。

 最近、本当に駅に駅員がいない。

 そのくせ、券売機の前で御用聞きみたいなことはやっている。

 まあ、あんまり文句ばっかり言っているのもなんだけど、プラットホームに駅員が一人もいないというのはよくないと思うな、JR東日本さん。

打ち込むのが大変

2009-03-27 22:05:56 | Weblog
 日本代表の投手コーチは与田でした。

 でも、交代を仕切っていたのは明らかに山田コーチだ。どんな肩書きだったのだろう。

 山田コーチのことは別に嫌いでもないし、ピッチングコーチとしては有能だったのかもしれないが、それはあくまでも「技術的」な側面であって、総合的判断ということで言うと、ドラゴンズで実績を残せなかった(と思うのだが)ことからも、少々問題ありなんではないだろうか。

 いずれにせよ、これからは心理カウンセラーの専門家なんかをベンチに入れるといいんじゃないかと思うなあ。

 WBCはこれくらいにして、小沢問題。

 テレ朝のニュースショーに民主党の原口が出てきて、今の検察のやり方を、「民主主義の危機をもたらす」と非難したところ、評論家の岩見隆夫が、「そりゃ、大袈裟でしょう」と笑っていた。

 私は岩見隆夫は例外的に信用している人だったのでびっくりした。

 問題認識自体がまったくちがっている。

 原口が民主主義の問題を持ち出すのは、極めて真っ当な問題認識だと私は思うのだが、岩見氏はそうは思っていないみたいで、原口が何を言っても、「小沢代表では選挙に勝てないでしょう」と、それまでの論議を平気でひっくり返す。

 堀田力という、まあ比較的リベラルな元検事も(別にリベラルだからいいなんて全然言うつもりもないが)、「検察は説明しないでよい」だ。

 この堀田の場合は、多分「先輩」としての、ただそれだけの発言のような気もするが、他の見方をすれば、もしかしたら世代的な「ちがい」の現れなのかもしれない。

 要するに彼らは60年安保世代。

 団塊世代はほどひとまわり下の70年安保世代。というか、全共闘世代。

 もう、五、六年前だと思うけれど、雑誌『諸君』で、安保世代と全共闘世代がそれぞれ別々に座談会を行い、それが並べて掲載されたことがあった。

 読んでびっくりしたのは、対談の雰囲気がまったくちがう。

 全共闘世代は連合赤軍事件を背負っているので、どうしても雰囲気が極めて暗い。

 暗いが、その「悔恨」の中に、何か、「やりそこなったこと」を取りかえそうとする、闘志がみられないでもない。要するに、まだまだ現役という感じがした。

 ところが、60年台安保世代の出席者の発言は、正直言って同窓会雑誌の雑談記事でしかない。発言の最後に、ことごとく(笑)がついているような、お気楽な思い出話で、カンラカラカラと大笑いして盛り上がっているばかり。

 リタイア感がありありなのだ。

 私はちょっと写真をやっているので、60年安保世代の写真家が多士済々であることを知っている。

 もちろん、それは政治とは何の関係もなく、たまたま広告産業が急成長している最中だったとか、そういうことが関係しているのだろうが、世界的にも稀な程、優秀な写真家が揃っていた。

 「世界」は、今、彼らを発見して驚いたりしている。

 そんなこともあって、彼らには一目おいていたのだが、この座談会を読んでからちょっと見解を改めた。

 彼らはただ「運」がよかっただけで、才能は特にどういうこともないのだ、とか……。

 それはともかく、そんなわけで、団塊の世代は何かと評判が悪いし、私も嫌いなのだが、でも、本質的な問題に取り組もうと言う意欲は、本当はあると思っているのだ。

 もちろん彼らもこれから続々リタイアするわけだが、リタイアしてもリタイアできぬ問題を、何かしらもっている連中が多いように感じるのだ。

 鳩ぽっぽにしても、管直人にしても、自分の本当にやりたいことをまだちゃんと言っていないような気がする。(鳩ぽっぽは時々唐突に言い出すことがあるが)

 そう言えば、前日本代表監督の星野も、山田コーチも、もろに「団塊世代」だったけど、彼らは、体育会だし、「先輩」の権力体質をそのまんま受け継いでいるような気が……。

 何故って、私は元ボート部だったので雰囲気はわかるのだ。

 ……と話題代って、最終段階にある私の写真集の件なのだが、最後に来て、「古代ギリシャ哲学」が壁になって苦労している。

 古代ギリシャ哲学といっても、いわゆるソクラテス以前の哲学者たちだ。

 ヘラクレイトスとか、タレスとか、クセノファネスとか、アナクシマンドロスとか、アナクシメネスとか、パルメニデスとか、もう、カタカナを打ち込むのが大変……というのじゃなくてー。

原監督に国民栄誉賞(東スポによると)

2009-03-26 21:10:38 | Weblog
 みのもんたが「朝ずば」で、小沢を攻撃していることについて。

 私は「朝ずば」見てないのでわからないのだが、かなり酷いらしい。

 いや別に小沢が酷いなら、酷く攻撃するのもわかるのだが、現段階ではとてもその理屈は通らない。

 で、その件について2chに次のような書き込みがあった。

 《政治献金とは、つまり全部賄賂ですと、みのもんたは言っている様な物だ。何か見返りがほしいから金を出すというのが政治献金だとしたら、政治資金という法律そのものの存在の意味すらない。 思想・信条・政治行動、それを応援したいというのが政治献金。「俺いくら出したから、上手く頼むぜ」それは、テレビ局内の常識ではあっても、政治献金というものの常識ではない。 何で小沢だけが大金なんだ。 つまり、それは、小沢に期待が大きいという事で、見返りというような発想はあほなマスコミの常套句なのだ。 法治国家としての危機。検察の特高化。これを平気で跨い行ったら、交代後の投手こそよりつまらぬ事件で狙い打たれる。 》

 2chは見ていてほとんどが不快なだけなのだが、時々、こういうまともな意見が載っている。(小沢に甘い、と言われるかも知れないが、大久保秘書の嫌疑が結局「虚偽記載」に止まっているのだったら、小沢に対する献金は、彼の政治家としての能力に期待したものと理解するしかないだろう)

 マスコミもこれくらいの見識はもっていて欲しいのだが。

 原監督に国民栄誉賞だって? よく見たら、東スポ。

 実は決勝戦当日、ちょうど岩隈がホームランを打たれて同点とされ、続く打者にもヒットを打たれたが、内川のファインプレーでことなきを得て、なんとか同点で終えた時点で、アパートを出たのだった。

 そしてその時、こう思ったのである。

 「岩隈はこれで交代すべきだ。」

 なぜかというと、岩隈は一点とってもらって、その後もチャンスはいくらでもあったのに、どうしても追加点がとってもらえていない状況だった。

 これは先発投手にとって最悪のパターンだろう。

 しかも、普通の試合じゃない。韓国では、「野球戦争」って報道しているそうじゃないか。

 岩隈がどんなに優れていても、絶対にもたない。そう思っていた矢先に同点ホームランを打たれ、さらにヒットを打たれた。

 岩隈に代るピッチャーがいないなら別だが、いくらでもいるのだから、次の回の先頭から変えるべきだ、さもないと、絶対にヤバいことになるにちがいない。

 斯く結論を出してから、TVのスイッチを切り、新宿の事務所に向かったのだが、事務所についてみたら、たしか、3対2で一点リードしている段階で九回裏。

 杉内がマウンドにのぼったが、左に代えて右が出てきたので、杉内は一球も投げずにダルビッシュが出てきた。

 そして、周知の通り、同点に追い付かれ、次の回でイチローが決勝打を打ったわけだが、前の書き込みで指摘した、原監督の「苦笑」は、ダルビッシュが打たれて同点になった時だった。(TVで確認した)

 おいおいである。もし、ダルビッシュ投入が原監督自身が決めていたなら、まさか「苦笑」なんかしないだろう。

 とまあ、それはそれとして、私が気になったのは、岩隈がいつまで投げたのかだったが、どうやら八回まで投げたらしい。

 つまり、ホームランを打たれて同点にされてから丸々2回か3回投げたのだ。

 そして、2点とられた。

 もちろん、岩隈であれ誰であれ、八回投げて2失点なら上々のできであって、誰も文句は言わない。

 でも、状況が状況だ。

 繰り返すが、岩隈に代る投手がいないのだったら、話は別だが、結局一球も投げずに退いてしまった、大リーグのスカウトに絶賛されたという、絶好調の杉内はじめ、いくらでもいる。

 すっかり逞しくなった田中のマー君だっているし、安定感抜群の西武の涌井だっているし、それこそ、ダルビッシュだっている。

 それでどんどん繋いで、最後に藤川でいいじゃないか。

 藤川って、私の印象では、あんまり信用できるように思えないのだけれど、でも、ストッパーとして選ばれたのは藤川だけでしょう。

 それを使わないなら、なんで選んだのか、ってことになる。

 まあ、調子が明らかに悪かったというのなら別だけど。

 今、改めてスコアを調べたら、岩隈がホームランを打たれたのは五回裏。六回は両チームゼロ。七回、八回に日本が一点ずつとったが、八回裏に韓国に一点とられる。とられたのは、なんと岩隈だった。

 つまり、原監督は八回まで岩隈を引っ張ったのだ。

 繰り返すが、がっぷり四つのままだったら、わかる。でも、むちゃくちゃ日本が押しまくっていて、それでも点差が最小のままだったのだ。

 つまり、むちゃくちゃピッチャーに精神的負担がかかっている状況だった。たしか、九回表も日本は絶好のチャンスを逃しているはずだ。

 つまり、これまで何回も韓国にやられたパターンを繰り返している。

 この最悪のパターンで杉内をだし、一球も投げずにダルビッシュに交代、そして同点。

 そりゃあ、原監督、苦笑いするわなあ……である。

 「どうなろうとオレ、しらねえよ。全部山田さんのせいだよ」と内心思っていたのではないか。

 まあ、私はそんなに野球好きってわけではないので、こんなに熱くなる必要もないのだが、マスコミこぞって、原采配を「絶賛」してるので、そんなわきゃないだろーと。

大騒ぎの一日

2009-03-24 20:04:49 | Weblog
 野球でひっくり返るような大騒ぎだけど、途中で同点に追い付かれた時だったか、勝ち越された時だったか忘れたけれど、アナウンサーが、原監督がベンチで苦笑いを浮かべていると言っていた。

 その「苦笑い」は、TV画面には写らなかったように思うけれど、これは、投手起用に関しては完全に山田コーチに丸投げなためではないか、とか、ちょっと勘ぐってしまった。

 要するに、もうちょっと楽に勝てる試合だったんじゃないのと思うのだ。

 絶好調(らしい)杉内を一人も投げさせないで交代させるとか……なんだか結果オーライ的采配に思えてしかたがない。

 でもまあ、よかった。

 小沢の秘書が結局起訴されたが、容疑が「虚偽記載」。

 じゃあ、どう記載すればいいのか。「西松建設」って明記すればよかったのか?

 昨日あたりから、一時影を潜めていた、「請求書」があったという報道がまた登場していて、変だなと思っていたのだが、検察の頼りは「請求書」だけなのか。

 それも、政治団体宛の。(だって、まさか西松建設に請求書を出す訳はないでしょう。いくらなんでも)

 郷原元検事の話によると、秘書が有罪になるとしたら、「政治団体」に実質がまったくない、つまりダミーであったことが証明された場合くらいしかないということだったが、今のところ、起訴理由に「ダミー性が明らかになった」という箇所が含まれているという報道はまだ見ていない。(マスコミでは、完全に「ダミー団体」ってことになってるけど。)

 裁判の過程で、実質「ダミー」であることを印象づけることは可能だと思っているのかな。多分そうだ。

 陣内って、最近やっと顔を覚えたと思ったら離婚か。

 しかし、普通だったら「新婚ホヤホヤ」と言われている段階で「度をこした浮気」って……いや、そういう男は確かにいるんだけど……。

 もう、今後は「ヒモ人生」の奥義を極めるつもりで女を探しては渡り歩く一生しかないのかな。

 明日は、久々に新聞を買ってみるか。

黒幕は麻生?

2009-03-18 19:56:04 | Weblog
 戦前、韓国チームの監督が、「日本チームにはホームランバッターがいないのが問題だ」と指摘していたが、その通りの感じだなあ。

 結果論でなしに、おかわり君がなんでいないのだろう? 広島の栗原をなんで落としてしまったのだろう。打つ打たないは別として、あれだけぶんぶん振り回すのが代打要員にいれば、相手は嫌だと思うけどなあ。これは、本当に最初から気になっていたこと。

 あと、コーチの山田とか、別に能力的に問題があるとかそんなことはわからないが、原監督との接点が感じられない。

 星野が仲良し二人をコーチにしたことも問題だが、接触が希薄だとすると、こっちのほうが問題だと思う。

 いや、原監督と山田コーチのことは全然根拠はない。もしかしたら、二人は接点があるのかも知れない。

 ……でもなんか、二人は性格的に「水と油」みたいな感じがするなあ、やっぱり。

 しかし、日本、またキューバとやるんだそうで、少しシステムを工夫しないと、さすがに、飽きる。

 ところで、高速道路のETC機器に対して補助金が出るため、購入者が急増、品切れ状態になっているそうだが、実は、補助金が出てから、値段が実際には上がっているとか。

 なんでかというと、以前から値引き販売をしていたのだが、補助金が出るというので、値引き販売を止め、定価から補助金分を差し引くことにしたら、以前の値段よりかえって高くなってしまった、ということらしい。

 これも、本当のことはわからない。どうせ、運転免許をもっていない関係ないんだけど……というわけでもない。

 JRが高速値下げに危機感を持って、正規の運賃の価格を下げたわけではないらしいが、新幹線料金を一部値下げにしたらしい。

 新幹線の料金って、今までほとんど「聖域」という感じで、「高すぎる」と声をあげた人はいないが、「高いなー」とは常々思っていた。

 というわけで、もし高速道路が全線無料になったりしたら、相当活気がでることが予想される。ここは是非民主党には勝ってもらわねば、ということで小沢問題だが、これ、案外、麻生が黒幕ではないだろうか。

 それも、小沢狙いというより自民党内の麻生おろしの世論を牽制するためだ。

 実際、秘書が逮捕されて以来、麻生おろしの動きはピタッと止まってしまった。

 最大の利益を得た人が真犯人という法則にもあてはまるし。

 とはいえ、自民党でもっとも「黒い」といわれる二階は現役閣僚だ。現役閣僚を当て馬にするか?

 麻生にそこまでの策略、度胸があるか? ちょっと考え難いが、国会で、「違法行為があったから逮捕されたんでしょ」と言ったとか。

 身柄を確保して取り調べている段階でこんなことを言ってしまうというのは、さすがに麻生、またまた失言だとマスコミ、民主党は騒いでいるみたいだが、これは「失言」なんかじゃなく、事前に検察庁と相談していたため、「当たり前」のように出てしまった発言なのかも知れない。(ま、これも失言と言えば失言なんだろうけど)

 いずれにせよ、私は、今の麻生に「余裕」を感じる。

 どんな失言でも、総理大臣の場合、居直ってしまえば致命傷にはならない……ということを、麻生は学んだのかも知れない。

 だとしたら今回、麻生は学習院を出て以来はじめて、自分の頭で「学んだ」のだ。

 ……って決めつけちゃってるけど……でも学んだ内容がなあ……って決めつけちゃってるけど。

ある夫の好きなこと

2009-03-15 17:59:43 | Weblog
 最近は、TVをひねれば必ず「老齢者」問題が取り上げられていて、しかもそれがみな惨めというか、要介護老人ばかりで、みていて嫌になる。

 今日も、田原のサンデープロジェクトで、若年性痴呆症になってしまった妻を抱える夫の話をやっていたが、その妻は、もうかなりひどい痴呆症で眼から完全に表情が失われているのだが、しかし、髪の毛は今も黒々としており、しわも少ない。痴呆症でなければ、「なんてお若くて、美しいんでしょう」と羨ましがられるであろう容貌で、実際、夫は、一目惚れで結婚、今もぞっこんで、毎朝、自分が出勤する前にお化粧を施してあげているのだが、その上手いこと! 

 普通の化粧道具なんかじゃない、プロの道具を使って口紅を引き、ほほ紅を指し、アイシャドーまでつけてあげている。

 よく見ると、ラメ入りだ。

 今すぐにでもプロになれるぞと思ったのだが、夫の本職は「葬儀屋さん」。

 死化粧係だったりして。

 というのは冗談だが、でも葬儀会社の営業だったというのは事実で、その後、奥さんの介護のために、営業ではない部署を望んだが、収入がかなり減ってしまった。

 はっきり言って、このケースは、この「夫の収入が少なくなってしまった」ということだけが問題で、あとはある意味、自分の大好きな、しかも決して文句を言ったりしない「生きた人形」を相手にしているつもりでいれば、「幸せ」と言ったっていいケースだ。

 そういう観点から番組を作ったっていいじゃないかと思った。たとえば、お化粧を施してあげるシーンに、「楽しそうな旦那さん」とかなんとかコメントを入れたりして。(実際、楽しそうだったぞ!)

 まあ、そんな番組にしたら視聴者から「不謹慎だ」とねじこまれるかもしれないが、『おくりびと』より面白いと思うぞ。(『おくりびと』、見てないけど。)

 夫が出勤した後は、部屋の中でまばたきもせず、椅子に座ってじーっとしている、お化粧を見事に施し、きれいに着飾った美人妻。

 シュールだ。(実際には夫の八十を過ぎたお母さん、つまり姑が面倒を見ているのだが。)

 話がそれたが、この手の番組を見るたび思うのが、日本の寝たきり老人率の高さだ。

 よく知られた話だが、日本の寝たきり老人の数はアメリカの10倍だ。

 10倍と言うのは実数で、人口比率で言うと5倍ということなのだが、ヨーロッパ、特に北欧の場合なんかは、「ゼロ」と言われたりする。

 というのは、自力で食物を飲み込めない老人は、そのままにしておくからだ。

 つまり、自然死を待つということだ。

 だから、当然、施設で死ぬ老人の数も日本より多い。年間300人も死ぬところが少なくないらしく、日本だったらスキャンダルになる。

 しかし、こういう統計数字をどう読むかは、なかなか難しいもので、日本で「寝たきり老人」が多いことは否定できない事実であるものの、日本では、「他人に依存して生きること」が肯定されているからであって、決して悪いことではないという意見もある。

 つまり、欧米で「寝たきり老人」が少ないのは、「他人に依存して生きる」ことは老人だろうが、誰だろうが忌避すべきことで、もしそういう状態になったら、断然、「依存」を拒否して、一人で死んでゆく。

 この二つの生き方のどちらがいいかは、文化の問題も絡むので一概には言い切れないというのだ。

 しかし、これはちょっとおかしい。

 というのは、「寝たきり老人」でググって調べたついでにわかったことなのだが、日本の老人の自殺率は、残念ながらかなり高いのだが、内容を調べると、独居老人ほど自殺率が低く、なんと、三世代同居家庭における老人自殺が一番高いのだそうだ。

 CM等では、「幸せな生活を保証されている」はずの「三世代同居」家庭の多くが、最後は「地獄」になっちゃうわけだ。

 日本には、「他人に依存することを是とする文化がある」なんて、それこそ幻想なのだ。

 これは、私だけの意見ではない。橋本治がどこかで言っていたことで、実際、「日本には他人に依存して生きることを是認する文化」がある、と言っていた先生は、日本だけでなく、一般に東洋はそうだみたいなことを言っていたが、こんないい加減なんでよくぞまあ大学の先生をやってられるもんだ。

 大家族制度の社会である中国でも、韓国でも、否、どの発展途上国も、裕福になるにつれ、一人で、もしくは二人で(つまり核家族で)暮らすことを選ぶ傾向がある。

 これは「文化」を越えて見られる現象で、人間は、多分、生物学的に、一人、もしくは二人(夫婦)で暮らすことができるなら、そうすることを選ぶ傾向がある……ということは否定し難い事実だと思うのだが、マスコミは、挙げて、「一人暮らしの老人」を異常視し、「孤独死を防ぐため」の監視体制を作れと熱心だが、自殺者の多くは実は子供、孫らと一緒に暮らしている老人が、人間関係に疲れて自殺する確率が高いという事実(1994年の統計で、十年以上前の数字だが、この手の数字はあまり変わるものではないだろう)をまず認めよ、と言いたい。

 日本人は、近年、とみに「事実」を見ようとしなくなった傾向がある。

 自分の「思い込み」を勝手に喋り散らかすだけだ。

 自分たちが首を縦に振らなければ何も決まらない、「だって、それが民主主義だも~ん」とタカをくくっているのは、特に、数の多い団塊の世代以上に多いように思うのは、自己嫌悪が過ぎるかな?

漆間官房副長官、63歳……

2009-03-09 22:11:03 | Weblog
 今日のお昼、眼鏡ドラッグの眼鏡洗浄サービスで眼鏡を洗っていたら、後ろで駐車違反取り締まり員が違反のステッカーをバンに貼っていた。

 そのバンは、仕事らしくて、後ろのハッチバックのドアと歩道側のドアを開け放ち、駐車ランプをつけ、なおかつエンジンをかけっぱなしだったのだが、そんなのはおかまいなしに、ペタっと貼って去っていった。

 「可哀想に、これじゃあなんにもできないじゃないか」と思いながら眼鏡を洗っていると、そのバンの運ちゃんが走ってもどってきた。そして、違反のステッカーを見ていた。

 別に顔色も変えず。

 違反金は会社が払ってくれるので、そんなにカリカリきてないのか、それとも、内心カッカしているのか。

 一度、自転車を歩道にとめておいたら、どうなるだろうと実験をしたことがあったが、30分も経たないうちにステッカーを貼られた。

 自転車なんで、強制的に駐輪場にもっていかれないように、ワイヤーで歩道のガードなんかにしっかり結びつけておけば、あっちも手も足もでない……ということはないかもしれないが、まあ、ワイアカッターを持ち出すほど、自転車の「駐車違反」に神経を尖らせているわけではないが、ともかく、いい子ぶりっこというかなんというか。

 自転車くらい、歩道においたっていいじゃないか。

 極東ブログで、今回の小沢秘書逮捕について、「なんでこんな些細なことで大騒ぎをするのか」といった主旨の書き込みがなされていて、アレレ?と思った。

 アレレ?と思った理由は二つ。というか、結局一つなんだが、「些細なことで大騒ぎ」しているのが、地検なのか、それともマスコミ世論なのか、どっちなんだか、本文を読んでもわからないのだ。

 「マスコミや世間が騒いでいるのが不思議だ」と言っている可能性の方が強いようなのだが……
 
 コメントが十いくつついているのだが、それを読んでも、そもそも、「どっちで大騒ぎしているのかわからんぞ!」という問題意識はないみたいで、ダラダラした文章が続くだけ。

 極東ブログというのは、日本で、多分有数のインテリブログのはずなんだが、それがこの体たらくではなあ。

 それはともかく、今回の問題が大問題だと私が思うのは、確かに、「些細なこと」で、「行政当局からの注意」で済ませるべき問題に検察が腕まくりして取り組んでいることの異常さなんだ。

 これが、今突然起きたことなら、いい……わけじゃないが、まあ、「突然の乱心」ということで済むのだが、猛烈な駐車違反取り締まりといい、大麻取り締まり大作戦といい(捕まったやつは必ず「とんでもないことをして深く反省している」と検察から反省談話が発表されるが、その「自供」報道のいかがわしさに自ら気づかぬふりのマスコミ!)マスコミを巻き込んだ、検察、警察合同の「道徳強化作戦」が、一役人の発案で執り行われているらしきこと、そのことなんだ。

 簡単に言えば、警察独裁国家化だ。

 共産党は、このような独裁体質と親しいものがあるから、黙っている……というか、むしろ検察支持の姿勢を示しているのは当たり前として、社民党の連中ときたら、まったく救い難い鈍感さだ。

 それにしても漆間官房副長官、63歳……。

 私と同い年じゃないか。真っ白い頭はいいとしても、じじいみたいによろよろ歩いているのを見て、愕然!

 ああ、でも、小田和正さんも同い年なんだよな。宇崎竜堂もだし、ラッツ&スターの鈴木氏もそうらしい(鈴木氏が同年代とは知らなかった。若いのにびっくりした)、ということで自らを慰めることにした。

本末転倒

2009-03-08 20:08:33 | Weblog
 今月末から高速道路が土日及び祭日、ETC搭載の普通車に限って1000円均一になるわけだが、担当官庁では渋滞が予想されるため対策に苦慮しているんだそうだ。

 ETC機器はあっという間に売り切れ続出だというから、渋滞は必至だろうなあ。

 しかし、それはそれとして、なんで土日、祭日限定なのだろう?

 そんなに、「休日特需」ってすごいのだろうか?

 秋葉原なんて、今では半ば観光地だが、休みの日の人出と普通の日の人出とどちらが多いかというと、圧倒的に「普通の日」なんだけどな。特に、午後6時以降なんかは、休みの日はガラガラだ。

 ここしばらく新たに祭日がもうけられる動きは見られないが、一時期は「新規祭日ラッシュ」で、その説明は、「休日特需」を期待して、ということだった。

 では、その休日増加で観光地がどれくらい潤ったのか? 

 マスコミは全然検証報道しないからわからないが、観光地が人集めに必死だという報道は減っていないから、きっと「休日特需」は大したことはないのだろう。

 ともかく、休みの日にどうするかというアンケートをとると、大半は「寝てる」だ。

 「寝て」いて、どう消費するんだ?

 まったく、役人の頭の中を覗いて見てみたいと思うのだが、今の医療ピンチを招いた「医師不足」は、厚生省のトップが「医療費亡国論」というのを雑誌に発表したのがきっかけだそうで、その論旨はというと、医療費のこれ以上の増加を防ぐには、医師の数を減らさなければならないというもので、その後、「医師の数を減らしても医療費が減る訳ではない」という「衝撃的」研究レポートが発表されたんだそうだが、何が「衝撃的」なのだ。

 医師の数を減らせば医療費が減る……わけがないじゃないか!

 こんな単純なことも役人はわからない。

 何度も書くが、書籍小包が山ほどあるので取りに来てほしいと郵便局に頼んだら、「おたくのエリアは出版社が多いので、できません」と断られた。

 逆に言うと、出版社が少ない地域なら、取りに行くわけだ。

 実際、そう言われたのだが、これほどまでに役人の頭の構造は「本末転倒」になっていて、しかもそれに気づくことがない。

 ともかく、今月末から予想される高速道路の渋滞と、それにどう対処するのか、大いに興味をもって見物したい。(しかし、高速道路って民営化されたはずなんだけどねえ……まあ、政府が大半の株を所有しているから、政府の意見をきかねばならないのだろうが……でも、民営会社の意見が全然聞こえてこないのはなんでだろう)