パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

麻生首相、またも正論

2008-11-27 20:13:13 | Weblog
 パソコントラブルに見舞われると、本当に、ぐったりと疲れてしまうのだが、今回はそれが一入ひどかった。

 一入で、「ひとしお」と読む。麻生首相でなくても読めないな、こりゃ。

 それはともかく,何で,今回「一入」だったのかというと、たとえば、メールの再設定だ。

 これを自分自身で最後までスムースにやれた記憶がないのだが、今回も同様だった。しかし、手順、記入項目はどう調べても間違えていないはず。

 しかし、どうやってもつながらず,やむを得ず終電車で帰宅、翌日、早速OCNのサービスセンターに電話して、これこれこの通りで、とパソコンをいじりながら説明をはじめると、なんと、つながってしまった!

 これはどういうことなのだろう。

 つながってしまった以上は,「どこが悪い」と伝えることもできないわけで、植木等じゃないが、「こんりゃまた失礼しました~」と言って電話を切ろうと思ったら、「もしかしたら回線の具合が悪いのかもしれないので、もし、またおかしくなったらここに電話してください」と番号を教えられた。

 その翌日、またしても突然つながらなくなったので、早速,昨日教えてもらった番号に電話をしたら、「どうもおかしいのです」と言おうと思った瞬間,電話が切れてしまった。やはり、回線の調子が悪いらしい。

 いつもだったら、頭に来ちゃうはずだが,今回は「説明の手間が省けた~」と言うわけで,頭にくることもなく、穏やかな気持ちで担当者の来るのを待った。

 そして、今日の昼過ぎ、修理にやってきて,ビルの大本に当たる部分にノイズ防止のアタッチメントのようなものをつけて帰っていったが、要するにパソコントラブルについては、まさにこのようなことが一事が万事といった感じで立て続けに発生する。

 私は,本当にパソコンと相性が悪いらしい。

 くじ,ギャンブルとも相性が悪いが、それに匹敵する。

 くじ引きの相性の悪さというと、私が大学生のとき、倍率が1.01倍くらいの「夏期体育講座」の受講のためのくじ引きで落ちたことがある。

 1.01倍というのはオーバーじゃない。

 くじ引きは、商店街の大売り出し等でつかう、がらがらと回して、赤玉が出たら当たり、というあれだったが、私の前まで、おそらく100人近くの学生がくじを引いたが、だれも赤玉が出ない。

 なんだか、そろそろオレのところで出そうだな~、もともとくじ運わるいしな~と嫌な予感を抱きながら、ハンドルを回したら、ずばり、赤玉がでてしまった。

 周りの学生、大歓声。その中に、吉永小百合もいまして…というのはウソだけど。

 ともかく、そんなわけで…なんの話をしてたのだったか…そうそう、パソコンと相性が悪いということだ。

 でも,つかわないわけにいかないし、しょうがないのだが。


 麻生首相,今度は、「病人は自己管理が悪いから病気になる」といった趣旨の発言で、また陳謝。

 しかし、これは、先の発言にも増して「正論」じゃないのか。

 病気の中には、明らかに不摂生が原因のものが少なからずある。

 政府が、糖尿病,高血圧などを「生活習慣病」と名付けたのも、メタボリック検診なんてものをはじめたのも、結局はそういう認識が元にあり、しかし、あからさまに言うと反発されるから言わないだけで,それを麻生首相は、○カなもんで、つい正直に言ってしまった…ということだろう。

 「モラルハザード」という言葉があるが,あれはもともと保険業界の専門用語で、保険に入った人が、はいったから安心だとばかりに、不用心な生活を送ることを言うのだそうだ。

 今の日本はその典型だろう。

 たしかに、高度治療を今の日本ほど安く受けられる国は他にないというのは事実だろうが、そのためのモラルハザードで、糖尿病予備軍が異常な数に上り、寝たきり老人の数がアメリカの10倍もいるとも考えられる。

 しかし、そんなことは「関係ねー」とばかり、世を挙げて美食にふけり、おかげで今年は去年よりさらに三ツ星ミシュランレストランの数が増えた。

 そのすべての先頭に立って美食を煽っているのがテレビを筆頭とするマスコミだ。

 いったい、くそマスゴミどもは、どのツラ下げて、麻生発言を非難しようというのか。

 今,健康保険制度が危機に瀕しているのは,滞納者が多いからではなく、人工透析をはじめとする高額治療が加速度的に増えていることが原因であることは夙に,マスコミ自身が報じている通りだ。

 ということは,要するに,被保険者の「モラルハザード」が健康保険制度を危機においやっているのであって、まさに、麻生首相は、時宜を得た、正しい指摘をしたのだが、でも、速攻,謝っちゃったらしい。

 ダメだな~,やっぱし。
 

いつものトラブル

2008-11-25 19:38:36 | Weblog
 2週間くらい前に、突如、映像ファイルがおかしくなってしまった。

 画面ではちゃんと写っているのだが、プリントするとぼけぼけになってしまう。

 映像ファイルには、tiffとかepsとかいろいろな種類があり、私は、tiffにしている。

 というのは、少し前まではepsだったのだが、このファイルだと、家庭用のプリンターだと、ぼけぼけになってしまう。

 いわゆる、ピップマップとか、あんな感じで、画面が「カクカク」になってしまうのだ。

 tiffの場合はそれはないので、以来、tiffにしているのだが、それが、2週間くらい前空,突然、epsで出力したみたいに、ボケボケ,カクカクになってしまったのだ。

 多分映像ファイル自体が壊れたわけではないようなので、印刷屋に出す分には支障はないと思うのだが、その前のチェックがこんな状態ではなんとも心もとない。

 しかし、原因がどうしてもわからない。

 ソフトの不調なのか、コンピュータが不調なのか?

 しょうがない、最後の手段でOSのリストアをしてみようと思った。

 リストア,あるいはインストールのやり直しは最初から考えていたのだが、またいろいろな設定をやり直さなければならないと思うと、それが嫌でやらなかったのだ。

 特に,メールの設定はこれまで一度も成功したことがなく、すべて、電話相談で解決してきた。

 だったら、最初から電話で聞きながらやればいいのだが、なんとか自力でやってみたいという欲望もある。

 あともうひとつ、インストールを躊躇させていたことは、私のもっているOSはMacの9.04で、それを9.2.2までアップグレイドしてつかっているのだが、今回リストアすると、最初の9.04に戻ってしまう。

 でもしかたない、やってみようということで、リストアしてみたのだが、その直後の再起動で途中でフリーズしてしまった。

 これは、USB経由でつないでいた周辺機器をそのままでインストールしたために起きた故障で,やり直すことで無事リストアできたが、前途多難を思わせるつまづきであった。

 まず第1に,映像ファイルのプリントは、以前のようにきれいに出るようになった。

 この点ではリストアは一応は成功だったのだが、以前はできた9.2.2へのアップグレードができなくなってしまった。

 なぜかというと,アップルのホームページにつないでも、画面が完全に壊れてしまって…あ、いや、もしかしたら、インターネットエクスプローラーのバージョンも古いのに戻ってしまったのか?

 もう一度行ってきま~す。

 
 ということで、真相が分かった。

 真相というほどのこともないが、要するに、MacのOSが古いのに戻ったため、ブラウザーを古くなって、Macのホームページにアクセスできなくなったのだ。

 さて、どうしたらよいか。

 IEはもう完全にサービスを停止している。

 ではネットスケープはどうだろう。

 と思ったが、こちらもOS9対応は、実質上サービス停止で、どこにもないのだが、そのうち、グーグルで手がかりをさがしている内に、ネットスケープの後継、いわゆるOS9にも対応できるようにしたモジラを個人的に作って配付している外人さんがいるそうで、そのアドレスが紹介されていたので、早速いってみた。

 たしかに、「私はエンジニアではないので、文句はなしね」といった文章と一緒に、そのブラウザーがアップされていたので、それを早速ダウンロードして、アップルのHPにつないだら、やったね、ちゃんと画面が壊れることもなくつながり、OS9.1も手に入れることができた。

 本当は、9.2.2まで手に入れた方がいいのだろうが、いいかげんくたびれたし、9.1でたいがいのことはできるので、とりあえずこれで満足することにした。

 なんか、ちょっぴり、パソコンに詳しくなったみたいな気がする。

医師会は何を主張してきたか

2008-11-21 18:11:54 | Weblog
 麻生首相が大バッシングを受けているようだが、医師会批判については、その通りじゃないかという意見がブログ等では多く見られるようだ。(マスコミは全然だが)

 特に、小倉秀夫氏のブログ(ここ)には、昭和30年代の初めから、文部官僚を中心に、医学部定員の増加を主張する人々に対し、厚生官僚と、医師会、特に医師会が「医療の質が落ちる」ことを理由にずっと反対し続けてきたことが国会の議事録によって明らかにされている。

 それによると、医師の収入は昭和50年頃ですでに2000万円近くある。ただし、議事録には「診療所の収入」とあるので、開業医のことだろう。

 開業医の場合は、いろいろ医療器具を買い揃えたりする必要があるから、ある程度の収入がないとやっていけないだろうが、しかし、開業医ですごい機械を持っているところはないわけだから、治せるものなら自分のところでし、難しいのは、大病院に行ってくださいとなる。

 要するに、やっていることは実際にやっていることはカウンセリングみたいなものだ、というのは言い過ぎか?

 いずれにせよ、今回問題になっているのは、その大病院に勤めている勤務医の問題なわけで、したがって、小倉氏のブログで取り上げられている国会での質疑も、今現在、緊急課題として語られている問題と直接つながっているわけではないが、でも、全体の雰囲気はつかめる。

 一言で言えば、医者の数が増えると、過当競争で医療の質が低下する、というのだ。

 でも、何故?

 普通は、競争が激しければ、それだけ切磋琢磨するから、質は上がるのではないか? 少なくともスポーツなんかではそうだ。

 どうも、医師会の発言(それを代弁する医師を兼ねている多くの国会議員)を読むと、医者の数が多くなると収入が減り、収入が減るとやる気がなくなる……と言っているようにみえる。

 と、ここで久々に内田樹センセイのブログを見たら、ここでも麻生発言がとりあげられていた。

 以下、コピー。

 『1970年代に一県一医大構想と私立医学部の新設で医学部定員が急増し、「医師過剰」による競争激化が懸念されたのは事実である。そのときに医学部定員を最大時の7%削減し、以後20年以上抑制傾向が続いていた。それが、このところの医師不足で先般50%の定員増に踏み切ったばかりである。
 私は医療行政については門外漢であるが、過去四半世紀にわたる医学部定員抑制に過当競争を嫌う医師会の意向が反映していたというのは事実であろう。
けれども、医師会が医師数を減らすことで、医療環境を劣化させることを望んだということは常識的に考えてありえない。
 競争が過当にならない程度、医療水準の質が高く維持できる程度の医師数を現場は望んでいたはずである。
 その数値はおりおりの状況を勘案して、「さじ加減」で決めるしかない。
「さじ加減」をするのは厚労省の仕事であり、もし「さじ加減」が失敗して今日の医師不足があるのだとしたら、その責めは法理的には歴代の総理大臣が負うべきものであろう。』

 以下、つっこみ。

 《私は医療行政については門外漢であるが、過去四半世紀にわたる医学部定員抑制に過当競争を嫌う医師会の意向が反映していたというのは事実であろう。》

 うんうん。

 《けれども、医師会が医師数を減らすことで、医療環境を劣化させることを望んだということは常識的に考えてありえない。》

 ん? 「医者が、医療環境を劣化させようと望むなんてあり得ない」というわけ? そりゃそうでしょう。

 《競争が過当にならない程度、医療水準の質が高く維持できる程度の医師数を現場は望んでいたはずである。》

 内田センセイは、過度の競争が技術水準を劣化させるという医師会の言い分をそのまま飲んでいるわけだ。なんの疑問も抱くこともなく。何をして、「過度」と言うべきかの検討もせず。

 《その数値はおりおりの状況を勘案して、「さじ加減」で決めるしかない。「さじ加減」をするのは厚労省の仕事であり、もし「さじ加減」が失敗して今日の医師不足があるのだとしたら、その責めは法理的には歴代の総理大臣が負うべきものであろう。》

 今回の緊急事態は、誰が悪くてこうなったわけでもないく、「さじ加減」で対処できる問題だったと? いや、ぐだぐだですな。

 別に、こんなところでつっこむ必要もないのだけれど、内田センセイのブログでは、なにぶん、半年くらい前にコメント欄を削除してしまっているので、欲求不満が募ってしまうのですよ。すみません。

年金テロ

2008-11-20 22:33:56 | Weblog
 麻生首相、案の定の失言続きで、自民党いよいよピンチだが、「医者の多くは普通の人と感覚がちがう」はその通りだろう。

 地方都市の公立病院の医者の給料が年1200万円では安すぎるということで、みんな辞めてしまうので、2000万円にしたらなんとか人員を確保できたが、市長が交代し、懐が厳しいので昔の給料に戻すと言ったら、またいなくなってしまった件について、東京都立墨東病院の新規募集の給料が月に55万円であることを引き合いに出して、月100万で安過ぎるとごねるのはどうかなと思ッたわけだが,その後、世界各国の医者の稼ぎのランクをネットで調べたところ、アメリカの医者の年間所得が平均で約2000万円で世界で一番高かった。

 もちろん、あくまでも「平均」なので、多分、金持ち相手の医者がべラボーに稼いでいるのだろう。

 それはともかく、日本の平均が1200万円で、世界的にはまーまーのランクだった。

 しかし、1200万円と聞いて、あれ?どこかで聞いた数字だが……と思って思い出したのが、例の「安過ぎる」ということで辞めてしまった医者の給料だ。あれと同じだ。

 じゃあ、なにかい。お医者さんたちは、「平均」では不満なのか?

 業界の中で平均額のギャラをもらえるのであれば、普通だったらあんまり文句は言わないものだが……ここら辺が、医者がちょっと普通の人の感覚とちがう、一つの証拠だと思うのだ。

 要するに、プライドが猛烈に高いのだ。それで、俺のギャラは、平均より高くなければならないと信じ込んでいる。

 だとしたら、今、1200万が2000万に上がったとすると、医者の平均所得は2000万円に近づくわけだが、そうなると今度は、2000万円じゃあ、「平均」だ、俺は、平均で遇せられるような人物じゃない!ということになってしまう。

 まあ、これは理屈だけど、それくらいプライドが高い……のじゃないかなと推測するのだが。

 また、そのプライドが「象牙の塔」と固く固く結びついている上、「生殺与奪」の権利さえ握っているとなると、ああ、実に恐ろしい。

 何か手段があるとしたら、必要以上のプライドを持つことが少ない、女性の医者を増やすことだろうなあ。

 元厚生事務次官が殺されたが、「世間の空気」はどうなっているのだろう?

 まさか、こんなやつが本当に現れるとは思ってもみなかったが、起きてみると、不思議じゃないなあ……といったところだろうか。

 実は、上記の感想は私のものなのだが、それくらい不満は強い。

 ラジオを聞いていたら、「殺された○○さんは国民のためを思って基礎年金制度を作った人なのに」と、どこかの評論家が言っていたが、「基礎年金」なら、無条件でみんなもらえるかというとそうではなくて、40年間、毎月一万7000円近く積み立てて、70歳近くになってから月六万円もらえる制度のどこが「基礎年金」なのか?

 しかも、その六万円は、40年間欠かさず収めたらの話で、40年に達しない人はそれだけさっ引かれ、さらに25年以下しか収めなかった人はゼロだという。

 これのどこが「基礎年金」なのか?

 どうにもわからないが、肝心の、作ったやつが、一切、どこにも顔を出さず、説明もしない。

 これが一番いけないのではないか。

 総理大臣以下、各大臣はすべて事務次官の発案になる政策を実行するために国会対策を行うのがその役目である、ということがようやく国民皆にわかってきた。

 「責任者、出てこい!」という心境だ。

 数年前だったか、年金問題ではなくて、「ゆとり教育」問題で、一度、文部省に質問のメールを送ったことがある。

 「ゆとり教育それ自体の是非とは別に、知りたいことがあるのでメールしました。それは、あなた方、文部省のお役人さんたちは、日本の教育制度の一切について、立案し、命令することができるようですが、どのような法的根拠でそれを行っているのですか?」

 もちろん、返事は来なかったけれど、年金制度も同じだ。

 奥さんを殺された事務次官と、当時の部下で、今回奥さんと一緒に殺されてしまった後に事務次官になった官僚が中心になって制度を作り、それを自民党政府に命じて国会の承認を得た。

 これが、実際のところなんだろう。

 だったら、その事務次官は積極的に国民の前で説明すべきなんだが、それは一切せず、全部自民党、というか、時の行政府、つまり内閣にまかせる。

 なんて卑怯なんだろう。

 戦前は、官僚は「天皇の官僚」だった。天皇に対し、責任を追うのだ。

 これはこれなりにはっきりしているが、戦後、形が変わった。

 官僚は、国民のサーバントだというのだ。

 だったら、官僚は国民の前で説明を行わなければならないはずだ。

 でも、そうすると、国会議員と国会議員によって選ばれた総理大臣と各大臣が行政を行うという建前が崩れちゃうのでしないのだろう。

 もちろん、私はそもそも官僚が実質的に「政治」を司ることには大反対(そんなのは民主主義国家ではない)だが、今現在、高級官僚が全部取り仕切っていることは事実なので、とりあえず、彼らが国民の前に顔をだし、喋らなければ何も始まらないのではないだろうか。

 喋ることができないなら、何もすべきではない。政治家に言われたことだけをするべきだ。

 しかし、今回の悲惨な事件は、その悲惨さによって、今書いたような、根本問題に触れることをむしろ不可能にさせる可能性がある。

 あ~~あである。

真央ちゃん…

2008-11-16 20:31:26 | Weblog
 ジャンプ失敗。

 ということがわかっている状態で、テレ朝の録画中継を見る気持ちにはなれないなあ。今やってるみたいだけど。

 昨日のSPは、それでも見たのだけれど、最後の真央ちゃんの滑走まで、さんざん見て見飽きてしまったようなビデオを流し続ける。

 亀田兄弟のボクシングの時は、TBSだったが、放送時間の八割はビデオで、亀田選手をはじめてみるこちらとしては、ビデオとライブの区別がつかず、自分が何を見たのか、わからないような、朦朧とした状態で見終わった。

 そもそも、テレ朝は、真央ちゃんが勝つことを前提に作っているが、フィギュアスケートはスポーツなのだよ。浅田真央という選手は、スポーツをしているとは思えないような演技をするが、でもやっぱりスポーツなんで,誰が勝つかはわからない。

 だから、どんなに深夜になったとしても、「生中継」が求められるわけだ。

 地上波の民放からは、スポーツ中継の権利を取り上げてしまえと言いたい。本当に,マジでそう思う。


 昨日は、新宿駅の工事のため、埼京線や京浜東北線の運行が不規則になった。

 もともと、埼京線と京浜東北線と山手線と高崎線と湘南ラインとなんやらかんやらが、平行に走っているので、そのつながり具合がいまだによく飲み込めていない。

 それでも、朝(といっても実際は昼過ぎ)は、京浜東北線で秋葉原まで行き,秋葉原で総武線に乗り換えてお茶の水まで行き、そこで中央の特別快速に乗り換えれば、新宿までビューッと来れると思っていたのだが、中央線の特別快速も運転休止ということで、総武線でとことこ走って新宿についた。

 この変則ダイヤが終日続いたのだが、帰る頃にはすっかり忘れてしまい,新宿駅でハタと気がついた。

 朝来た通りの順番で帰れば何事もなく済んだのだが、鈍行で秋葉原まで行くのがちょっと面倒くさかったので、山手線で池袋まで行き、池袋で赤羽線だか高崎線だかよくわからないのに乗り換えた。(昔,池袋と赤羽専門という、超短い赤羽線というのがあって、高校生のとき部活の関係で時々利用していたのだが、これは埼京線開通の時に姿を消した…のかどうかよくわからない)

 したがって、赤羽で降りて、そこから京浜東北線で西川口まで行けばよかったのだが、自分の乗っている電車が何線なのか、はっきりしていない。

 それで、多分,自分の乗っているのは埼京線であろうと思い、埼京線なら赤羽から川口,大宮へ行くことができるだろうと思った。そのつもりで車内アナウンスを聞くと、川越まで行くという。

 川越だったら、川口、大宮の向こうにある町だなと思い、じゃあ赤羽で乗り換える必要はないと思い込んでいたら、赤羽の次は北赤羽だという。

 北赤羽なんか全然知らない駅だ。

 アナウンスを聞いてまちがえた!と思い、すぐに下車して向いのホームで、赤羽根方面に向かう上りの電車がくるのを待ったが、一向にこない。

 それで、駅員に聞いたら、赤羽方面はもう終ったという。

 ゲゲゲゲ。

 まだ、12時ちょっと過ぎなのに。なんと終電車が速いのだろう,埼京線は、とあらためて思いつつ、駅員に聞くと、赤羽発の下りの京浜東北線は終電車が12時50数分発なので、タクシーを飛ばせば間に合うという。

 まあ、隣駅なので、それほど距離があるわけではないので,しょうがないのでタクシーて赤羽まで行き、そこで京浜東北線をいつものようにつかまえたのだったが、まるで今日初めて京浜東北線に乗ろうとしているかのような,妙な気分だった。

 このトラブルの原因となった新宿駅の駅工事は1日で終ったみたいで、そこらへんの土木工事の手際というか、やりくりはさすがだと誉めてつかわしてもいいのだが、でも、埼京線があれだけ利用者が多いのに、終電時刻が新宿発で12時少し前という異常な早さをそのまま放置しておくのは問題だ。

 土木工事を手際よく進めることよりも(いや、もちろん、それだって大切なのだが)、早すぎるダイヤを需要に合わせることのほうが、鉄道会社としてはより本質的なことだろうと思うが、どうだろう。

 少し前、池袋の個室ビデオ屋の火事で十数人亡くなったが、犠牲者が全員、終電に乗り遅たサラリーマンだった。

 この問題について、名前は知らないのだが、超デブのおかまちゃんが、「終電車が早すぎるのよ」とお昼のニュースショーで発言して、スタジオで見ていた見学者(というのかな?)から拍手が起きた。

 ニュースショーであれなんであれ、テレビの生番組でスタッフではない、ギャラリーから拍手が起きるというのは極めて珍しいのではないかと思うが、JRの終電時刻については、同じように感じている人が多いのだなあと、その時思った。

高いか安いか

2008-11-14 21:07:03 | Weblog
 どこかの市の市立病院の医師が給料が安いということで次々に辞めてしまうので、給料をアップしたら戻ってきてくれたが、新市長が以前の給料に戻すと言ったので、また辞めてしまい、現在四人になってしまって、にっちもさっちもイエイ……という状態になってしまったとか。

 で、その「安い」という給料が1200万円で、アップして20000万円なんだそうで……もちろん、医師というのは大事な仕事だし、医師免許をとるまでに相当の金額がかかるということもわかるけれど……しかし、月給百万円ではとても食っていけないということはないだろう。

 医者になったはいいが、給料が安くてもとがとれない、ということだったら、それは単なる見込み違いで、「だから辞める」とはならないはずだ。

 開業医としての収入が月100万だったら、話は別だが、でも雇われている立場、給料はまるまる自分の収入になるはずだ。

 それとも、激務が続いて、体力が続かないということだろうか?

 だとしたら、「給料を上げたら戻ってきた」という行動の説明がつかない。

 と、いろいろ考えると、結局、「月百万では割りがあわない」ということになりそうだが……

 TVの解説者は、「お金の問題ではないのではないか。野球やサッカーの選手が監督の使い方に不満があるような、そんな問題なのではないか」とか言っていたが、別に調べたわけでもなく、「なんとなく、そう思う」という話でしかないようだった。

 クソ解説者め。

 しかし、わからないのはそれだけではない。

 このところ、医師不足で病院閉鎖のニュースをよく聞くわけだが、それはみな公立病院だ。私立病院ではない。

 もちろん、私立病院だって経営は楽ではないだろうし、廃業する病院も数多くあるのだろうが、すくなくとも公立病院なみの規模の総合病院で「廃業」というニュースは聞かない。

 銚子市の市立病院の場合、私立の病院に買い取ってもらうように交渉している、とか放送していたし。

 何故公立病院ばかりが、廃業したり、廃業に近い立場に追い込まれてしまっているのだろう?

 TVも新聞も、この基本的な疑問を当事者に質問してくれない。

 それとも、記者たちは、公立病院ばかりが破綻する理由を知っているのだろうか? だったら、わかりやすく説明してくれよ、と言いたい。 

 例の墨東病院も都立病院だし。

 ……と思って、ググって調べたら、墨東病院では、医師免許取得五年以内で月50数万円で、10年以内で60数万円で医師募集中だった。

 墨東病院の募集基準が妥当かどうかは別として、月百万というのはまあまあの額のようで、「給料安いから辞める」というのは、やはりちょっとおかしいようだ。

官僚知事

2008-11-13 19:19:56 | Weblog
 池田信夫のブログを見たら、gooブログがあまりにも使いづらいので、事務局に改善を何度も申し込んでいるのだが、言い訳ばかりなので、ブログで告知する、と言って、問題点を列挙していた。

 池田せんせーはブログというか、ITの専門家でもあるので,私がグーに関して抱いている不満よりかなり専門的なようだが、コメントには,私の不満と同じ書き込みがあった。

 曰く、データのエクスポートができないので、引っ越ししようにもできない。ネットを初めた時にgooを選んでしまったのが運のつきだった云々と。

 この池田氏のブログ抗議がきっかけで改善されることを望むが、改善されて引っ越しできるようになったらいの一番で引っ越してやる、なんちゃって。

 久しぶりにトンカツやのトンカツを食べたが、肉が薄くてどうしようもない。

 店構えは立派なのだが…。

 以前,本郷にいた時は、本郷の交差点の近くにあった金太郎というトンカツやでよく食べた。

 多分,ランチサービスで5,600円くらいだと思ったが…今は、1000円を超えないとおいしいトンカツは食べられないのだろうか。

 ちなみに、そのお店はローストンカツ定食で800円だった。(ヒレカツなら高いけどおいしいよ、と言われるかもしれないが私はヒレカツはあんまり好きではない)

 主人は結構感じのいい人ではあったのだが。

 以前、幸ビルの近くにあったトンカツやも、肉が薄くて私は不満だったが、昼時には行列ができていたっけ。

 あんなトンカツに行列を作るなんて、みんな、分厚い、ほくほくしたトンカツを食べたことがないのだろうか?なんて思ってしまう。

 神戸市の市長だか、兵庫県の知事だか知らないが、関東大震災が起きれば、関西浮上のきっかけになるのでその準備をしておくべきだと発言して叩かれている。

 他人の不幸、まして多数の死者がでるであろう事態を期待するとは、なんて不謹慎なんだということなんだろうが、それはそれとして、そもそも関東大震災がなんで関西浮上のきっかけになるのか?

 と思っていたら、要するに,東京が壊滅したら首都機能が麻痺するから、第2の首都機能を関西地方で準備しておくべきということらしい。つまり、どんな大災害が起きても、あたかも何もなかったごとくに行政は執行されるべきという、官僚気質丸出しの発想だ。

 社会が整然として、秩序が守られてさえいれば,それだけで嬉しいんだろうねえ。

フシュウ太郎

2008-11-11 15:10:56 | Weblog
 「踏襲」を「フシュウ」……

 これは、ちょっと恥ずかしいなあ。

 しかし、あえて助け舟を出すと、日本では漢字はどう読んでも構わないんだよ。そのために、ルビというものがある。たとえば、麻生太郎に「オタク」とルビをふってもよい。

 今度突っ込まれたら、神風特攻隊は、カミカゼと読むのが普通だが、これは「シンプウ」が正しいんだよ、あんたら知ってるかい?とかなんとか、記者を煙にまいたらどうか、麻生さん。

  実際、「カミカゼ」は、米軍の日系の情報将校が、「カミカゼ」と読み、それをアメリカの新聞が「KAMIKAZE」と報じたことが原因なんだ。と、どこかで読んだ。

 しかし、フシュウと言うと、普通、「腐臭」だし、ちょっと苦しい。

 それはともかく、社会保険事務所で大混乱しているのだって、日本では漢字を色々に読むからだ。

 私の本名は「潮田」でウシオダと読むが、バトミントンの潮田選手は、シオタだ。

 かつての人気歌手、東海林太郎を「ショウジ・タロウ」と読める人は、当初、一人もなく、「トウカイ・リンタロウ」とか、「トウカイリン・タロウ」と呼ばれていたそうだ。

 日本にやってきたある外国の知識人が、吉本隆明と対談した時、吉本が、「私の名前は、ほんとうはタカアキなんですが、一般にリュウメイと呼ぶ人も多いです」と聞いて仰天し、「それはまずいよ」と言ったそうだ。

 私はこの記事をどこかで読んだ時、まあ、確かにまずいこともあるかもしれないが、具体的にどうまずいのだろうと思ったのだが、その後、社会保険事務所の混乱でやっとわかった。

 とはいえ、漢字をどう読んでも構わないというのが日本語のいわば真髄なので、データ整理としては、国民総背番号制を導入するしかないだろう。生まれた時に、認識番号を配付するのだ。

 そうすれば、今回すったもんだしている給付金配布問題にしても、ずいぶんすっきりするんじゃないか。

 それにしても、貧乏人の可処分所得を上げたいと思うなら、公共料金の「基本料金」をゼロにするのがもっともスマートなやり方だと思うのだが……。

 あと、「景気上昇策」としては、高速道路の無料化はものすごいインパクトがあると思うのだが、どのマスコミも検証しようとすらしないのはなぜなんだろう。

イントレランスna

2008-11-10 17:10:25 | Weblog
 「アッコにおまかせ」のスタッフが小室容疑者に差し入れをしたので、アッコが謝罪したそうだが、なんで謝罪するのか。

 まあ、とくに「アッコにおまかせ」が小室と縁が深かったとも思えないけれど、同じ業界人として、準身内みたいなものではないか。

 今となっては、差し入れは嬉しいと思うぞ。

 「自分のして欲しいことを他人にせよ」とキリストも言ったではないか。(孔子は「自分のして欲しくないことを他人にするな」だったけど)

 なんだかんだ言って、2000年後も通用することを言っているから、キリストも大したもんだ。

 それはともかく、身内、たとえば両親とか姉妹兄弟が、凶悪殺人犯をかくまっても、かくまったこと自体は罪に問われないのではなかったか。

 「罪を憎んで人を憎まず」って言うじゃないか。

 正直言ってあんまり好きな言葉ではないけれど、さもなければ、「容疑者には飯も出すな、我々の税金だぞ」、ということになってしまう。

 幼児八人殺しの宅間にだって、食事は出す。費用は税金からだが、これは、「出さないわけにはいかないから」という消極的な理由だけでないはずだ。

 ともかく、世の中全体に「イントレランス」=「不寛容」な雰囲気がはびこっているのが嫌だ。



 筑紫哲也が死んだ。

 ヘビースモーカーで、マージャンが大好きで、肺がんでとなると、社会的警告の対象となっていいような「死」のようにも思うけど。


 「もう少し煙草を控えていただければ、と残念です」ぐらい言ったっていいだろうに。


 しかし、なんとなくだけれど、えげつのないマージャンしそうだなあ。いや、本当に根拠はないけど、「強い」という話を聞いて、それは、「えげつない」やり方だから、強いんじゃないかと。いや、本当に根拠はないけれど。

 

新大統領誕生

2008-11-06 20:03:16 | Weblog
 小浜……いやオバマ、アメリカ新大統領に。

 選挙勝利演説の一部をTVで見たが、多くの女性が涙を流しながら、オバマの演説に聞き入っていた。

 これだけ期待度が高いと、大変だなあと思ったが、実際の就任までは二ヶ月あるし、これまで必ずしもはっきりしなかった方向性も徐々に明らかになって行くのだろう。

 久しぶりに内田樹センセイのブログを見たが、アメリカの新大統領選出に祝辞のコメントを述べる麻生首相の顔が苦虫を噛み潰すような顔をしているのは何故かと書いていた。

 ああ、それは私も感じていたことだ。ほんの数秒でしかなかったけれど、ひどく表情が暗いように思った。

 このことに対する内田センセイの解釈は、新大統領はアメリカ国民の期待に応えるのに大童になって、「同盟国」に対しては冷淡にならざるを得ないだろうが、その雰囲気を感じているせいではないかというものだった。

 う~ん……そうかなあ……。麻生の直面している事態は、もっと具体的で、深刻なんじゃないのかな……。

 たとえば、自民党政権が、すでにアメリカから駄目出しされてしまっているとか。

 というのは、NHKが、ブッシュ以後の日米関係を良好なものにすべく、日本の外交官が、ブッシュ以後、対日問題に影響をもつであろう、政治家や知識人にいろいろ働きかけている様子をドキュメントで紹介していたが、アメリカ側の反応はあまり芳しくなかったようだ。

 それは例によって、日本側の提案が安全保障問題、つまり軍事問題をスルーしているからで、憲法の制約のある日本側としては苦悩せざるを得ないといった風に番組はまとめられていたようだが、その「まとめ」は、それはそれであるとは思うけれど、しかし、番組中、もっとはっきりと不満を口に出して示していたことがあったじゃないか。

 それは、日本の政治が機能不全に陥っていることだ。

 このことに、アメリカが猛烈に不満であることが、画面からもはっきり見て取れたが、その責任は誰にあるかというと、はっきり言って自民党にある。

 もちろん民主党(日本の)にだって責任はある。

 しかし、たとえば、一家の中で息子がすっかりぐれてしまって、ことごとく父親の命令に背くようになったとすると、世間から「責任」を問われるのは誰か。

 やっぱり父親だろう。

 何のために父親は権力をもっているのか、ということになる。

 自民党も同じだ。

 「どうにもこうにも、民主党がアレなものですから、にっちもさっちもイエイなんですわ」とかなんとか、アメリカに言い訳したのに対し、「参院では少数でも、衆院では圧倒的多数を占めているんだから、なんとかできるはずだ。それができないのは無能だからだ。今のままでは、民主党に期待するぞ」とか言われたんじゃないか。

 小沢が政権奪取に絶対的自信をもっているみたいなのも、もしかしたら、すでにアメリカからそういう意向を受けているからかもしれない。

 インド洋の給油に難癖つけながら、アフガンへの自衛隊派遣には積極的なのも、アメリカ、EUのアフガン重視姿勢を受けてそうしているのではないだろうか。

 とまあ、若干の希望的観測を含めてなのだけど。(なんでもいいから、高速無料化してほし~の。車ないけど)