久しぶりに「朝生」を見た。
社民党の辻本のおしつけがましい大坂弁、経済評論家(?)萩原(だったか)博子のキンキン声、江田衆院議員の髪の毛の生え際等が気になり、終始ザッピングしまくりながらの視聴だったが、結局、ほぼ最後まで見てしまった。
しかし、なんで江田衆院議員は、「朝生スタジオ」において、あんな特別の地位を与えられているのか。左右に居並ぶ論客を等しく、鷹揚に眺めわたしながら、偉そうに発する彼の発言は、あたかも水戸黄門のごとく、あたかも天下の御意見番大久保彦佐衛門のごとく、あるいは最後の晩さんのキリストのごとく、必ず正しいと、あらかじめ決まっているかのようだ。
そもそもこいつが、自衛隊の給油艦から給油を受けたアメリカの給油艦が空母に給油し、その空母がイラク作戦に従事したのはイラク特措法に違反していると、言い出したわけだが、じゃあ、自衛隊が、たとえばフランスの給油艦に給油し、そのフランスの給油艦がアメリカの給油艦に給油し、そのアメリカの給油艦がアメリカの空母に給油したらどうなるの?と聞いてみたい。やっぱりダメなの? 江田の理屈だと、間に何隻挟まっていようがダメのはず。まったくバカバカしい限り。
大体、給油を受けた空母がイラク作戦に従事したのは、給油を受けてから二~三ヶ月後なんだそうで、もらった油80万ガロンなんか、とっくになくなっている。(昨日の話を聞いていたら、80万ガロンは、大体一週間ほどで消費してしまう量のようだった)
この「討論」の最後のほうになってようやく、給油作戦をもし中止したら日米関係は危うくならないか、という根本の問題が提出されたが、江田いわく、「アメリカに補給艦がないわけじゃないから、たぶん、たいした問題にはならないでしょう」と根拠のまったくない楽観論を言い出し、同席した「右」の論客も同意していた。誰が言ったか覚えていないが、「野党がうるさいもので、御迷惑をかけました、すみませんて言えばアメリカもわかってくれるよ(笑)」、とか言い出すものまであらわれる始末。愕然。
「アメリカもわかってくれるよ」という限り、特措法反対の民主党も(社民党も)日米同盟堅持は賛成らしいのだが、じゃあ、なんで日米同盟にとって有害な主張に固執するのか。給油した先が給油したことが法律違反だから? 百歩譲って、法律違反であることを認めたとしても、法律にも軽重がある。
結局小沢が政局に利用しているだけじゃないか、と田原に言われて、民主党からの出席者二名は、それまでの優勢が一転、そんなことは絶対にないと焦りまくって否定していたが、何をもって「そうじゃない」のかは、まったく言えず。田原が、番組の終了直前に言い出したものだから、時間切れで救われていたが、自民党は、この小沢民主党の弱点をなんでつかないのか。
ミャンマーで、日本人射殺さる。
官房長時代は、「慎重にね」、「ふんふん」ととぼけていれば済んだものも、「首相」となれば、全然ちがう。福田には、首相としての資質の問われる、早速の試練だ。「テンモウカイカイ粗ニシテ漏ラサズ」と言うけれど、本当に、「天の謀りごと」は人の知り得るところではない、とつくづく思った。
社民党の辻本のおしつけがましい大坂弁、経済評論家(?)萩原(だったか)博子のキンキン声、江田衆院議員の髪の毛の生え際等が気になり、終始ザッピングしまくりながらの視聴だったが、結局、ほぼ最後まで見てしまった。
しかし、なんで江田衆院議員は、「朝生スタジオ」において、あんな特別の地位を与えられているのか。左右に居並ぶ論客を等しく、鷹揚に眺めわたしながら、偉そうに発する彼の発言は、あたかも水戸黄門のごとく、あたかも天下の御意見番大久保彦佐衛門のごとく、あるいは最後の晩さんのキリストのごとく、必ず正しいと、あらかじめ決まっているかのようだ。
そもそもこいつが、自衛隊の給油艦から給油を受けたアメリカの給油艦が空母に給油し、その空母がイラク作戦に従事したのはイラク特措法に違反していると、言い出したわけだが、じゃあ、自衛隊が、たとえばフランスの給油艦に給油し、そのフランスの給油艦がアメリカの給油艦に給油し、そのアメリカの給油艦がアメリカの空母に給油したらどうなるの?と聞いてみたい。やっぱりダメなの? 江田の理屈だと、間に何隻挟まっていようがダメのはず。まったくバカバカしい限り。
大体、給油を受けた空母がイラク作戦に従事したのは、給油を受けてから二~三ヶ月後なんだそうで、もらった油80万ガロンなんか、とっくになくなっている。(昨日の話を聞いていたら、80万ガロンは、大体一週間ほどで消費してしまう量のようだった)
この「討論」の最後のほうになってようやく、給油作戦をもし中止したら日米関係は危うくならないか、という根本の問題が提出されたが、江田いわく、「アメリカに補給艦がないわけじゃないから、たぶん、たいした問題にはならないでしょう」と根拠のまったくない楽観論を言い出し、同席した「右」の論客も同意していた。誰が言ったか覚えていないが、「野党がうるさいもので、御迷惑をかけました、すみませんて言えばアメリカもわかってくれるよ(笑)」、とか言い出すものまであらわれる始末。愕然。
「アメリカもわかってくれるよ」という限り、特措法反対の民主党も(社民党も)日米同盟堅持は賛成らしいのだが、じゃあ、なんで日米同盟にとって有害な主張に固執するのか。給油した先が給油したことが法律違反だから? 百歩譲って、法律違反であることを認めたとしても、法律にも軽重がある。
結局小沢が政局に利用しているだけじゃないか、と田原に言われて、民主党からの出席者二名は、それまでの優勢が一転、そんなことは絶対にないと焦りまくって否定していたが、何をもって「そうじゃない」のかは、まったく言えず。田原が、番組の終了直前に言い出したものだから、時間切れで救われていたが、自民党は、この小沢民主党の弱点をなんでつかないのか。
ミャンマーで、日本人射殺さる。
官房長時代は、「慎重にね」、「ふんふん」ととぼけていれば済んだものも、「首相」となれば、全然ちがう。福田には、首相としての資質の問われる、早速の試練だ。「テンモウカイカイ粗ニシテ漏ラサズ」と言うけれど、本当に、「天の謀りごと」は人の知り得るところではない、とつくづく思った。